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LoOmis – A Beautiful Coincidence

 LoOmis - A Beautiful Coincidence

 – Tracklist –
 01. Glims
 02. Tired Flags
 03. Sphyrna
 04. Junker
 05. OurLifeAsOlives
 06. House Shark
 07. So Contagious
 08. DEFuse
 09. Thebes
 10. Sparc



 - 01. Glims


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 Release Page :
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 Release Date : 2012.09.04
 Label : Not On Label

 Keywords : ChillWave, Electronic, Indie, Psychedelic, Vocal.


 Related Links :
  ≫ :: LoOmis ::
  ≫ LoOmis on Facebook / on SoundCloud / on bandcamp
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  ≫ Smiley With A Knife on bandcamp


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LoOmisは、ニューオリンズ出身Patrick Baileyのソロ・プロジェクト。彼の最も新しいアルバム”A Beautiful Coincidence”が、bandcampを通じて実質フリーでダウンロード可能になっています。LoOmis自体は2007年から始まったプロジェクトのようですが、彼は並行して Smiley With A Knifeというバンドでギタリストを務めているようです(バンドが現在進行形なのかは不明)。バンドとしての作品は上記のbandcampから手に入れることができますので、興味のある方は是非。

LoOmisとしてはコンスタントにリリースを重ねていて、多くの作品をbandcampから手に入れることができます。すべての作品を聴いてきたわけではありませんが、初期のころはLo-Fiでありながらも輪郭のハッキリしたサウンドだったのが、徐々に変化してきているように感じます。リズム面ではBeat musicのようなアナログ感を打ち出した、くすんだ調子が目立ってきていますし、ギターの使い方にしても初期はIndie Rock特有の鋭さや抒情性がありましたが、最近はそれが鳴りを潜めてきています。よりソロ的なニュアンスが強くなってきたのと共に、彼の個性的なサウンドが完成しつつある気配。

どのあたりが個性的かという話だけれど、まずひとつめの要素は、IDM/Downtempo/Hip-Hopあたりのアナログ感、丸みのあるリズム。次にギター。シンセは目立った使い方はされていないものの、代わりに表に出ているのがギターのフレーズで、初期の抒情性にとって代わったのが、ディレイやリバーヴを効かせたドリーミィな眩惑感。いくつか作品を聴くとすぐに分かるけれど、彼のギターフレーズには独特の節回しがあって、それは好き嫌いが分かれるところかもしれないけれど、ギタリストらしい滑らかなラインとどこかオリエンタルなメロディは、特別なものに思う。

そういった、アナログなビートとドリーミィな音作りということで、確かにChillWave的ではあるのだけれど、決してステレオタイプに落ち込んでいない。ここで3つめの要素として挙げられるのが、彼のヴォーカルスタイルだろう。メロディをなぞり、歌詞を唄ってはいるのだけれど、サウンドの一部として機能している向きが強い。上へ下へと行き来するようなやはり独特のメロディと、脱力した調子のヴォーカルスタイルが放つのは、ドラッギー、サイケデリックなヴァイブレーション。そうして出来上がるのは、ChillWaveの中にPsychedelicなIndie musicを埋め込んだかのような、摩訶不思議なサウンドなのだ。その個性は強いもので、だからこそ人を選ぶだろう。

何を隠そう、私もその個性に諸手を挙げて賛成していたわけではないのだけれど、ではなぜ今作を取り上げているのかというと、良い作品からだ。何が良いのかといえばバランスが良い。初期のころにあった鋭さ、抒情性が若干のカムバックを見せつつ、けれど最近のLoOmisの十八番であるPsychedelic meets ChillWaveといった怪しい万華鏡的なサウンドは損なわれていない。M-4のようなバタついたリズムや、M-9のようなスモーキーなフィーリングも新鮮だし、もともとは新しいバンド用に書いていたというM-3の冒頭にあるIndieな佇まいったら何だろう。一撃でノックアウトされた。けれどもトラックとしてはしっかりLoOmis色なのだから、お見事だ。とにかくアルバム全体のトータルバランスが優れている。これまでの集大成といったら言い過ぎかもしれないけれど、LoOmisのサウンド、その魅力が詰まった作品になっている。決して陽性のイメージはないし、ポジティヴなサウンドではないかもしれない。アクの強いドラッギーな音像の受け取り方は人それぞれだろう。夢の中の詠唱のような、怪しいサイケデリア。そこに見るのは、悪夢かそれとも―


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LoOmis :: DEFuse




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