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Mesita – XYXY EP

 Mesita - XYXY EP

 – Tracklist –
 01. Alone Is Okay
 02. Hostages
 03. Kingston
 04. XYXY



 - 04. XYXY


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 Release Page * = pay what you wish. / + = 24bit/44.1kHz WAV) :
  ≫ [ bandacamp* ] / [ mediafire pt.1+ / pt.2+ ] Download Free!
   (※今作はアルバム“Future Proof”に再収録される形になったようで、bandcampにあった単体でのリリースページは削除されています)

 Release Date : 2013.04.23
 Label : Not On Label

 Keywords : Alternative, Electronica, Indie, Piano, Vocal.


 Related Links :
  ≫ Mesita on Facebook / on SoundCloud / on YouTube / on Tumblr / on Twitter


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コロラド州はデンバー出身のミュージシャン、James Cooley。彼のソロ・プロジェクトであるMesitaの作品が、実質フリーという形でリリースされています。これまでにもいくつか作品をリリースしていますが、今作の他には、“Cherry Blossoms LP + No Worries EP”をフリーで提供してくれています。また今作、mediafireから入手できるファイルはサイズが多少大きいため、pt.1とpt.2に分けられています(したがって2つのファイルをダウンロードすることで4曲が入手できます)。

“Cherry Blossoms LP + No Worries EP”と比べると、だいぶ変わった印象があります。その頃は、いわゆる宅録色が濃くて、たたずまいはLo-Fiなベッドルーム・ポップ。それが前作“The Coyote”あたりから、エレクトロニクスを感じさせる深みのある音作りが目立ち始めました。ギターをメインに据えた作風は変わりがありませんでしたが、メロディ、歌唱スタイルが内省的になってきたことと相俟って、いわゆるElectronica(あるいはElectroacousitc)への接近を感じさせました。

そして今作。ギターを脇に置いて、代わりにピアノを主軸にしているように思えます。冒頭の‘Alone Is Okay’からして、美しいピアノの流れが真っ先に耳に飛び込んでくる。澄んだ空をゆく雲、あるいは水の流れといった、透明感をもったイメージが頭に浮かんでくる。そしてJamesの歌声がまた印象的だ。以前とは変わって、とても抒情的で、もちろん歌詞はあるのだけど、この声だけで感情表現できていそうなくらい―愁いをもった裏声が目立っていて、聴き心地はとても感傷的だ。初めて聴いたときは曲調も関係しているんだろう、Judah Nagler(The Velvet Teen)やBrian McSweeney(Matthew)を想起した(ということは、そのうしろには御大Thom Yorkeが鎮座しているのかもしれない)。

曲のスタイルも、いわゆる典型的なバンドスタイルからは離れている。リズムにしても、ライヴ感のあるものもあれば、明らかな電子的響きを持っているマシーナリーなものもあり、決して固定されていない。M-3などはギターへのエフェクトかシンセか分からないけれど、バックに風景的な流れがあって、Shoegazeっぽくもあるんだけれど、ビューティフルなピアノの転がりもあり(はるか後方ではLowbitな電子音が瞬いている)、またリズムもおそらく編集されたBreakbeatだったりして、さまざまな要素が入り乱れていて、非常に不定形、抽象的、複雑なイメージ。でもすべてがひとつの空間の中にフィックスされていて、聴き心地はAmbientやElectronicaのウタモノのようで、この辺りも以前のサウンドとの違いを感じさせる。

M-4ではAmbienceの中に幽玄なブラスを取り入れたり、ちょっぴりLo-Fiなリズムに途中でBleepyなエフェクトをかけてきたり、ピアノはジャズチックな響きを持っていたりで、音像はエモーショナルかつ混沌としているのに、透明感を醸し続けるという、絶妙なバランス感覚を披露している。

初夏の季節に聴いていることもあるのか、全編に散らばるピアノの旋律には、どこか散る桜を思わせるはかなさがある。色でいうなら、透明感をもった水色から青。以前と違って勢いのある曲は収録されていないのだけれど、この風景的な美しさと宅録経由のマジカルポップなバランス感覚の融合は注目に値するでしょう(すでにFacebookでは6000以上のLikeを獲得している)。再度ギターを手に取るような記述もありますが、個人的には今後もこの路線―ピアノ主軸でいってほしいなあと思ったりします。


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source is NetMusic Life. thanks.



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