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BIRDY Oo – Sea Songs [DC130]/[MNMN103]

 BIRDY Oo - Sea Songs [DC130]

 – Tracklist –
 01. DEAD TREES
 02. 海の宝
 03. SEA
 04. BIKINI
 05. DOUGHNUTS
 06. 목소리
 07. 자신 생각 없는 사람
 08. A-A-A
 09. 너 함께
 10. WALKING IN THE RAIN
 11. JAPANESE INDIE
 12. 좋은 아침



 - 03. SEA


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 Release Page :
  ≫ [ Dramacore ] / [ MNMN Records ] / [ bandcamp ] Download Free!

 Release Date : 2013 / 2012
 Label : Dramacore / MNMN Records

 Keywords : Alternative, Indie, Lo-Fi, Number Girl, Punk, Surf music.


 Related Links :
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BIRDY Ooはモスクワのトリオバンド。2010年にArseny (guitar, vocals)、Aigul (drums) 、Ivan (bass)の3名によって結成されています(VANYA – BASS、GULYA – DRUMSという表記も見かけるが、メンバーチェンジがあったのか、同一人物なのかは分からない)。今作は彼らの1stアルバムで、オリジナル・リリースは2012年2月。同時期にロシアのネットレーベルMNMN Recordsからもリリースされていましたが、今回アメリカのネットレーベルDramacoreからも、改めてリリースされました。

Dramacoreのリリースページを読むと “The main influences are Mukai Shutoku, Steve Albini and UhUhBoo Project.”という言葉がある。向井秀徳にスティーヴ・アルビニ(あるいはShellac)とくれば、“鋼”という言葉が似合う、シャープにしてソリッドなインディ・ギターロック、パンク、ハードコアなサウンドが想像できる。かくしてその期待は、裏切られない。

金属的な鋭さと、シャリシャリとしたサンドペーパーのようなザラつきを合わせ持った、Lo-Fiな仕上がり。これはきっと、意図的なものだろう。ちょうどNumbre Girlのメジャー1stアルバム“SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT”あたりを彷彿させる。歌唱スタイルにしても、ところどころにある予定調和を無視したシャウトや語尾のしゃくりあげは、確かに向井秀徳だし、メロディを唄うというよりは語りのような淡々とした調子は、Shellacのそれに通じる。

でもたとえばShellacのような地下室的窒息感や、Number Girlのような居合抜き的緊張感というヤツは濃厚ではなくて、正座して聴くようなかしこまった空気はない(これは単に私の捉え方の問題なんだけれど)。であるからして、そういったものがないのであれば、ここに何がほしいかというと、メロディがほしい。でもそれをやると“SCHOOL GIRL BYE BYE”(私がNumber Girlの中でいっとう好きなアルバムだ)に接近してしまうような気もするし、それはそれでツマラナイのかもしれない。

即興っぽい鋼の振動や、夏の日差しを思わせるギラついたギターなどは私の琴線に触れまくりなんだけれど、それをBIRDY Ooの個性とするには、あと何歩か足りないというのが、つまるところ。ロシア発なのに歌詞が英語と韓国語というのは、おもしろいし(‘海の宝’に関しては日本語だ)、‘BIKINI’におけるサーフ調の疾走は、作中で異色のヴァイブレーションを放っている。そういったところに突破口があるような気もする。でも思えば当のNumber Girlだって“SCHOOL GIRL BYE BYE”のころはPixiesだの何だのってヤイヤイ言われたもんな。だからこういうやっかみは、影響源がデカ過ぎるバンドが一回は通る道、なのかもしれない。ということで日本の雄であったNumber Girlを最もストレートに思い出させたトラック‘SEA’を貼りつけておきます。冒頭のこの感じ、中盤~後半に登場する夏ギターったら。よいなあ。透明雑誌が台湾版Number Girlといわれたなら、このBIRDY Ooはロシア版Number Girlといってもよいだろう(前者の方が多分にPopだけどな。抽出してるエッセンスが違うんだろう)。

ちなみに影響源にあるUhUhBoo Projectというのは韓国の音楽ユニットのようですが、コミカルな曲調とコブシを効かせた歌唱が印象的な、ユニークなサウンドを鳴らしています(今作のM-8あたりにその影響が見える気がする)。興味のある方はYouTubeなどを散策してみてください。あとDramacoreってこんな作品リリースするんだな。侮れねーな。


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(CC) by – nc 3.0 us / by – nc – nd deed 3.0 ru / by – nc – nd 3.0



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