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カテゴリーアーカイブ: Inmyroom Records

Various Artists – Inmyroom Mixtape Vol. 2

 Various Artists - Inmyroom Mixtape Vol. 2

 – Tracklist –
 01. Layur – Secangkir Teh, Rintik Hujan dan Beberapa Baris Melodi
 02. Beethoven From Stereo – It’s Easy and Simple to J.O.I.N.
 03. Galant – Farah’s Way From Here
 04. Nasadira – Vadya Masa
 05. Jollyhooks – Braingazing
 06. Blue Albatross – Sol Indiges
 07. Kucing Liar – The Most Spectacular, Indescribable, Deep Euphoric Feeling For The Girl With The Most Beautiful Smile I Ever See
 08. Individual Distortion – The Ballad of Pork Chops and Happytos
 09. Long Road To School – Pure Journey
 10. Sound Of Silence – Be Happy
 11. Pewee In The Garage – Lumie
 12. Wave Of Sun – With You
 13. The Sane – Under The Night Tides




 - 01. Layur – Secangkir Teh, Rintik Hujan dan Beberapa Baris Melodi





 - 10. Sound Of Silence – Be Happy


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 Release Page :
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 Release Date : 2013.12.01
 Label : Inmyroom Records

 Keywords : Acoustic, Alternataive, Compilation, Electronic, Indie, Pop, Vocal.


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インドネシアのネットレーベル、inmyroom recordsより。久しぶりのリリースは、見事にインドネシア勢でかためた、13トラック入りのコンピレーション。同レーベルからリリースを行っているミュージシャンもいますし、今回はじめてお目見えした方々も。

1曲目のLayurは、日本のtotokoko labelからもリリースを行っていますが、このトラックはそこ―“Selftitled”からの再収録となっています。今作を象徴する、Acousticで、温かく和やかな(そしてちょっとセンチメンタルな)空間は、導入部を飾るのに相応しい。とても素敵なトラックです。

M-2, M-3と、Electronicな質感も取り入れたヴォーカル・ポップが続きます。特にGalantのトラックはR&Bフレイバーの洒落た空間から後半、Drum’n’Bassを彷彿させるBreakbeatが走り始めるあたり、面白い展開です。そして再びAcousticなウタモノ‘Vadya Masa’(これも後半が勢いあるドラムとストリングスで盛り上がる)を通過したあとが、ちょっぴりガレージでサイケデリックな‘Braingazing’。突如発生する酩酊グルーヴに意表を突かれつつも、酔いしれる。

作品の中間地点‘Sol Indiges’は、シンプルなリズムと、シンプルなピアノで、リスナーの耳をいったんリセット。したあとが、‘The Most Spectacular, Indescribable, Deep Euphoric Feeling For The Girl With The Most Beautiful Smile I Ever See’(長い!)で、再び酩酊グルーヴ発生。ディレイ、リバーヴを生かした音作りと、カラフルなシンセで駆け抜けるかと思いきや、Thom Yorke系のメランコリックなヴォーカルで、空気を塗りかえる。

このメランコリアのあと‘The Ballad of Pork Chops and Happytos’が、まさかのBreakcoreっていう、Compilationならではの面白さがここでさく裂。わずか1分強のノイジーなトラックで、余韻すら残さずに走り去る。続くのがまたスウィートなエレポップ‘Pure Journey’。後半にDubstep経由のBleepyなシンセも聴こえるけれど、声質のせいもあるんでしょう、砂糖菓子のような甘さ。作中でもっとも濃厚な一瞬でしょう。

Sound Of Silenceの‘Be Happy’はエレクトロに突っ込みつつも、Popな志向を忘れずに、Bleepyなのに、非常にMelodicで聴きやすい。さまざまな音色が入り乱れ、目まぐるしく変わる景色の中で、それでも保たれるセンチメンタル。今作のハイライトです。続く‘Lumie’は、ストリングスとリズムとヴォーカルだけで聴かせる、どこか神聖な冒頭から、ピアノの登場と共にメロディが広がり、一気に視界が開けていく。

‘With You’は、(私の中で)ザ・インドネシアン・エレクトロニカですね。骨太のリズムと、空間の真ん中でデカデカと鳴らされるメロディ。それは歌謡曲的でもあり、歌のない歌のようなんです。ネガティヴさとは無縁なドリーミィな浮遊感。分かりやすい、シンプルさが魅力です。

ラストはひときわAcousticなウタモノ、‘Under The Night Tides’で締めくくられます。ギターを掻く音やブレスが生々しく迫ります。ここからM-1につながることに違和感がないので、繰り返し再生することも視野に入れた曲順なのかもしれません。

全体的にはAcousticな印象があるんですが、Electronicな質感のトラックもバランスよく配置されていて、リスナーの耳を飽きさせない、優れたコンピレーションだと思います(全編を通じてPopであることも忘れてはいけませんね。大きな魅力です)。補足として、今作をダウンロードすると、pdfファイルでブックレットが付いてくるんですが、これが素敵なんですよ。収録されているすべてのミュージシャンのプロフィールが、近影やイラスト画像と共に記されているんです。いいですねー。大切に保存したくなります。

最近リリースが途絶えているように思えるinmyroomですが、これからもインドネシアの素敵な音楽を我々に届け続けてほしいですね。期待しております。そんな願いも込めてのご紹介でした。


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(CC) by – nc – nd 3.0

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