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memory cards – Dreamcast Aways Collection

 cover

 – Tracklist –
 01. All the Time
 02. Forever Ago
 03. Alexa
 04. All the Things You Saw in Me
 05. To Be Held
 06. Re-triggering
 07. I Still Dreamt of You
 08. December, Together
 09. Phoenix Downs
 10. Glistening



 - 02. Forever Ago



 - 04. All the Things You Saw in Me


+ + +


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 Release Date : 2014.02.14
 Label : Not On Label [on bandcamp

 Keywords : Ambient, DreamWave, Electronica, Hip-Hop, Juvenile, Nostalgia, Sample-Based.


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ロサンゼルスのトラックメイカー/プロデューサ、memory cards。彼の新しい作品が、bandcampを通じて実質フリーという形でリリースされています。今作収録の‘Forever Ago’は、2013年末にBad Panda Recordsからシングルとしてリリースされていますが、レーベルの情報によれば、当時彼はまだ12歳(!)。

頻出する“ノスタルジャーp s 1”というワードから考えるに、memory cardsという名義はPlay Stationのそれを指しているのでしょう。そしてこのジャケットイメージは、言うまでもなく日本のアニメ“交響詩篇エウレカセブン”からの抜粋(厳密にはアニメのワンシーンではなく、CDの初回特典ステッカーのイラスト[描きおろし]みたいです)。Facebookの影響源には、“Hayao Miyazaki, Hideaki Anno, & Mamoru Hosoda”といった、著名なアニメーション作家の名前がある。とくれば、彼もまた日本偏愛型トラックメイカーの一人かと推測できるわけですが、かくしてその推測(と期待)は裏切られません。

明言はされていませんが、おそらくはサンプルを使っていて、それらをEditした、つまりはHip-Hopが、彼の主たるスタイルでしょう。こう書くとすごく凡庸に思われるかもしれませんが、彼のサウンドには特徴があって、それはもう、ドリーミィでノスタルジックなのです。ノスタルジャーという言葉を使うだけはあります。

リズムは完全にHip-Hopなのですが、その上に乗っかってくるシンセだったり、ヴォーカルだったり、あるいは空間的な処理だったりが、Ambient/Electronica的なノスタルジックな質感、メロディをもっていたり、POP(J-Pop)なフィーリングをもっていたりするんです。サンプルの選択とその組み合わせ、それらを編集する手腕の巧みさ、お見事です。

トラックによっては思わず私、泣きそうになったりするんですが、ものすごいマジックですね。特にM-2やM-4は心の琴線~涙腺までを直撃しました。M-2‘Forever Ago’は、スローに上下するシンセのラインが繰り替えさえるだけのシンプルなトラックなんですが、この温かくどこかチープな響き、そしてLo-bitな質感はチャイルディッシュでもあり、まるでいつかどこかでなくしたものが、目の前でフワフワ浮かんでいるような、ドリーミィな喪失感に襲われます。VGMチックでもあります。

M-4‘All the Things You Saw in Me’は、今敏監督の“パーフェクトブルー”(1998)の挿入歌“想い出に抱かれて今は”をサンプリング、Editしています。原曲自体が傷心的な感情を綴っていますが、ここではさらにディレイ、リバーヴ、変調などが行われて、夢見心地、思い出感が強化されていて、気が付くと意識がどこかにさらわれています。

M-8では宇多田ヒカルのPassionからコーラスをサンプリングしていて、ChillWavy、ドリーミィなサウンドの中に違和感なく埋め込んでいます。‘Passion’の利用はおそらく“KINGDOM HEARTS II”経由でしょうが、この部分からも彼が日本のビデオゲーム(VGM)、Pops(J-Pop)を好んでいる様子がうかがえます。

そしてこういったサウンドを見事にまとめあげているのが、先にも触れたこのジャケットイメージなんです。物語としてのボーイ・ミーツ・ガール、ジュブナイルが孕む、ロマンチックな部分と、ノスタルジックな想いと、(いろいろな意味での)喪失感もあわせもっていて。そしてこの、手をつなぎながら、微笑みながら、大空を落下する、幸せな浮遊感。まさに今作のサウンドを表すヴィジュアルイメージとしてドンピシャです。お見事。

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