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Alesaparanoid – Dead People

 Alesaparanoid - Dead People

 – Tracklist –
 01. Enter
 02. Life is not Eternal
 03. Dead People
 04. Dead Scream
 05. Waiting
 06. Die
 07. Last Day
 08. Turn Around
 09. KTA2
 10. Eternal Agony
 11. Hope
 12. Block Rockin Beats
 13. Escape



 - 04. Dead Scream



 - 12. Block Rockin Beats


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 Release Page:
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 Release Date : 2012.01.13
 Label : Not On Label [on bandcamp

 Keywords : Digital hardcore, Electronic, Industrial, Rhythmic noise.


 Related Links :
  ≫ Alesaparanoid on Last.fm / on SoundCloud / on bandcamp


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ウクライナの(おそらくは)ソロ・ユニット、Alesaparanoid。彼の作品がbandcampを通じてフリーで配信されています。現時点での最新作は2013年のAparanoiaですが、今作の方がジャケット画像も含め、私の好みにマッチしているので、こちらを取り上げています。

あんまりこういう作品はとりあげてきていないので、何だよ急に?って思われるでしょうか。別にBiSの”STUPiG“がデジタル・ハードコアだったからとか、そういうことではないです。このブログを隅々まで読んでくれている人なんていないと思いますが、それでも何となく私がIndustrialなサウンドが好きだったり、ホラーが好きだったりと、破壊的、退廃的なイメージを好んでいるようだと、気付いている方もいるかもしれません。そう! もともと好きなんですよ(とかいってもAtari Teenage Riotとかまるで聴いていないんですが…。きっと私の中にあるこういった音のルーツは、NINやMinistry、その周辺なんでしょう)。

ということで、この作品のよいところを。まずGothの要素がほとんど嗅ぎ取れない(次作の“Aparanoia”にはちょっとだけその匂いがある)。これはタイミングの問題もあるのでしょうが、Industrialかつシアトリカルな空気に飲み込まれたいときも確かにあります。でも逆にそれが野暮ったく感じられるときもあるんです。つまりその野暮ったさがない。これが一点目。

次に歌が入っていないこと。これが二点目。Gothの話にもつながってきますが、この手のサウンドにNew Wave経由の耽美的な歌声を入れてくるバンドなりアーティストさんなりはままいると思いますし、それが作品の世界をより強固なものにしてる場合も、もちろん多くあります。けれどその逆に、サウンドにアンマッチな歌声が、その世界を損なってしまっている場合もまた、多くあるように、私は感じています。サウンドはすごくカッコいいのに、歌が入ったとたんガックリというのは嫌なものです(上から目線でスイマセン…)。そのガッカリが回避されているというのが、今作のよいところ、二点目。

あとは説明不要というか。硬質にして重厚なギターリフの応酬。ドラムを使わなくてもリズミカルなのはデジタル感がたっぷりだからでしょう。マシーナリーなブレイクが巧みに織り込まれていて、ノイジーな壁と壁の間にある一瞬の空白が、さらなるカタルシスに結びついていきます。空から途方もなくバカでかい鉄の塊が落ちてくるような、それをなす術もなく眺めているような、‘Dead Scream’、Melodicな電子音のフレーズと、バイオレンスなギター、ノイズ、マシンビートを組み合わせた‘KTA2’、その流れを引き継いだ、凶暴な音像の中にメロディをにじませた‘Eternal Agony’、うねるギターリフと呼応するリズムが作中でもっとも肉体性を感じさせる‘Block Rockin Beats’、最後はしっとり締めるかと思いきや、そうは問屋が卸さない‘Escape’、などなど、聴きどころ多し。ゴリゴリのDigital hardcore/Industrialサウンドの中でも、上手に変化をつけてきています。そして後半にいくにつれて盛り上がる構成。

スマートで分かりやすく、きっちりカタルシスを与えてくれる、すばらしい作品だと思います。気に入った方は、是非ほかの作品も聴いてみてください。

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