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Mirror Kisses – Heartbeats

 Mirror Kisses - Heartbeats

 – Tracklist –
 01. runaways
 02. Kameron
 03. Heart Beats Black
 04. Genius
 05. Can’t Believe
 06. Shut Me Down
 07. Ulterior Motives
 08. clownface



 - 05. Can’t Believe


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 Release Date : 2013.05.03
 Label : Not On Label

 Keywords : ChillWave, Electronic, Melodic, New Wave, SynthWave, Vocal.


 Related Links :
  ≫ Mirror Kisses
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アメリカはカリフォルニア州リッチモンドのプロデューサ、Mirror KissesことGeorge Clantonのアルバムです。2013年作です(12″とTシャツはすでにソールドアウト)。知っている人は知っている、知らない人は知らないんでしょうが(当たり前)、VaporWaveメイカーの中でも知名度の高いESPRIT 空想というプロジェクトがありますが、それは彼のこと(コチラとアチラ、どちらが先なのかはよく分かりませんが)。私はと言えば、SoundCloudでフト流れてきた‘空想’という、わずか50秒のトラックが気になって、今作に行き着いたわけです。で、もっともっとクラッシュな音像を想像していたんですが、ちょっと違いました。よい意味で。

人気も知名度もすでにあるようなので、聴いている方も多いかもしれませんが、Chillでドリーミン(かつエモーショナル)なウタモノSynthWaveが詰め込まれていて、思わず耳を奪われました。タグに“VaporWave”も使っていますが、スタイルとしてそれを感じることはありません。ESPRIT 空想と比べてみても、シンセチックでドリーミィな部分というのは共通しているように感じられますが、あちらの方がよりエディット感がありますし、マッドでフリーキーです(グロテスクともいえる)。裏を返せば、こちらはストレートに夢を見せてくれるわけです。

ビッグなドラムに、コズミックでネオンなシンセ、そしてエモーショナルなヴォーカル。ChillWaveやSynthWaveって(あるいは他のタームもそうだけど)、定義がすごく曖昧だから、作り手さんによって影響源になってるバンドなりアーティストなりって異なると思うんだけど、でもキーになるところってはあるんじゃないかと思っていて、今のところはNew OrderとPrefab Sproutが私の中では筆頭なんですね。彼らが時代を先取っていたのか、後発組が彼らの影響を色濃く受けているのかは、正直分からないんだけど、サウンド的に相通じるものを感じることが多いのは事実。このMirror Kissesも、耽美的でアートな歌唱はNew Wave経由かもしれないけれど、ビッグドラムと、浮遊するきらびやかなシンセ、エモーショナルなメロディ、ってあたりには、すごくPrefab Sproutを感じたんですね。でFacebook読んでたら影響源にまんまPrefab Sproutの名前があって、納得しきりでした。特に‘Carnival 2000’と今作には、通じるものを感じます。

でも単純に過去の焼き直しで終わっているのかというとそんなことはなくて、あくまでも現在(いま)を起点とした編集感(音の縒れやBleepyなシンセ、Wavyな伸縮など)があって、新しさと旧さが同居しています。また彼の歌唱も、ドリーミィかつ酩酊感があって、存在感を放っています。けっこうクセはあるかもしれませんが、このロマンチックでドリーミィでドランクンな音像にシンクロすることができたなら、何度も今作をリピートすることになるでしょう。

個人的ハイライトはM-4‘Genius’です。この冒頭のシンセがもうたまらんのです。一発で空気を塗り替える、必殺のイントロ。下に素敵なMVもありますので、どうぞご覧ください。次点でM-5‘Can’t Believe’。ダンサブルなリズムとリフレインするシンセ。明滅するライトの中を螺旋状に落下していくような、不思議な浮遊感。

このジャケット画像、よく見るとESPRIT 空想のプロフィール画像とタッチが似ています。なるほどリンクは残されているという分けですね。


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Cover art by Brian Hamelman
Music by George Clanton



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