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Sessile – Concrete Colors

 Sessile - Concrete Colors

 – Tracklist –
 01. Sediment
 02. Concrete Colors
 03. Here Comes the Rain
 04. Keep the Treasure
 05. Knots and Numbers
 06. Appleknocker
 07. Pearlstorm
 08. Medium Lesions
 09. The Last Scattering Surface
 10. Pragmatic Pants(feat. Jake Jumps)
 11. Circa
 12. Stay and Understand
 13. Transparent Assumption
 14. Tenebrism
 15. Pins and Needles
 16. Paper Paper One



 - 03. Here Comes the Rain



 - 12. Stay and Understand


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 Release Date : 2014.03.13
 Label : Not On Label [on bandcamp

 Keywords : Ambient, Downtempo, Electronica, IDM, Melodic.


 Related Links :
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アメリカはイリノイ州のプロデューサ、SessileことIan Green(以前は“SessileNomad”でしたが名義を変更したようです)。彼の新しい作品が、bandcampを通じて実質フリーでリリースされています。これまでの作品もトラック数が多いんですが、今作も例にもれず、全16トラックというボリューム満点の内容。

サウンドのスタイルは幅広くて、ピュアなAmbient、MelodicなDowntempo/Electronica/IDM、Glitch、Piano、この辺りをバランスよく織り交ぜた、中庸なスタイルが特徴です。以前の作品ですと、Drum’n’Bassのリズムを使った性急な調子のトラックも目立ちましたが、今作はそれらしいものは聴こえてきません。そのせいでしょうか、割とおとなしい作品になっています。

冒頭部はMelodicなElectronica/IDMでグッと惹きつけておいて(やっぱりこの辺りが一番好き)、M-5, 6ではアコースティックなギターの響きや、ボーカルパートを取り入れたりして、ちょっと変化球。中盤はフラットなリズムで突き進みますが、M-10ではエモーショナルなソロギターをフィーチャーしたりと、飽きさせません。終盤に入ると、Ambientな調子のトラックも出てきて、これがまたよろしいんです。‘Stay and Understand’などは、Post-Rockにも通じるような、崇高な空間が感動的ですし、小品ながら‘Transparent Assumption’のwarmlyなAmbientも実にリラクシン。Pianoの漂白的な響きと弦楽器を利用したオーケストラルなDowntempo、‘Pins and Needles’の壮大さも、作品のラストを盛り上げます。

個人的に突出していると感じるのは、やはりM-1~4の流れで、この冷たくてどこかセンチメンタルなメロディをたずさえたElectronica/IDMは、私の琴線を刺激してやみません。環境音の演出からメロディが始まり、HouseなリズムにBleepyなシンセが走る、内容盛り沢山のタイトルトラック‘Concrete Colors’や、Ambientなレイヤーの後ろに電子音を忍ばせた冒頭から、メロディが走り始める瞬間がたまらなくカタルシスな‘Here Comes the Rain’(でもあっという間に終わってしまう!)、一転オルゴールのようにはかないメロディがモノクロームの景色を演出する‘Keep the Treasure’など、メロディを軸にしたトラックがこの冒頭部には目白押しで、これもまた今作のひとつのハイライト。このテイストで全編通してくれても、まったく問題ありませんでした。

今作も含めて3作品がbandcampで公開されていますが、今作がもっとも音楽的レンジが広いかもしれません。16トラックという収録曲を考えても、的を絞ってコンパクトな形でリリースしても、よかったかもなあと、思います。通して聴くと、ちょっと疲れてしまうというか、集中力が切れてしまうのが、もったいないです。というかそれは私の問題ですかね。いずれにせよ、よい作品だと思います。


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(CC) by – nc – nd 3.0

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