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Netaudio explorer

Boggart’s Field – Sidhe Folk

 Boggart's Field - Sidhe Folk Cover

 – Tracklist –
 01. Hob
 02. Goblin Sanctuary
 03. Sidhe
 04. Enchanted Mound
 05. Gargoyle Collector
 06. Brownie



 - 05. Gargoyle Collector


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 Release Page Download Free! / pay what you wish.

 Release Date : 2016.09.08
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Dungeon Synth, Ritual.


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私に“Ambient”の何たるかを教えてくれたのは、Brian EnoやAphex Twinの諸作品だった。彼らの作品のいくつかを聴いて、“ああこういうものをAmbientというんだな”と、私はボンヤリとだけれど、把握したのだった。そんなように、自分が好いている音楽があるとして、それに類似する音楽をより欲したときに、そういった音楽ジャンルとでもいうべきワードが自分の中にない場合、なんとももどかしい気分にさせられる。手掛かりがないからだ。多くの音楽にタグがつけられ、それによりサーチが行われるこのユビキタスな時代、自分が好む音楽に関連するワードというヤツは非常に重要なものになっている(それを逆手に取る作り手もいるでしょう、もちろん)。ここでふと考えるのだけれど、インターネットがない環境だったころ、もしくはその黎明期、自分はどのように音楽を探していただろう。人によっては音楽仲間とでもいうか、ある種の集団の中での口コミというやつも多分にあっただろうけれど、自分の場合は(そういった集団に属していなかったので)テレビや雑誌、ラジオといった媒体が主だったと思う。もちろんそこに迎合するわけではなくて、その中で取捨選択というか、自分に好ましいものを選択していくような、そんな探し方、情報収集をしていた。ように思う。音楽雑誌は私にとってどちらかというとカタログ的な意味合いが強くて、中でも輸入盤のレビューが好きで、よく気になるものをメモしては、田舎から上り、大きなCDショップで日がな一日目当てのものを探し、また試聴機に張り付くという、そんなことをしていた思い出もある。

ところでみなさん、“dungeon synth”ってワード、聴いたことありますでしょうか。私はなかったんです。これはやはり音楽の傾向を指し示す言葉で、そんなにメジャーなものでもないと思うし、他のワードで代用され得るものだとも思うんですが、今回私が新たに獲得した音楽ワードなので、せっかくだからここで取り上げたいと思います。と言いつつ、この作品は“dungeon synth”のど真ん中ではないと思いますが。

他所からの引用になってしまいますが―

Dungeon Synth is an offshoot of atmospheric black metal and synthesized drone. Its came into existence in the late 80’s and continues to this day. It is known notably for attempting to recreate ‘the true sound of the dungeon’ or as the dungeon synth blog says; ‘medieval dreamscapes’(https://www.reddit.com/r/DungeonSynth/)

―という説明がもっとも腑に落ちました。“atmospheric black metal”や“synthesized drone”から派生した音楽、といってもあまりピンとこないかも知れませんが、私の中で確立されつつある“dungeon synth”のイメージは、ズバリRPGですね。って急に身近な表現。もっと俗っぽくいうと、RPGで道具屋で買い物してるときにかかってそうな音楽。だから“fantasy”とか“adventure”とか、“neofolk”とか、あと“folklore”というワードも、無関連ではありませんし、そういったワードだけで説明している音楽もあると思います。代表的な作品とかあれば、そして私がそれを知っていれば、ここで挙げるんですけれど、あいにく全く知らないので、みなさんイメージを膨らませてください。あるいは今すぐ“dungeon synth”でネットを漁ってください。きっと“ああ、なんだこんな感じか”って、なるでしょう。でも!私の中でど真ん中いってるなって思うのは、他でもちょっと書いた、スーパーファミコン(SNES)の“ドラッケン”のVGMです。ダークなものから抒情的なものから軽快なものまでありますが、ほぼすべて’medieval dreamscapes’に合致しているように感じられます。

その目線でいくと、今作はまったくといっていいほど、“dungeon synth”してないと思うんですが、なぜ私がこれを敢えて選んだのか、その理由はこれもビデオゲームつながりなのですが、伝説のテキストアドベンチャー“ZORK”シリーズ、その一作である“ZORK Ⅰ”をリメイクしたものがPSやSSで出ていたのだけれど、そのVGMを彷彿させたからです。これは重要な要素なので下に張りましょう(個人的にはオープニングがめっちゃ“dungeon synth”。ちなみに作曲は古代祐三と川島基宏)―



―いいですよねえ、幻想的で、ロマンチックで、おどろおどろした部分もきちんとあって。そういう要素が、聴き心地が、今作と非常に共振する。ミニマルな電子音のディレイ、リバーヴ、儀式性―神秘性、それはロマンチックな部分にも通じ、いたくシンプルなくせにどこか抒情性を滲ませていて。ほんのり暗い。先に書いたように“dungeon synth”の主流からはきっと外れているんだろうけれど、私の中では立派に“dungeon synth”です。

ちなみにこのBoggart’s Fieldは匿名プロジェクトのようです。詳しく知りたい人はメールを送ってくれってあるけれど、そんなミステリアスなところも好ましい。


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Note :

Sidhe Folk was created for ritualistic purposes and should not be thought of like a normal polished album, more like a field recording. Songs were performed entranced as a form of automatic music playing. Boggart’s Field will remain an anonymous project. Email me through this site for more information.



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