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NASA ULTIMA – [CHAPTER 3​]​新婚旅行 DELIGHT

 NASA ULTIMA - [CHAPTER 3​]​新婚旅行 DELIGHT

 – Tracklist –
 01. Southern Brew
 02. Do U Wnt 2
 03. Up In the Clouds
 04. Rest of our Lives
 05. Love is Stronger
 06. Taew’s Yetoob
 07. New Generation
 08. For Me
 09. Balcony
 10. @Room Service@
 11. Eccojam B8
 12. Drive



 - 03. Up In the Clouds



 - 06. Taew’s Yetoob


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 Release Date : 2013.11.03
 Label : Not On Label [on bandcamp

 Keywords : Breakbeat, Electronic, Glitch, Psychedelic, VaporWave.


 Related Links :
  ≫ NASA ULTIMA on Last.fm / on bandcamp


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プロフィールは定かではありませんが、NASA ULTIMAの3作目“新婚旅行 DELIGHT”が、気になる作品だったので、感想を書いています。[CHAPTER 3​]​という言葉がついていますが、前2作にもきちんと[CHAPTER 1], [CHAPTER 2​]と付されています。関連性があるのかな? よくは分からないんですが、でも[CHAPTER 1]​が“ロング·ウェイ·HOME”、[CHAPTER 2​]が“ビジョン 上に 地平線”、そして今作が“新婚旅行 DELIGHT”となっているので、どことなく旅―それも飛行機による―を想起させる部分はありますね。

これまでの作品はちょっとIndsutrialだったり、Dark Ambientな節があったりはしましたが、わりとVaporWaveのマナーに即した作風でした。ところが今作はどうも様子が違う。冒頭の‘Southern Brew’からいきなり、Drum’n’Bassのような、細かいBreakbeatが聴こえてくる。かと思ったら、急に場面が転換して、ハンマービートとミニマルな電子音で、鈍色の夢が展開する。意表を突かれました。

以降のトラックではいかにもVaporWaveといった聴き心地のものも出てきますが、全体的にリバーヴやディレイを効かせているのと、ミニマルな展開の中にBreakbeatやGlitchといったリズム面での緩急を盛り込んできているのが、特徴的です。M-3, M-5を聴いていると特に思うことですが、このミニマルなディレイ、リバーヴによるPsychedelicな空間というヤツが、このNASA ULTIMAの個性のひとつであるようにも思います。曲のつなぎ方にも意図的なものが感じられて、特にM-4からM-5になだれ込む過程は、静から動への流れがモーフィングみたいで面白いです。

M-6ではOSの起動音をフィーチャーすることで、きっちりとInternet感を打ち出してVaporWaveのカラーを出しているように思わせつつも、GlitchyなBreakbeatを効かせた、ElectronicなHip-Hop調のトラックを披露。カッコいい! M-9で、ブラスを生かしてアダルトでムーディな空気を流した後が、ちょっぴり抽象に流れます。M-10はまだフワフワとした電子音が音楽的な力を持っていますが、M-11は重いビートとサンプリングされたヴォイスが響き渡る、ひときわPsychedeicな様相に。なんだか読経にも似た瞑想感があって、精神世界への入り口が開きそうなくらいです。サイケ!

ラストのトラックがまた個性的で、“天空の城ラピュタ”から‘君をのせて’の旋律を拝借しているんですが、Hip-HopのビートやTrance調のシンセと組み合わせつつも、原曲のもつある種の暗さ(レクイエムのような)がまったく消えておらず、すごく不思議な聴き心地になっています。

思うに、根っからVaporWaveに傾倒しているわけではなくて、ひとつの要素としてしか捉えてないんでしょうね。だからさまざまなサウンドを横断するような作風になっているし、王道のソレにありがちな、だれ気味な部分が少ない(後半少し失速するけれど、前半から中盤はメリハリがあってすごくよいです)。次の[CHAPTER 4]​もあるのであれば、どんなサウンドになっているのか、興味があります。是非聴いてみたい。たぶんこういう風にラフにVaporWaveのエッセンスを取り入れたプロデューサ/トラックメイカーは、今後もっと増えるんでしょう。VaporWave側からの派生ではなくて、違う領域からの浸食というか。それもまた楽しみです。



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