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.onion – YOU ARE LOST . . . [LWV-110]

 .onion - YOU ARE LOST . . . [LWV-110] Cover

 – Tracklist –
 01. surfing the deepest
 02. psychopathic fantasy with you
 03. the hidden wiki
 04. you are lost . . .
 05. weep no more please



 - 01. surfing the deepest


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 Release Date : 2016.08.05
 Label : Latinwave Records

 Keywords : Ambient, Drone, Haunting, Mystic, Nightmare, VaporWave.


 Related Links :
  ≫ .onion on SoundCloud

  ≫ Nintendo膣69 on Facebook / on SoundCloud / on bandcamp


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いきなり“ヤベえもん見ちまった”的なジャケットイメージでスイマセン。最近ホラーなビデオゲームの動画をしばしば観賞したり、ミステリー/ホラーな小説をしばしば読んだりしておりますもので、どうにも心の方向が“そっち”に行っておるのです。そんな小説読んでる時に、アッパーな楽曲を聴けないではありませんか。Mallsoftっていう手もあるけれど、それも・・・と話が逸れるので止めておきましょう。個人的にはこのジャケットイメージ、“The Taking of Deborah Logan”のワンシーンを彷彿させます―と言いつつ映画は観ていないという、この私の適当さ加減を許してください。TumblrかFacebookで流れてきた画像にビックリして調べたら件の映画だったという次第です。

この.onionの素性も例に漏れずよく分かりません。ご丁寧にも“I always change my IP, you can’t find me.”というメッセージを発しているので、つかまるつもりはないようです。Nintendo膣69のbandcampでもこの作品がリリースされているので、別名義なのかなとか思いますが、これもよく分かりません。そもそもNintendo膣69って個人なのかチームなのかよく分かりません。分からんづくしということで、ならば謎は謎のままで・・・。

地下室での秘密行為―それは多分に凄惨な―を思わせるイメージを使っていますが、中身はそこから想起されるようなGrindcoreやNoiseではありません。決して。逆に静的なAmbient/Droneを基調としていて、ハリウッドテイストのホラーかと思ったら、ジャパニーズホラーだったとでもいうような。でもまったくそこ―恐怖という感情―から離れているわけではなくて、全編において通底しているのは、不安からくるある種の予感―恐れなのです。M-1においても間延びした哀愁のブラスの後ろで延々と灰色のレイヤーが重く沈むようにして流れている。M-2やM-3でも、やはり重く広がる空間の中で、丸みのある電子音がフワフワと瞬くのだけれど、それはさながら悪夢の中でさまよう意識のようで。ドリーミィなのにとても不可解な音像。“オペラ座/血の喝采”のサウンドトラックを思い出し、そのことも今作に対する私の印象をたくましいものにしているかもしれません。

ラストの‘weep no more please’は乳白色なMystic Ambient/Drone。冷ややかな霧の立ち込める風景。唐突に景色は途切れるけれど、それはまるで異形の存在に捕まったかのような。これもひとつの演出か。SoundCloudでは2つだけトラックが公開されていて、ひとつは今作収録で、もうひとつは今作未収録の“VHS SNUFF STORE”。タグは“snuff ambient”。今作にある恐怖性は単に私が敏感にかぎ取りすぎただけ、要するに勘違いかと思ったりもしましたが、このトラックの佇まいで、やはり恐怖性、不可解さが意識されていることが確信できました。

第一印象はVaporWaveではないような気もするかもしれませんが、随所にらしさは取り入れられていて、あからさまなピッチの変化や変調したグロテスクヴォイスの挿入などがそれにあたるでしょうか。M-1のブラスなども、そちら方面からのアプローチなのかもしれません。敢えてその要素を取り入れる必然性はあるのか、Ambient/Droneサウンドだけで完結できるのではないかとも考えましたが、VaporWaveのもつ不可解さという側面を恐怖感の演出に用いたと考えれば、つじつまは合うのかもしれません。逆に考えれば、世界観さえマッチすれば、VaporWaveなサウンドを映像―ここでは映画というべきか―の演出に使うことも必然的になる・・・かな。HKEの“GHOST IN THE SHELL”の件もあるように。



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