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Memory Pavillion – Memory Pavillion [CR​-​02]

 Memory Pavillion - Memory Pavillion [CR​-​02]

 – Tracklist –
 01. Passing
 02. Light Rinse
 03. Shader _ Data Pool
 04. Reunite



 - 04. Reunite


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 Release Page Download Free! / pay what you wish. / you can buy it.

 Release Date : 2012.10.01
 Label : Carpi Records

 Keywords : Ambient, Drone.


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フランスの新興レーベル、Carpi Recordsより。詳細は不明ですが、Memory Pavillionのセルフタイトル作がリリースされています。レーベルとしてはカセットテープでの販売をメインにしていますが、実質フリーという形でダウンロードも可能になっています(リリースによってはカセットテープのみ収録のトラックもあります)。

この作品は、短めのAmbient/Droneを4トラック収めた小品。やや粒子の粗い(Lo-Fiといってよいのか)サンドペーパーのようなテクスチュアからは、Drone musicとしてのShoegazeという表現も可能なのかもしれない。黄昏時の空に眺める不安定な雲の流れのような、ゆるやかでスムースで、ほんの少し陰りのあるサウンドスケープは、リスナーの心を、知らず穏やかにする。

映像におきかえて表現することが許されるなら、ズバリ8mmフィルムのそれだろう。輪郭の丸みから生まれるアナログ感覚。ぼやけた輪郭は、まるで頭の中にある記憶のようで。それはすぐにノスタルジアに結びつく。ブラウン管。ビデオテープ。カセットテープ。今とは切り離された(あるいは失われた)、あの頃。サウンドのかすかな粗さが生むざらついた感覚が、風の音だとすれば、電子の波、その持続にあるゆらぎは、揺れる木々の間からチラチラと漏れる陽光のそれ。そのまぶしさに目を細めながら、リスナーは(いや私は)、つかまえられない記憶をつかもうとして、ノスタルジアの中を、浮かび続ける。

アッパーでもダウナーでもなく。おだやかな水面をたゆたうような、独特の浮遊感が、全編でキープされている。仰々しさもなく。音楽的でもない。けれど、よい作品だと思います。収録時間も冗長さがなく、コンパクトで聴きやすい。最近は入浴中にAmbient/Droneを聴いてみたりしているのだけれど、そのレパートリーに加えてみたいと思います。気持ちよさそうだ。恍惚が訪れるやもしれぬ。



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