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Spike Theory – Escape EP

Spike Theory - Escape EP

– Tracklist –
01. Escape
02. The Day We Met
03. The Moon Part II with Altervoice
04. Mountain Top with Gemini & Greta Savbo Bech
05. The Way We Are
06. Coming To
07. In Our Hearts
08. Rabbit Hole
09. Seven Seas
10. High with Altervoice
-Bonus Track- Turquoise



 - 03. The Moon Part II with Altervoice


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Release Page
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Release Date : 2015.01.13
Label : Not On Label

Keywords : Ambient, Electronic, House, IDM, Melodic, Trance, Vocal.


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マレーシアはクアラルンプールのトラックメイカー/プロデューサ、Spike Theory(Khalin Hariramani)の新しい作品がフリーでリリースされています。以前Dreams EPを紹介したときには、インドはムンバイ出身(あるいは在住)というプロフィールでしたが、動いたんでしょうか。その“Dreams EP”と今作の間には、Missing EPBelieve EPをリリース(後者はフリーだ!)していて、なかなかの多作ぶり。気になる方はそちらもチェックです。

前回紹介したときにも触れたと思いますが、雑多な音楽性が彼の魅力だと思います。雑多といってもそんなにトッ散らかっているわけではないのですが、今までわりと作品ごとに異なる音楽性を見せていたように思うんですが、今作ではそれが一堂に会しているような、そんなイメージです。百花繚乱。コレ一作で何度もおいしい。全作を聴いてきたわけではありませんが、私が聴いた中では、現時点でSpike Theoryの最高傑作だと思います。

冒頭のタイトルトラック‘Escape’。これだけでもう引き込まれました。クラシックなIDMを彷彿させる、柔らかく冷たいシンセのメロディ(この雰囲気スゲー好き)に導かれて、しかしやがて始まるのは、4つ打ちのビートで、これがトラックを鮮やかにアッパーなHouseへと塗り替えていきます。そこにさらにTranceチックなシンセの帯が挿入されることで、楽曲の色がまた塗り替えられる。IDM/House/Tranceがガッツリと組んだ、とても素敵なトラックです。

M-2でストレートにTranceの加速感を披露したあとが、Altervoiceと組んでのヴォーカルを使ったエレクトロなDubstep‘The Moon Part II’。ヴォーカルのメロディはDubstepぽっくないPopなフィーリングなのですが、重厚なリズムとシンセサウンドに彩られて、なんとも不思議な聴取感です(なんでⅡなのかというと、“Believe EP”にオリジナルが収録されているからデス)。続いてが、やはりヴォーカルトラックで‘Mountain Top With Gemini & Greta Savbo Bech’。オリジナルはGeminiの‘Fire Inside (Ft. Greta Svabo Bech)’で、それに対するRemixかと思うんですが、オリジナルのブリブリにエレクトロな路線をここは逆に回避して、エレガントなウタモノトラックに仕上げています。

この辺りがマッタリ路線で、‘The Way We Are’も優美なストリングスを生かしたDonwtempo、‘Coming To’もElectronicな質感ながら、ヴォーカルを使ったミドルンテンポのChillでスペーシーなトラックになっています。

エモーショナルでアッパーなTranceサウンド‘In Our Hearts’で駆け抜けて、‘Rabbit Hole’が再びブリブリのエレクトロ、続く‘Seven Seas’はChillなHouseサウンドにトランシ―なシンセを持ち込んで、そしてメロディは絶妙な透明感で浮遊するヴォーカルラインが担うという、ラッシュ感とSadなフィーリングが重なった、白眉のトラックです。このあとが一気に力を抜いた、メロウなHip-Hopトラック、‘High’。転がるピアノと風のように吹くヴォーカルがスパイスになって、追憶を誘われます。と、このまましめやかに終わるのもよいんですが、今作にはボーナストラックがあります。ザラついたシンセのレイヤーがミニマルに流れていくシンプルなトラックですが、これがあることで、何となく終わりを感じさせない終わり方になっていますね。物語はまだ続くとでもいうような。だからここからリピートして‘Escape’に戻るのもよいんじゃないかと思います。

ということで、ElectronicでMelodicで、ブリブリなサウンドもありながら、抒情性も確かに漂っていて、よい作品だと思います。ちょっとずつ色んな品目が入っているお弁当みたいで、じっくり通して聴くと結構お腹いっぱいです(笑)。でも美味しいけどネ。



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