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Tamura Murakami – Nansei

 Tamura Murakami - Nansei

 – Tracklist –
 01. Welcoming
 02. Poolside Viewing
 03. Reserved Party Seating
 04. 5-Piece Band
 05. Soothing Ambience



 - 03. Reserved Party Seating


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 Release Date : 2015.10.17
 Label : Not On Label

 Keywords : ChillWave, Club, Melodic, VaporWave, World.


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“南西諸島アイランドリゾートへの訪問からの記録”ということですが、なんとも不思議な作品です。

まず聴いて、オーソドックスなVaporWaveとは異なっていると感じました。何が異なっているかというと、手法の話になるのでしょうが、Chopped & Screwedによる異形化もモチロンですが、もう一歩踏み込んで音をいじくってる感じ(なんというアバウトな表現!)がムムムと唸らせます。M-1を聴いただけで何となく変だなと感じると思います。歌はサンプルベースなのでしょうが、キラキラしたシンセや跳ねたリズム、謎の英語やカモメの声の挿入(サンプルが共通してるのか?)、歌声やコーラスにあるワールド・ミュージック感(NewAgeとはちょっと違う)、そして隠さないエディット感。小気味よいリズムとオリエンタルなChill感はDE DE MOUSEを彷彿したりも。かと思ったらM-2が、ベカベカした電子音と即興的なギター演奏が組み合わされていて、サイケデリックな異界。

M-3が私いちばん好きなんですが、リズムもなんだか面白いし、何をどういじっているのか全く分かりませんがいろいろなサウンドの入れ方や歌詞の乗せ方がとにかくあまり聴いたことない感じで、ナンだこれはと引き込まれます。もしかしたらオリジナル自体が持っている要素なのかもしれないけれど、歌詞自体を点で置いているような感覚がとても新鮮でした。と、そこからなだれ込むM-4が、細野晴臣&イエロー・マジック・バンドの‘四面楚歌’と思われる歌を、これまたストレンジにエディット。淡がからまったような低音ボイスはときに色気を放ちながら、細かい音がチカチカ点在する奇妙なサウンドプロダクションは、独特なサイケデリアを醸します。

ラストはいっとうまともなChillサウンドです。ポコポコしたトロピカルな音色とホーンのような響きがリラクシンな森林を演出します。“南西諸島アイランドリゾートへの訪問からの記録”という説明文は、ここには素直に当てはまるのですが、全体的にはなんとなくインナーな世界観を持っている気がします。初作の“Yamanishi Jungle”はその辺りが弱かったのかもしれません。つまり今作が好きだということです私。爽やかな異世界というか(よく見たらこの宇宙コロニーにある熱帯雨林みたいなジャケットイメージは上手い)。

ちょっとビッグな鳴りを持つ、エコーイックな音作りは確かにVaporWaveの影響を感じますが、総じて聴いてみると、やっぱりそれとは別物かなあと思います。じゃあ何だって言われると説明難しいですが。


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(CC) by – nc – sa 3.0



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