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Olivaw – Tonight We’ll Rewind The Tape With Pencil LP [UP012]

 Olivaw - Tonight We'll Rewind The Tape With Pencil LP [UP012]

 – Tracklist –
 01. Teenage Feelings
 02. The City And The Sea
 03. The Guardians of Time
 04. A Long Walk
 05. Summer Breeze
 06. City Slickers
 07. The August Sky
 08. Like In The Movies
 09. Daydreams
 10. Sleepless Nights
 11. Epilogue



 - 10. Sleepless Nights


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 Release Page * = pay what you wish.) :
  ≫ [ UP Musik* ] / [ SoundCloud ] Download Free!

 Release Date : 2012.09.23
 Label : UP Musik

 Keywords : ChillWave, Electronic, House, Nu-Disco, Melodic, Synthesizer, 80s.


 Related Links :
  ≫ Olivaw on SoundCloud / on bandcamp / on VK (VKontakte)

  ≫ Olivaw on FFM (FAR FROM MOSCOW)


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ロシアンネットレーベル、UP Musikより。Olivawの作品が実質フリーという形でリリースされています。現時点での最新作は2013年5月の“Jupiter Says”(これは彼のbandcampから入手可能)。また彼はcontagi0usという名義でも活動しており、そちらではPost-Rockなサウンドを鳴らしているようです。興味のある方は是非聴いてみてください。

そして今作ですが、これが全編じつにMelodicなElectronic music。影響源としてはHouseやDisco(Nu-Disco), ChillWaveなど、シンセを基調にしたサウンドが嗅ぎ取れますが、そのどれかに当てはめることは、ためらわれる。また80sへの憧憬を底に忍ばせたサウンドからは、どこかオールドスタイルなVGMのような、ノスタルジアが漂ってくる。上に挙げた最新作“Jupiter Says”では、80sを感じさせつつも、Electronica/Indietronica、ひいてはAlternativeまでを含めたような、幅広いサウンドを聴かせくれて(しかもPopだ)、いってしまえば、そちらの方が作品としては優れているのかもしれません。しかし私があえてこちらを取り上げた理由は、なんといっても、その聴き心地、高揚感にある。

なぜに電子的質感をもったシンセというのは、こんなにも中毒性があるのだろう。すべての人に同じように機能するとは思わないけれど、この中毒性を自覚する人は多くいるはずだ(ちょうど今だったら、稀代のプロデューサである中田ヤスタカのサウンドが、その中毒性を示すひとつの証拠になるかもしれない)。今作においては、ほとんど全てのトラックにおいて(ここが肝だ)、きらびやかな響きとストレートなメロディをもったシンセが迷いなく鳴らされている。なおかつボトムを固めるHouseなリズムが鳴り響き続け、自然と気持ちはノせられる。その様はまるで、リスナーの耳から入って、脳みそを、体を、揺さぶり続け、高揚感で理性を麻痺させんとするかのような。そのくらいにスタイルが徹底されていて、間違いなく全編が同じカラーで彩られている。Melodicでありながらも保たれる、この徹底的な統一感というやつが、私が今作を好む理由のひとつでもある。

シンセの帯が幾重にも絡まってのびていく様子には、飛翔するイメージがある。浮遊ではなく飛翔。光の帯を身にまとい、輝く粒子をまき散らしながら、大空のどこかに向かってスピード上げて、突っ込んでいくような、爽快感。M-2やM-7, M-10の中ではギターを効果的に取り入れるなどして、統一されたスタイルの中でも巧みに変化をつけることで、リスナーの耳を飽きさせない。ちなみにフェイバリットはM-10‘Sleepless Nights’。景色の流れを生み出すシンセの音色、フレーズ、その広がり、展開が、ツボなのです。ちょっぴりの哀愁もまた惹かれる。

ラストの‘Epilogue’だけは、シンセ・サウンドを活かしつつも、深海のようなDeepでAmbientなサウンドスケープが広がり、作品の締めとして機能する。その直前までは極上のSynthWaveが保たれます。ここまでの作品はなかなかない。傑作だと思います。


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(CC) by – nc – nd 3.0



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