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Lil Samba – Romantic Dreams

 Lil Samba - Romantic Dreams Cover

 – Tracklist –
 01. Halogen
 02. Dewprism
 03. F Minus
 04. Vitriol
 05. Talktalk
 06. December
 07. Aspirin USA
 08. King Of Tongues
 09. When Girls Telephone Boys
 10. Eight
 11. Bubblegum Rosy
 12. Upset
 13. Soft
 14. Grown Up Solitary Living



 - 01. Halogen



 - 09. When Girls Telephone Boys


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 Release Date : 2016.12.19
 Label : Not On Label

 Keywords : Alternative, Cloud Rap, Hip-Hop, Melodic, Romantic Dreams.


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Cloud Rap集団、Kelpboyzのリーダー、Lil Sambaさんの新作です。前回紹介したのはちょうど一年前くらいの“Dear Calamity”ですが、今作までの間にも“Take Me To See God In Roswell”や“Mercury Yawned”、“Eternal Broadcast: Extra Love From Your Creator”を出しているので、コンスタントなリリースですね。それらを聴いていないわけではないのですが、なぜに紹介してこなかったのか。何かにうつつを抜かしていたのでしょう。

今作は彼にとっては非常に重要な作品であるようです。生まれ育った町を(理由はさだかではありませんが)離れることになったようで、そこに至るまでの5~6ヵ月間に経験したこと、感じたことのすべてが詰め込まれているとのこと。一見するとこのタイトルは非常にドリーミィ、ハッピーなイメージを持たれるかもしれませんが、どうやらそのままの意味ではないようで、彼が離れてしまったものや思い出をいかに美化しているかを、彼自身に教える、そんな残酷な作品でもあるようです(解釈が違ったらごめんなさい)。たとえ“Mercury Yawned”や“Dear Calamity”に劣ったとしても、ここでは多くの感情や経験が放出されているのだと述べられていますが、そういわれるとそういう風に聴いてしまうから、書かない方がイイよ!(確かにどちらもPopでよい作品だけれど)。

どこかのバンドのように“ただのノスタルジー 生ゴミ持ち歩いてんじゃねえ”とまではいきませんが、自身が(過ぎ去ったもの、ことに対して)ロマンチストであることを突き付けられるのは、それが唐突であるほどに衝撃的、ヘビーなことかもしれません。彼Lil Sambaの場合は、重要ではあれども、そこまでヘビーな受け取り方はしていないのではないか、そんなふうにも思えます。それはいざサウンドを聴いてみると、少なくとも表面的な重さとは切り離されているからです。たとえば‘ETERNAL DEATH’に部分的にあったような抽象的で難解なイメージは感じられませんでした。

サウンドとしては彼のメインのスタイルである、Melodicなサンプルを使ったHip-Hop/Cloud Rapなんですよね。浮遊感のある電子音やヴォーカルラインを巧みに使って抒情的な空間を作り出す手腕は相変わらずです。M-1からして安定のあるLil Samba節ではありませんか。ストリングスとディレイするヴォーカルの混合によって描かれる優美かつ感傷的なイメージにはまさに“思い出”というワードがあてはまり、そんな思考を促される私も立派にロマンチストであることを教えられているような、不思議な気もします。M-2も風通しの良いギターストロークとブレイク、ヴォーカルを使った、いつか見たさわやかな夢のような、淡い景色。

中盤から翳りのあるサウンドも出てくるけれど、中間地点のM-6ではセガサターン用のゲームソフト“ナイツ NiGHTS into Dreams…”から引用を行っており、インタールード的な役目はもちろんのこと、作品の世界観も損なっておらず、見事なチョイスだなあと思います(私がナイツ好きだってのも多分にあるだろうけれど)。濁った物思いを音像化したようなAmbientなトラック‘When Girls Telephone Boys’や、アラビックな旋律を使った‘Eight’も面白い。サマーなヴァイブを持った‘Soft’から、ラストのはウタモノトラック‘Grown Up Solitary Living’(このタイトルは今作のコンセプトを象徴している気もする)で締め。

聴いてくると思い出の美化(romanticize)に関して彼自身がどういう心持ちなのか、それほど否定的ではないのではないかと、思ったりもしましたが、今作に付されているメッセージを読むと、それは“Stop having romantic dreams.”という言葉で結ばれている―


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Note :

This album is the most significant and important, personally, than any other album that I’ve made so far. It documents my coping with moving five hours away from home (my first alternate living area), with no family or friends to accompany me. Working as a concept album, it starts before the move, translating my worries and anxieties and last few weekend escapes with my friends into sound; only to end with where I am now. The title should not be taken literally. “Romantic Dreams” really represents me romanticizing the life I’d moved away from and how I daydream of the fleeting memories.

I won’t give away everything and go track by track, explaining why I chose this title or that overall tone for this song, etc. Even if it’s inferior to Dear Calamity or Mercury Yawned, I just wanted to let everyone know that I made this as an outlet for everything I’ve been feeling and experiencing within the past 5-6 months.

To all my dear friends and family, I love you all, and I’ll never find a home that feels as cozy as the shithole I was born and raised in.

Work on living alone.

Work on staying afloat.

Work on sustaining myself.

Stop the guilt.

Stop having romantic dreams.



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