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Noble Oak – improvised memories

 Noble Oak - improvised memories

 – Tracklist –
 01. try to find
 02. rewrite the endings
 03. the sun won’t rise
 04. partita
 05. shorthanded



 - 02. rewrite the endings


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 Release Date : 2015.10.10
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Easy Listening, Melodic, Piano.


 Related Links :
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以前にも“We Decide / Heaven EP”を紹介した(だいぶ前ですね。ちなみに現在はフリーでの入手は不可です)、カナダのミュージシャン、Noble Oakの新しい作品がリリースされています。

“We Decide / Heaven EP”もそうですし、他の作品もですが、Noble OakといえばドリーミィなChillWaveのイメージを持っていました。ヴォーカルも活かした、ときにメランコリックにも響く、珠玉のヘヴンリーサウンドにはファンも多いですし、SoundCloudの再生回数も決して少なくありません。とうぜん評価も高いです。今聴きなおしても、すばらしいトラックばかりです。

そんな彼が今作において披露しているのは、ピアノ。“improvised piano recordings”と表記があります。ChillWaveサウンドは鳴りを潜め、全編(ほぼ)ピアノの音しか聴こえてきません。ドラムもありません。だがしかし、どうでしょう、このすばらしさ。舌を巻きそうです、いや巻きます。

ディレイやリバーヴなどのエフェクトはかけられていますが、そのあたりの音作りで従来のChillWaveサウンドを彷彿させつつも、もたらされる印象がまた異なります。ピアノのイノセンスな響きがもたらす漂白的な効果に、彼Noble Oakが生み出す抜群に抒情的なメロディが組み合わされ、訪れるのは記憶(あるいはシーン)の想起と、その霧散。

空間の使い方が実に巧みで、ディレイを使って満たしたり、あるいは逆に間をとったりと、その様はまるで雲の流れのようです。雲は流れながら、ときに空を埋め、またときにはポッカリと隙間を空ける。何の意図もないその動きは、けれど、だからこそ無心をもたらし、魅力的なのです。その動きを見つめる中、リスナーは緊張と緩和、あるいは抑制と解放を行き来する―ピアノの音色を聴きながら、おぼろげな記憶を回想し、ときにそれを糧とし、ときにそれを空に放つのです。清々しさのあとに、そしてまた雲は流れ、訪れる無心。ただ流れに身を任せ、何も考えなくてよい瞬間というのは、気持ちが良いものです。

そんなちょっと悲しい雲の流れ―それは記憶の流れ―をイメージさせる今作、従来のChillWaveサウンドとは異なりますが、すばらしい作品だと思います。彼の類まれな素養を感じさせます。

彼のChillWaveを未聴の方は、以下のトラックを聴いてみてください、あるいはSoundCloudへゴー。



 - Walk On Me



 - This Wave



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