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Poodleplay Arkestra – Developments In Calligraphy [BFW209]

 Poodleplay Arkestra - Developments In Calligraphy [BFW209]

 – Tracklist –
 01. An Array Of Astral Hula-Hoopers
 02. Ochre Landscape
 03. Charcoal Sunflowers
 04. Developments In Calligraphy
 05. The Laughing Pigeons Of Venice



 - 01. An Array Of Astral Hula-Hoopers


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 Release Date : 2013.08.26
 Label : BFW recordings

 Keywords : Acoustic, Ambient, Electronica, Melodic.


 Related Links :
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  ≫ Poodleplay Archetype on bandcamp


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イングランドのネットレーベル、BFW recordingsより。マンチェスターのプロデューサ、Poodleplay Arkestraの新しい作品がフリーでリリースされています。彼のレーベル初期のころからリリースを重ねていて(初リリースはカタログ番号“BFW003”だった)、今作で通算5作目。すっかりレーベルの看板アーティストのひとりになっています。

ギターやストリングスなどのAcousticなインストゥルメンタルに、ささやかな電気的処理を加えた、WarmlyなAmbient/Electronciaが彼のスタイル。もともとメロディを生かした音作りをする人で、それは今作でも健在。美しく、ドラマティックなサウンドスケープを堪能できます。これまでに比べてどこか輝かしいイメージがあるのは、使われている音色や、エフェクトのせいかもしれません。金属的な音色(シンギングボウルっぽい。この辺りは過去作にもみられるWorld musicの要素につながる)や、エレクトロニクスを感じさせるエフェクトが散見されて、空間・余白を生かすというよりは、音の鳴りや響きを生かした音作りになっているように思います(そういう意味では近作の“Theory Of Colour”の系譜に連なるか)。

M-1を聴いて感じた音数の豊富さも、印象的でした。目の前の空間に花が咲き乱れるような、カラフルなイメージが広がります。ゆるやかなリズムの上を流れていく、ゆるやかなメロディが、心地よい。M-2の‘Ochre Landscape’はギターがメインに据えられている。荒涼とした大地とその上を吹き抜ける風、そこにある哀愁を感じさせます。後半に入ってくるワンフレーズがドラマティックに風景を盛り上げる。‘Charcoal Sunflowers’も、これまた、ゆるやかなリズムがよいですね。枯れゆく花、色あせた風景にあるような、少しの寂しさが漂う。

彼の音楽の何が心地よいのかと考えながら聴いていたのですが、リズム、あるいはテンポといってもよいでしょうか、音の流れるスピードなんじゃないかと思いました。私の好きな物書きの人が、エッセイで音楽と文章の在り方を結びつけて、“文章も要はリズムだ”という旨のことを書いていた。“極論すれば、リズムさえよければ、多少の内容のおかしさなど気にせず読める”と。リズムが合えば心地よいし、合わなければ当然心地はよくない、悪いということになる。当たり前すぎるかもしれないけれど、これは音楽にも当てはまることだと思う。リスナーにとってリズム(あるいはテンポかグルーヴか)が合う音楽、合わない音楽は存在するでしょう。

つまるところ、Poodleplay Arkestraの音楽は、私にとって心地よいリズムが流れているということですね。考えてみれば人体のエンジン、動力部分たる心臓がリズムを刻んでいるのだから、人間にとってリズムってやつが重要でないはずがない。今作の、特にM-1やM-3は、頭の中を流れていく景色の流れ、そのスピードがとても心地よくて、うっとりしてしまう。おだやかな川の流れや、海の波のような。この根本的な心地よさというやつが、彼の作品には通底しています。今作を聴いて感じるところがあった方は、これまでの作品も是非聴いてみてください。上記bandcampからたどれます。きっと裏切られないことでしょう。聴いて損はありません。ついでにちょっと足をのばして、別名義Poodleplay Archetypeの作品を聴いてみるのもよいと思います。

今回過去の作品を聴き返していて、印象的だったトラックを以下に。初作“Windy Miller’s Cocaine Years”に収録されている‘Black Spring’のRemixです―



 - Black Spring (Beach Mix) / (from Things To Take To The Beach): 空間に吸い込まれていくピアノ、こだまする電子の響き。森の中のような静けさ、深遠さがよいです。


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(CC) by - nc - nd 3.0



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