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מוסיקת פופ – מכשפה

 מוסיקת פופ - מכשפה

 – Tracklist –
 01. שיר אהבה
 02. צעד מוות
 03. שפתיים רופפות
 04. מטוס
 05. שיר פופ   
 06. לרצוח אותימבפנים



  - 05. שיר פופ


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 Release Date : 2014.11.09
 Label : Idle christ

 Keywords : Electronic, Retrospective, Strange, Synthesizer, VHS, Witch.


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UK基盤のレーベル、Idle christより。מכשפהの作品がリリースされています(どうもこの文字はヘブライ語のようで、訳すと素直に“魔女”となるようです)。これまでにも同レーベルからは2011年に“בן זונה”を、2014年半ばに“השטן הוא בעצמך”を、それぞれリリースしてきており、今作が3作目となります。素性も気になるんですが、この匿名性が全盛の時代にヘブライ語のネーミングときて、音楽性も決して華々しいものではないだけに、とっかかりがつかめません。つまり私のガッツが足りなかったという分けですが、気になる人は自分で調べますよね、うんきっとそうだ。だからここでは音源にしか触れません(触れられないのだ)。

1作目はアブストラクトでエキセントリックなシンセサイザー・ミュージックという感じでしたが、2作目でヴォーカルを取り入れ、まさかのCold Wave~Trip Hopの風味も感じさせる、いくらかメロディに寄った作風に変化、シンセを主軸にしながらも、スタイルにはあまりこだわりがないような、そんな印象ですが、今作でまた、少し作風に変化があります。作品タイトルのヘブライ語は“Pop music”という訳になるようで、非常に挑戦的ですが、今までと比べると、確かに格段にPopです―比べれば、の話ですが。

極彩色のレトロタッチ(エキゾチックでトロピカルなフィーリングもある)なシンセサイザーが全編を覆っていますが、それに加えてテープミュージック的な聴取感―ねじれや歪みが随所で聴こえてきて、レトロ感の中にも独特の眩惑感が落とし込まれています。M-1などは、さらにそこにデス声のような、地の底から響くような声が混合されていて、まさかのレトロなシンセサイザー・ミュージック+デス声という奇怪なコラボレーションを耳にすることができます。M-4なども70~80年代風の電子感の強いスペーシーなシンセサイザー・ミュージックに、奇妙に変調させたヴォーカルを合わせることで、不安感をあおるミステリアスな音像を生み出しています(この辺りはWitch Houseとリンクするのかもしれない)。

M-5なんか、出だしで“オッこれは直球でPopなんじゃないか?”と思わせておいて、即座にグニャリと音を捻じ曲げて、見事にオトしてくるという、シニカルなハズしっぷり。そのあとも頻繁に音が凸凹に飛んだり跳ねたりするので、ちっとも安心して聴くことができません(笑)。面白い。予定調和をぶっ壊しにくるような―そう暗闇の中でジェットコースターに乗るような、とてもスリリングな聴取体験を提供してくれます。

音楽的要素のストレンジな組み合わせや、予定調和を無視したメロディの歪曲で、リスナーを興奮させる・楽しませるって、よくよく考えると、これってやってること自体はPop musicに対するRemixやEditと同じようなことですよね。Pop musicにはメロディの気持ちよさがあるので、それが生かされる場合が多いですが、でもRemixやEditにおいて、私はそれがオリジナルからどれだけ離れた上で、かつ気持ちよさや興奮を提供してくれるか、そこが自身の中でひとつの尺度になっているような気がします。そんなように自分の音楽の聴き方まで考えさせる今作は、“Pop music”というタイトル以上に深い作品なのかもしれません(?)。

ちなみにM-1に関しては、どこかで似たような構造の曲を聴いたような気がして記憶を漁り、Ornitologyの‘Two green feathers (Feat Fabio Caruso)’に行き着いたんですが、今聴いたらDark Ambient+デス声という形で、ぜんぜん違っていたことをここに報告しておきます。

Idle Christもリリースは沢山あるんですが、まだぜんぜん聴けていないんで、エネルギーと時間があるときに積極的に聴いていきたいです。

※‘Two green feathers (Feat Fabio Caruso’は、Dedicated Recordsから出ていた“Concrete”(2009)に収録されていたんですが、今は手に入らないようですね・・・。




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