ABRAcaDABRA

Netaudio explorer

aethoro – Winter EP

 aethoro - Winter EP Cover

 – Tracklist –
 01. Awakened
 02. The Illusionary World
 03. Forgotten
 04. Winter Bells



 - 03. Forgotten


+ + +


 Release Page Download Free! / pay what you wish.

 Release Date : 2016.12.09
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Chill, Melancholy, Orchestral, SynthWave, Winter.


 Related Links :
  ≫ aethoro on Facebook / on SoundCloud / on bandcamp / on Twitter


+ + + + + +


Canvas GreyFanserviceにも籍を置くトラックメイカー、aethoroのデビューEPです。内‘Fogotten’はFanserviceからシングルとしてリリースされていますが、このEPは別となっているようです。

何かにズッポリはまるという経験があまりない私はこの手のChillなSynthWaveといいますか(的を外していたらゴメンナサイ)、その辺りもあまり聴きこんではいないわけですが、その中でも今作のM-4みたいなorchestralな演出のトラックってあまりないような気がするんですが、どうでしょうか。個人的にはそこがもっとも新鮮味を感じたところ。Bass musicやEDM、Future Bassに流れそうな気配も多分にあるのに、そうはなっていない。ビデオゲームの効果音を差し挟んだり、ファニーなエフェクトは用いられているけれど、全体としてはむしろ落ち着いた作風になっていて、“冬”という季節の静かな側面が上手にクローズアップ、音像化されています。特にM-2などはリズムを除いたAmbientなトラックになっていて、ガラス―あるいは氷か―を透かして景色を見ているような、淡い光のきらめきのような、ユラユラとした幻想的なサウンドが印象的。街の雑踏や風の音のようなザワリとした環境音も用いられていて、非常に風景的、Ambient。

Pianoの抒情的な旋律から始まるM-3も、この導入からして、冬の物悲しいイメージに実にマッチしている。ビートが入ってもなお、そのファンタジックな世界観は崩れることなく、ロマンチックとは違うけれど、誰にでもひとつはあるような、切ない思い出を、くすぐり続ける。終盤のアタックの強いビートは余計かなあと思ったりもしますが、それもひとつの演出でしょうか。

クライマックスは先にも書いたM-4だろうと思います。風に揺れる乾いたベルの音と、雪を踏みしめる足音から景色が始まり、ひときわ包容力のある空間はひたすらにシネマティック。ストリングスも交えての、中盤からの急展開はドラマチックで。それはスリリングですらあって、(ちょうどジャケットイメージのように)雪景色の中で失くしものを探す二人、いや一人と一匹の切迫した心中に思いが及び、果たして彼らは安心を手に入れられたのだろうかと、いささかの心配すらしてしまう。

そんな冬の物悲しさ(ときには厳しさ)を表した今作を聴くのであれば、まさに、今、このタイミングでしょう。よい作品だと思います。ちなみにaethoroの初シングルは2015年の11月に出た‘Adrift’ですが、これもまた冬らしさを湛えつつも、今作とは異なる2step/garageサウンドだったりするので、また次回は違う引き出しを開けて見せてくれるのではないかと、期待しております。



コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。