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endless natsuyasumi

endless natsuyasumi
(image from Speed Up!



 - the long journey



 - shining times


予定のない休みとはいえど、部屋にいると暑くて何をする気力も奪われてしまうので、外に出るようにしている。もちろん外も暑いのだけれど、建物の中はたいてい涼しい。私は買い物をし、飯を食い、考え事をしながら歩く。

フト思ったのは、平日だというのに、妙に賑やかだということ。決して観光地などに来ているわけでもなく、たかが隣町なのに。もっと閑散としていてもいいはずだ。実際いつもはひっそりとしている町が、妙に活気づいているではないか(いやそれもたが知れているのだけれど)。

学生のグループが複数プラプラしているのを見て、ようやく気付く。

“ああそうか、夏休みじゃないか”と。

それでこんなに静かな町にも多少なりとも賑わいがやってきたということか。

私は心の中でひとりごちる。

すべての行動にワクワクが伴っているような、その若いグループたちのはしゃぎように、私はくすぐったい気持ちになってしまった。

炎天下のホームで、ベンチに座り、列車を待つ。

駅に隣接した惣菜屋の窓から、陶器の触れ合うカタカタという音が聞こえる。空腹が刺激される。

自分にはもう、あんな“夏休み”は二度とこないなあと、ボンヤリと、しかし実感した。

+ + +

一向にまとまったリリースをしてくれないので(そこにはいろいろな事情はあるだろうけれど)、変則的な形で紹介しますが、このendless natsuyasumiのノスタルジックなサウンドが私は大好きなのです。ジャンルで括れば、やはりVaporWaveになるのでしょうが、その中でも私の大好物であるノスタルジア特化型VaporWaveがさく裂しています。以前ミックステープにもしれっと入れておりましたが、依然ディグられている気配がないのは、やはり宣伝活動を積極的にしていないからでしょう。ネット上のスペースもSoundCloudくらいしかないようですし。

2014年末からの活動のようですが、決して多作家ではなく、現時点で公開されているトラックは8トラックのみ。トラックのリリース間隔はどんどん間遠くなっていて、最新のトラック‘the long journey’と、‘contemplation’の間は4カ月空いている。待たせすぎということはないけれど、このままリリースが遠のいて、ある日ふいにいなくなっちゃうのかもなあ、なんて思いも持っています。

サンプルベース、かどうかはハッキリしませんが、イージーリスニング調のゆるやかでリラクシンなメロディを使いつつ、エフェクトを加味することで、リスナーの内なる思考のベクトルを未来から過去へと変換し、すなわちノスタルジックな景色を見せてくれるのです。

一番好きなのは‘shining times’かなあ。なんといってもシャイニングタイムスですよ。輝く時間。上に書いたような私の心情にすごくフィットするんだよなあ。“あの輝き”に対するノスタルジアと、“もう戻らない”という事実に対する、一抹の空しさ。ちょっと感傷が過ぎるかもしれませんが。

“終わりがあるということは救いなんですよ”と言ったのは、中学の時の倫理の先生だったか。それは命についての話だったけれど、だから終わらない夏休みなんていうのも、それはそれで・・・ねえ・・・怖いものなんだろうけれど。でも人は手に入らないもの、手に入れてはいけないものにこそ、憧れるのでしょう。endless natsuyasumi。

トラックは今現在すべてフリーでダウンロード可能です。気になる人はゲット。



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