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general fuzz – oughta see

 General Fuzz - Oughta See_s

 – Tracklist –
 01. opening
 02. thought partner
 03. turtles all the way down
 04. sub merge
 05. delayed reaction
 06. mincing wor
 07. victory raisin
 08. searching
 09. sustained release
 10. friendly numbers
 11. in close



 - 02. thought partner


+ + +


 Release Page :
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 Release Date : 2014.09.18
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Downtempo, Electronica, IDM, Melodic.


 Related Links :
  ≫ general fuzz
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アメリカはサンフランシスコのプロデューサ、general fuzzことJames Kirsch。彼のおよそ3年ぶりの新作“oughta see”が、フリーでリリースされています。

Electronicでありつつも、ピアノやストリングスを生かした、オーガニックな質感が特徴的だった前作と比べると、だいぶそれは抑え目になっている印象です。ヴォーカルも今回は使われていませんし、その部分からも前作のようなある種のエモさ(まあ感情性というか)は、感じられなくなっています。

出だしと終盤は、前作を踏襲したような、ノスタルジックでジェントルな波が流れています。特に‘thought partner’がハイライトで、フルートのメロディが、ファンタジックに響きながら、胸に迫ります。さわやかで、でもどこか切なくて、ちょうど今時期の、秋の始まりに似合いそうな良曲です。

前作とは毛色が違うなと感じさせたのが、‘turtles all the way down’‘sub merge’といった、中盤のトラックたち。陰りも持った、電子音の響きが強くあって、特に前作とは表現しているものに違いがあるような、そんな印象を受けました(いずれブログで今作について言及してくれるでしょう)。この辺りのトラック、なんとなく往年のElectronica/IDMっぽいなあというのが私の感想です。リズム自体に複雑さはないのですが、丸みのあるシンセの音や、レイヤー感のある音の重ね方、ディレイやリバーヴといったエフェクトによる幻想感、メロディにある冷たい質感。‘delayed reaction’の中盤にあるシンセの絡みなどは、明らかにダークなフィーリングを持っていて、そのマシーナリーな暗さにはIndustrialな匂いを感じたりもします。

そんな電子の森を抜けだしたM-6あたりから、オーガニックな質感が少し戻ってきます。ギターの響きが情熱的でアダルティな‘mincing wor’、Bleepyなシンセと、ピアノを生かしたジェントルなメロディの絡みがユニークな‘victory raisin’、ストレートにピアノを持ち込んだDowntempo、‘searching’。このブロックのあとが、彼の真骨頂である、オーガニックでやさしさと切なさを秘めた終盤へ。

‘sustained release’で、再びフルートを交えて、切ない気持ちと共に迎えた朝焼けのようなノスタルジア。続く‘friendly numbers’では、冒頭から持続するAmbientな空気と、余白を生かしたフレーズたちの拮抗が独特の聴き心地。最終曲‘in close’では、ピアノとフルートとギターのみで、荒野を照らす哀愁の夕焼けのような、ドラマチックなクライマックスを演出。

ということで、先にも書いたように、確かに彼の持ち味は出ているものの、これまでと同じ聴き心地を期待していると意表を突かれると思います。挑戦的というか意欲作なのかなあという気もしますが、ファンとしては、作り手の意欲を評価したい一方で、安定した聴き心地を期待したいのも事実というジレンマ。Electronica/IDMが好きな私としては、中盤の展開も決して嫌いではないのですが。


+ + +


opening: Damian Sol on violin, Richard Sebring on french horn
thought partner: Sarah Holzman on flute
micing wor: Garrin Benfield on guitar
sustained release: Sarah Holzman on flute
in close: Sarah Holzman on flute, Garrin Benfield on guitar

photo by Crodd Chin
fire on flower by Dave SG



(CC)  by - nc - sa 3.0


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