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aboutus – От окраины к центру [MNMN174]

 aboutus - От окраины к центру [MNMN174]

 – Tracklist –
 01. Boddicker vs Murphy
 02. Tiranium Pollak
 03. Year to a doomsday (feat. Anna Barinova)
 04. Воображение
 05. Всё означает, нет
 06. От окраины к центру



 - 05. Всё означает, нет


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 Release Page :
  ≫ [ main ] / [ ifolder ] / [ rutracker.org ] Download Free!
    (※ifolderからのダウンロードについてはこちらを参照してください。rutrackerについては、こちら

 Release Date : 2012.11.17
 Label : MNMN Records

 Keywords : Ambient, Bass music, Electronic, Glitch, Hardcore, IDM, Melodic, Strange.


 Related Links :
  ≫ aboutus on SoundCloud / on PROMODJ / on VK (VKontakte)

  ≫ Alexey Maslov on VK


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ロシアンネットレーベル、MNMN Recordsより。aboutusの作品がフリーでリリースされています。サウンドを聴いて、てっきりソロユニットだと思っていたら、レーベルのプロフィール画像みて鼻水吹き出しそうになりました。色調加工された4人のメンバーが、ご機嫌な調子でカメラ目線を決めていたものですから…。もともとはVladimir IvanovとAlex Nazarovの二人で始めたプロジェクトのようです。

なんともストレンジなサウンドスタイルです。アブストラクトなわけではなくて、どちらかといえばメロディは流れている方。使われているパーツが通常とは異なるわけではない。組み合わせ方がマジカルだ。そこからどうしてそこにいくんだろう、というような繋げ方をするんだけど、でもそれで聴かせてしまうという、これは剛腕なのかセンスの賜物なのか、よく分からない。食べ物に例えていえば、創作料理のような。それとそれを組み合わせちゃうのっていう。それちょっと不味いんじゃないの?って思わせて、食べてみたら全然不味くないっていう。

トラックごとに味わいも異なっていて、どこに芯があるのかもいまいち分からない。Pop志向だとは思う。M-1なんかはBreakcoreのようなハードなスタイルに、ヘビーかつキャッチーなギターフレーズ(Metalの影響も感じる)を取り入れた、豪快なサウンドで、シンプルなカタルシスが得られる。と思ったらM-2が、Dark Ambientな湿った空間と、Industrial/Gothicなテイストのサウンドやエフェクトが混ぜ合わされた、シネマティックな小品に。M-3がGlitchyなIDMといっていいだろうか、Electronicなバックトラックに、ポエトリー・リーディング/スポークン・ワードのような声部を挿入した前半から、徐々にLo-bit風のシンセが顔を出し始め、中盤でやや抽象に流れたあとは、序盤で聴こえた鍵盤の旋律を再びもってきて、そのあとBass musicのようなBleepyなサウンドに突っ込んでいく。しかも後ろではドラマチックなストリングスのシンセと、ディストーションギターが絡み合っている。最後は流麗なストリングスで締めくくられるので余韻はセンチメンタルだが、そこに至るまでは山あり谷ありの物語のような。

M-4はピアノとギター(控えめながらPost-Rock調だ)を生かした、ひときわMelodicなトラックになっている。Bass musicの影響も顕著な分厚いシンセが随所で出てくるが、リズミカルでMelodicなギターがトラックを牽引していて、そのちょっとした感傷性、さわやかなサウンドスケープは、部分的にはまるでインディーバンドのような雰囲気があって、なんとも不思議な聴き心地。

ラストのM-6‘От окраины к центру’は、ラジオのチューニングのような鋭いノイズと、幻想的でMelodicな電子音、そして重厚なリズムが組み合わさったIDMからはじまり、途中でブリブリのシンセを入れた後、丸く温かみのある電子音で締めるという、基本的にはMelodicなんだけど、やはり歪さを感じさせる仕上がり。

何回も聴いているとさすがに構造上の新奇性というのは弱まってくるのだけど(ノイズも聴きなれてしまえばノイズではなくなるという話と似ている)、それでも聴かせる力があるのは、やっぱりメロディを捨てていないからだと思う。構造上のヘンテコ具合の面白さと、メロディによる音楽的なカタルシスが味わえる、ユニークな作品です(なんだか寡作の様子なので次回作は望めなさそうだが)。かくて音楽フロンティアというロシアに対する私のイメージは無事に保たれたわけですね。


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(CC) by – nc – nd 3.0



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