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Fedora​Chan – [あなたの名前​]​ハリネズミ

 Fedora​Chan - [あなたの名前​]​ハリネズミ

 – Tracklist –
 01. あなたの冒険を開始
 02. アドベンチャーを購入
 03. 海あなたの夢を見る
 04. アドベンチャーを消費
 05. 地球を救おう
 06. 人生を終わらせる
 07. あなたの冒険から休憩



 - 03. 海あなたの夢を見る


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 Release Date : 2015.01.03
 Label : Not On Label

 Keywords : ChillWave, Electronic, Melodic, Sample-Based, Sonic the Hedgehog, VaporWave, VGM.


 Related Links :
  ≫ Fedora​Chan on SoundCloud

  ≫ Dudley Dudders on SoundCloud / on bandcamp / on Tumblr / on Twitter / on YouTube


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おそらくはイギリスのトラックメーカー、Fedora​Chan。彼のデビューアルバムがbandcampでリリースされています。メインの活動名義はDudley Duddersというものを使っていますが、VaporWaveに傾倒したサウンドを作るときは、このFedoraChanという名義を使っているようです。

リリースページにも書かれているように、全編でビデオゲーム“Sonic the Hedgehog”シリーズの曲をサンプリング、編集して使用しています。具体的にどのトラックで何の曲を、というのは示されていないのですが、私が頑張って調べましたので、気になる方は下記を参照してください。YouTubeへのリンクも貼ってありますので、オリジナルと比較してみると、今作の面白さがより強く感じられるかと思います。

VGMをエディットして見事にVaporWaveのフィーリングを放つことに成功しているわけですが、ここまで明確な形でVGMを使用したVaporWaveサウンドというのも、あまりお目にかかったことがありません(少なくとも私は)。Amun Dragoonが一部の作品で見せていたり、あとは引用とは異なりますがWinter Sleepの作品が非常にSEGAのVGM(特にやはりNiGHTSだ)を想起させるサウンドだったことは強く記憶に残っていますが、他はほとんど思い出せません。Cloud Rap/TrillWaveやPost-Trapのあたりで利用されるジャパニーズ・カルチャーのイメージには、ビデオゲームも多分に含まれていますが、なぜかVaporWaveにはあまりそのイメージがありません。気になってちょっと調べたら、逆にVaporwave Jamという、VaporWaveの意匠を使ってゲームを作ろうというサイトに行ってしまい、VGMからVaporWaveへ向かう流れではなく、VaporWaveからゲームに向かうという、新しい流れに出会ってしまいました(“Mall Quest”というヴァーチャル・ショッピング・シュミレーターについてはYouTubeで見れます)。

ということで手法的な新しさというのはないんですが、VGMを上手く利用したという点においては、新奇性のあるVaporWaveなのではないかと思います。VGMをチョップとスクリューによって、NewAgeやEasy Listening、あるいはMuszakに近づけ、よりリラクシンに、よりノスタルジーに聴かせる手腕は見事だと思います。どんなVGMを使ってもこうなるというわけではありませんし、そのチョイスとエディットについての審美眼や音楽的センスというのは必ず問われる部分だと思います。もともとDudley Dudders名義ではMashupを得意のスタイルにしているようですが、それも今作を聴いていると素直にうなずけます。

偶数のトラックが、それぞれおそらくテレビCMからの引用を使った、音楽的ではないものになっていて、この辺りも今作をVaporWave足らしめているように思います。しかし音楽的トラックの出来がどれも素敵なので、全編を音楽で仕上げてほしかったというのが、正直なところ。メロディが十分に流れていて、非常に聴きやすくて、よい作品だと思いますので。

上のVaporwave Jamに行き当たった辺りで思ったんですが、VaporWaveって何なんでしょうか。音楽単体で成立しうるものというよりは、ヴィジュアルイメージも含めた総合芸術というか、表現の在り方のひとつなのかもしれません。というか、思い返せば、当初はキープ・クール・フールさんの記事の影響か、私の中では精神性も含めての、そういう認識(VaporWave=音楽には限らない、表現のスタイルのひとつ)でした。と思ったらKonyboys2012がVaporWave Novelとか言い出してるし(本当なのか)、ノ、ノベルて、VaporWaveは分けがわからんなあ・・・。RockやPunkの方がまだ分かりやすいような、そうでもないような。

もう分けが分からないから、先日読んだSugar’s Campaign×tofubeatsのインタビューから、なんとなく、この曖昧さにリンクしそうなSeihoさんの言葉を引用して締めさせていただきます(※リンクしないかもしれないけど、面白い言葉だと思います)。

Seiho:子どもがイメージする大人って、現実には存在しないんですよ。大人が懐かしむ子どもも、現実にはいない。それってめっちゃキモいけど、その現象を作れるのがポップスなんです。



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 - Dudley Dudders – 400 Followers Special: BasBasBas


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FedoraChan’s debut album
featuring samples from
Sonic the Hedgehog (‘Green Hill Zone’ in ‘あなたの冒険を開始’
Sonic Adventure 2 (‘Advertise: Prof.Omochao’ in ‘あなたの冒険から休憩’
Sonic Colors (‘Planet Wisp Act 3’ in ‘地球を救おう’
Sonic Lost World (‘Sea Bottom Segue’ in ‘海あなたの夢を見る’

(CC) by – nc – sa 3.0



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