ABRAcaDABRA

Netaudio explorer

Apollo Vermouth – Sycamore

 Apollo Vermouth - Sycamore

 – Tracklist –
 01. Sycamore
 02. Adolescent’s Prayer
 03. Safe



 - 01. Sycamore


+ + +


 Release Page * = pay what you wish.) :
  ≫ [ bandcamp* ] / [ mediafire ] Download Free!

 Release Date : 2013.06.26
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Drone, Shoegaze.


 Related Links :
  ≫ Apollo Vermouth
  ≫ Apollo Vermouth on Facebook / on bandcamp / on Twitter

  ≫ White Tropics


+ + + + + +


アメリカはウィスコンシン州ミルウォーキーのミュージシャン、Apollo VermouthことAlisa Rodriguez。彼女の新しい作品がフリーで公開されています。活動の基盤はNoisy Arcadeであり、これまでにもいくつかのリリースがそこから行われています。今作に関しては今のところレーベルは通っていない様子。

およそ彼女が関わったと思われる作品は、Facebook上にリンクが示されているmediafireから、フリーでダウンロードが可能になっています。初期の作品と思しき“Psychic Youth Rally”, “Third Summer of Love”では、ギターによるImprovisation/Noiseな傾向が顕著で、鳥獣の鳴き声のごとき荒々しさと鋭さが発せられています。しかし作品を追うごとに、徐々にギターの輪郭を感じさせない音作りに移行している様子で、DroneとしてのShoegazeといってもよいでしょうか、Ambientの方向に近づいています。その聴き心地は、彼女が所属するもうひとつのプロジェクト、White Tropicsのサウンドに近しいかもしれない(強いていえば、あちらの方がより耽美的か)。

作品によってはリズム(ドラムマシン、ないしは実際のプレイ)を入れているものもあったのですが、今作に関してはリズムはない。始まりから終わりまで、粒子の粗いレイヤーが、空間を埋め尽くしていく。静かに、重く降り積もる、白いヴェール。乳白色にかすむ視界。頭の中にある、複雑な思考のしこりが、ゆっくりと融解、あるいは霧散していくような。ひたすらに持続する音の流れの中で、鎮静化される理性。耳を傾けるうちに、奇妙な話だけれど、一瞬音がなくなったような、錯覚が訪れる瞬間がある。すべての感情的ささくれが飲み込まれ、平らに均されていく。さながら凪のイメージ。決して甘みのあるサウンドではないのだけれど、不思議な安心感が、ここにはある。

保たれる重みと浮遊感。上がりもせず、下がりもしない。一定のラインで放たれるDrone/Shoegazeの追憶的サウンドスケープがリスナーに与えるのは、希望か諦めか。あるいはそれすら飛び越えた何か、なのかもしれない。印象は地味ですが、好きな作品です(全作品を聴いてきたわけではないですけど、聴いた中では一番好きですね)。興味を持った方は上記bandcamp、あるいはFacebookからmediafireへと、足を運んでみてください。あとNoisy Arcadeが彼女に行ったインタビューがレーベルのサイトに掲載されていますので、そちらも併せてどうぞ( ≫ Interview with Apollo Vermouth)。



コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。