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Planet Boelex – Moments [#356] / [sfp21]

 Planet Boelex - Moments [#356] / [sfp21]

 – Tracklist –
 01. Moments
 02. Disappointed Capacitor
 03. Kleistpark
 04. Galaxy Black
 05. Swamp Gas Pt.2 (rework)
 06. New Beginning (Data Rebel remix)



 - 02. Disappointed Capacitor


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 Release Page * = pay what you wish.) :
  ≫ [ Kahvi Collective ] / [ Soft Phase netlabel ] / [ bandcamp* ] / [ mirror mp3 / flac ] Download Free!

 Release Date : 2015.06.10
 Label : Kahvi Collective / Soft Phase netlabel

 Keywords : Ambient, Downtempo, Electronica, IDM, Melodic.


 Related Links :
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てっきり2013年の“Exist”以降リリースがないと思っていましたが、よく見たら2014年に“Reworks Chapter 1”を出していました。そんなフィンランドのトラックメイカー、Planet Boelexの新作です! “Exist”と同じく、UKの老舗ネットレーベルKahivi Collectiveと、ノルウェーのネットレーベルSoft Phaseから、共同リリース。

私自身はネットレーベルというシーン自体が終わっているとかぜんぜん思ったことないんですが(だってこうやってその動きに触れているから)、今回のKahvi Collectiveとか、あるいはかつてPlanet Boelexがリリースを行っていたMonotonik(2009年に惜しまれつつ休止)などは、私がネットレーベルシーンに突っ込んでいくきっかけになったレーベルで、そこからリリースを行っていたPlanet Boelex(シーンに現れたのは2005年ごろか)が、今もこうして私たちに作品を届けてくれているという事実を目の当たりにすると(しかもネットレーベルを通じてだ!)、やっぱり終わってないよ、死んでないよって強く思います。

そしてこの作品を味わってみて思い至ったのが、ここには良質のDowntempo/Electronica/IDMが展開されているわけですが、今ではこういうサウンドをリリースするネットレーベルって減ってるなあということ(特に海外)。何とはなしに、私が興味を持ち始めたころから比べると、こういう傾向のサウンドの作り手自体も減ってきている気がして、これぞまさしく時流なのかとも思います。n5MDからリリースするようになってメロディから離れた感のあるスペインのCrisopa(彼のネットリリースは個人的にパーフェクト)や、やはりサウンドスタイルがアシッドに変化したParanerd、寡作なMosaikなど、頭ひとつ抜きんでていた作り手たちがある意味“離れ”ていくように思える中、気炎を吐いているのがこのPlanet Boelexという見方もできるかもしれません(ただPlanet Boelexも決して多作家ではありませんが)。

“Exist”はほぼコラボレーションによって作られていましたが(Mosaikと組んだ‘Space Walrus’とか抜群だった)、今回はその傾向はみられません。初期のころに持っていたTechno的なノリやアタックの強いリズムはだいぶ前から見られなくなっていましたが、今作はかなりAmbientに寄った作風だと思います。包容力のある音空間に、おおらかなメロディ、ゆるやかなリズム。Downtempoと見る向きもありましょうが、私の中では見事にElectronica/IDM。冷たく柔らかいメロディが描くのは、幻想的でロマンティックな光景で、けれど現実とは切り離されていて、その部分がたまらなく私を惹きつけます―

波音のしない海辺。宇宙空間を彷徨う古代の遺跡。悲しげな虹色の風。霧に包まれた記憶。

高温で輝く星々も、漆黒の夜空につつまれれば、冷たく、どこか悲しげに見えるという、その距離感が落とし込まれたようなサウンドは、やはりコズミックというべきか。とても柔らかくて、大きくて、その包容力は、ひたすらに心地よい。

M-5は“Reworks Chapter 1”収録曲で、もともとは“Sinking In The Soup EP”(2005)収録。 M-6は“Raja”(2010)収録曲のRemix。あまり大胆なエディットはされていませんが、今作のカラーに合わせた調子になっていて最後まで違和感なく聴くことができます。

総じて即効的なインパクトはありませんが、ジワリジワリとリスナーの中に浸食していく、イマジネイティヴでAmbientなElectronica/IDMだと思います。今後も是非変わらぬクオリティでリスナーを魅了し続けてほしいです。期待してます。


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Cover artwork by Mario Smit www.m-azing.nl
Mastering by Christopher Leary at Melograf Mastering www.melograf.com
Track 6 remix by Data Rebel datarebel.bandcamp.com

(CC) by – nc – nd 4.0



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