ABRAcaDABRA

Netaudio explorer

カテゴリーアーカイブ: 2060 Records

Lost Integrity – SUPER EXPRESS

 Lost Integrity - SUPER EXPRESS

 – Tracklist –
 01. instgrat
 02. i feel alive
 03. drums of sky (feat. Bearhead)
 04. 0 and 0
 05. 新幹線 (2)
 06. atom ‘fob dusk
 07. 新幹線 (4)
 08. 新幹線 (outro)
 09. nigh sonnets
 (※2014年2月1日、SUPER EXPRESS[REVISION]という形で改めてリリースされました。
   それに伴い現在はトラックの並びが一部変更、
   および‘alumna sic’ root (feat. Ebb and Flourish)’が追加収録されています)




 - 07. 新幹線 (4)


+ + +


 Release Page Purchase only.

 :: Limited Edition Cassette With Artbooklet is also available.
   Includes extra tracks not found on digital release + artbooklet. SOLD OUT. ::


 Release Date : 2013.12.21
 Label : 2060 Records

 Keywords : Ambient, ChillWave, Downtempo, Electronica, Melodic.


 Related Links :
  ≫ Lost Integrity on Last.fm / on Facebook
     on SoundCloud / on bandcamp / on Twitter


+ + + + + +


アメリカはワシントン州オリンピアのカセットレーベル、2060 Recordsより。Lost IntegrityことJohn Winterの新しい作品が、実質フリーでリリースされています。もちろんカセットテープの形でも購入可能(その場合はブックレットとボーナストラックがついているんですってヨ)。あとはLost Integrity自身のbandcampではCDの形でも購入ができるみたいです。

すごく不思議なジャケット画像ですよね。最初に、リリース情報と共に、この画像だけ公開されてたんで、仮の画像かと思ってたら、正式なものだったようです。山の前でサーフィンしているみたいな人影、そしてそこを横切るオレンジの光。すべては幻想的な靄に包まれていて。作品の裏には“WE ARE ON A SUPER EXPRESS TO A FUTURE IN WHICH WE HAVE NO SAY. ALL THOUGHTS SHALL BE PROCESSED AND STORED.”という考え・イメージがあるようで、なるほどこの画像は、オレンジの光でその特急感を表すと共に、おぼろな輪郭でもって、サウンドの幻想性を表現しているのかもしれないと、考えたりしました。そう考えると、すごく作品の聴き心地にマッチしてくるような(あとで気付いたんですが、この画像は骨架的の“Skelton”を引用している様子。オマージュなんですかね)。

そのサウンドはいかにという話ですが。これまでにもいくつか作品を紹介してきましたが、今作は輪郭線がもっともハッキリしている印象。その辺がやっぱりSUPER EXPRESSというイメージにつながるのかもしれない。特に‘drums of sky’で聴ける、バタついたドラム(Juke/Footworkの影響もあるんでしょうかね)や、アタックの強い原色系のシンセサイザーは印象的。よく聴くと、ドラムは途中で列車の走行音に移行していくような凝った作りになっていて、面白いです。

もちろんこれまで同様に、Boards of Canada直系の幻想的・望郷的なDowntempo/Electronicaといった聴き心地はあるのだけれど(ダークな空気はうすい)、どことなくトライバルなサイケデリアを獲得しはじめているような。またM-2‘i feel alive’においては、大胆に歌を取り入れるなどしていて、意欲作として受け取ることもできます。ところどころに‘新幹線’というワードが用いられている点も―もちろん“SUPER EXPRESS”という作品のイメージをふまえてのことなんでしょうけれど―、昨今のVaporWaveの潮流にある、ジャパニーズカルチャーに偏向したヴィジュアルイメージから、影響を受けているように思えます。そんなように、これまでのサウンドのカラーは保ちつつも、表現の裾野を広げにかかってきた今作、今までで一番好きかもしれません。



%d人のブロガーが「いいね」をつけました。