ABRAcaDABRA

Netaudio explorer

Vortex of leaves – Cacotopos [nocti22]

 Vortex of leaves - Cacotopos [nocti22]

 – Tracklist –
 01. The moment of the hidden and lost
 02. The moment of lost things
 03. The paradox warehouse
 04. Reshaped and broken
 05. Impossible conjunctions
 06. Westernmost point
 07. Torque
 08. The arrowhead concerns
 09. Arches of dark water
 10. The outskirts of the cacotopos



 - 01. The moment of the hidden and lost


+ + +


 Release Page Download Free!

 Release Date : 2012.05.29
 Label : Noctilucent

 Keywords : Ambient, Downtempo, Electronic, IDM, Piano.


 Related Links :
  ≫ Vortex of leaves on SoundCloud


+ + + + + +


noctilucent(夜光雲)をその名に掲げるネットレーベル。リリースはきっちり重ねてきている様子ですが、いまいち目立たないのは、公式なウェブサイトを設けていないからでしょう。そう思います。このご時世にSoundCloudもbandcampも利用せず、リリースがエクスペリメンタル(あえてカタカナで書いてますよ、ええ)に片足突っ込んでることもあって、認知度は決して高くはないと思います。リリースの多くがNemetonの作品であること、かつてレーベルのページが彼のウェブサイトに設けられていたようであること、これらを鑑みると、彼がファウンダーなのかなあと勘繰ったりもしますが、結局よくわかりません。

そんなレーベルからこっそりリリースされているのが、UKのデュオVortex of leavesの作品なのですが、彼らについても詳細は不明。Nemetonが絡んでいるのかもしれませんが、特にこれといった情報もなく、SoundCloudも最新のトラックが3年前のものという、おそらく今後動きはないであろうことが見込まれる停滞具合。そんな現状を踏まえると、今後人目に付くことが果たしてあるのかないのかといったら、おそらく“なさそう”という方向に軍配が上がるVortex of leavesですが、正式なリリースはこの作品しか見受けられません(自分もなぜここにたどり着いたのかよく覚えていないという体たらくですが、ホントなんでだったかな。Internet Archiveのフィードか何かだったかな…。しかもかつて1回聴いていたような気がするのですが、なぜそのときに引っかからなかったのでしょうか)。

さあ前ふりはこのくらいで作品の話に入りますが、Downtempo、Electronica、IDMといった言葉が頭をよぎる、意外にも聴きやすい作品なのです。ゆったりとしたリズムと、シンセのレイヤー、ときにPianoの旋律も交えて、ちょっぴりの哀愁さえ漂わせる、なかなかの佳作という印象です。Pianoはどうやらサンプルを使っているようですが、M-2‘The moment of lost things’なんか聴いていると、ふいに流れを断ち切ってPianoがポロンとなったりして、あとは即興っぽいギターも入ってきたりして、マシーナリーな中に有機的なものも感じられて、なかなか面白いのです。M-3‘The paradox warehouse’もそうだけれど、このエキゾチックなフィーリングもあるギターの挿入が良い味出してまして、ジャケットイメージやトラックタイトルを見ても、どこかの島が意識されているように思いますが、まさにその島感(変な言葉だから言い換えると異国情緒があるってことだよ!)が醸されているのです。と、ふと思い出したのが、かつてelectrosound.ruからリリースされていた、Ambidextrous & Morkvaの傑作“A & M”(今はAmbidextrousのbandcampから入手できます)。

かと思うと、M-5‘Impossible conjunctions’なんかはPianoを使ってはいるものの、スリラー映画のスコアのような、ミステリアス、ホーンティングなDark Ambientになっていて、なかなか一筋縄ではいかない作り。このあたりやはりデュオという部分が関係しているのかもしれませんね。どちらかの持ち味が出ているのかもしれません。後半に入るとPianoとGlitchを織り交ぜた硬質なElectronica/IDMも見え始め、M-9‘Arches of dark water’などは、先のDark Ambientな調子とIDM/Electronicaのテイストが結びついた夜霧漂うトラックに。ラストは島のはずれ―The outskirts of the cacotopos―で陽光浴びて光る海面を眺めているような(GlitchyなPianoが反射感)、陽性なトラックになっていて、全体としてはやはりゆるやかな自然を感じさせるような(ときには怖さも含みつつ)。

というように、イメージを念頭に置いてしっかり聴くと、味わい深い作品なのですが、おそらく今後の活動はないのでしょうねえ。ちょっと残念です。今作についても、どこのどなたが作ったのかもよくわからぬまま、ネットの中で化石のように埋もれていってしまうのでしょうか。きっとそうなんでしょうねえ…。


+ + +


(CC) 1.0 universal

Notes :

Thanks to Mary for the piano samples.



コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。