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タグアーカイブ: Ambient

PLAYLIST : 2020.04




 She lives in a dream world [a world of her own].



rainfuture, cat mint – rainfuture / cat mint split!

 rainfuture, cat mint -  rainfuture / cat mint split! Cover

 – Tracklist –
 01. rainfuture – the voyageurs
 02. cat mint – crawling
 03. rainfuture – carried away
 04. cat mint – nebrasca/abide by northwest by 26’s way
 05. rainfuture – hcaer
 06. cat mint – down



 - 02. cat mint – crawling



 - 03. rainfuture – carried away


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 Release Date : 2020.01.12
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Instrumental, Lo-Fi, Sadcore.


 Related Links :
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ロシアより、rainfutureとcat mintによるスプリット作です。サマーノスタルジアなジャケット画像が良い感じ…。

詳細は不明なのですが、rainfutureはもともとPost-Rockを経由したような、Ambient色の強いインストゥルメンタルを作成しています(でもPost-Rockというワードは積極的に使ってはいない)。でも壮大でシネマティックな空間を作るというよりは、その一歩手前で広がりを敢えてセーブすることで描かれる風景を日常に留めているような、そんなイメージ。今作ではないけれど、ギターはPost-Rock風なのにリズムがTrapを意識したようなチキチキしたものを使っているトラックもあって、その辺りから察するに一人ユニットなんでしょうかね。でも決してそれ一辺倒というわけではなく、静的なインストゥルメンタルを作風としているようで、“Each Other”ではピアノとストリングスで以て、非常にMelodicで感傷的な風景を見せてくれます。今作でもギターは使えどもAmbient/Droneな方向に寄っているトラックが多く、cat mintの輪郭のハッキリしたトラックとのコントラストが刺激となって、リスナーを飽きさせません。

そのcat mintは一言でいえばまあSadcoreというか(このワードはいまだ有効なんでしょうか。ピンとこない人もたくさんいると思います)。自身のbandcampでも作品を公開していますが、決してアッパーには弾けない、枯れたギターの響きが印象的。ギターが抒情的に流れていく中で、ボッソリとした抑うつ的なヴォーカルが隙間風のように吹いていく。端的に、暗い(悪い意味ではないんです)。たとえば私はL’ALTRAの作品を聴いたときに、歌における感情表現について、声を張り上げるだけが手段ではないんだなあと感じましたが、このcat mintの楽曲でそのときの感覚を思い出しました。ただこのcat mintはですね、ときどき声張り上げます、その辺りで一瞬抒情派エモみたいな顔をのぞかせるのが面白いですね。今作でもラストのトラック‘down’で感情的な歌唱を見せていますが、なぜか尻切れトンボ気味にブツリと切れて終わるという…そういう演出なのかしらん。人里離れた山小屋の窓際から、屋外の紅葉を眺め耽る物思い。




Radiophile – Serrated Love[IDMF057]

 Radiophile - Serrated Love[IDMF057] Cover

 – Tracklist –
 01. Serrated Love
 02. Xanax
 03. Brutalism
 04. 359°



 - 01. Serrated Love


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 Release Date : 2019.06.29
 Label : IDMF Netlabel

 Keywords : Ambient, Electronica, IDM, Melodic, Psychedelic.


 Related Links :
  ≫ Radiophile on SoundCloud


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IDM Forumsのレーベル面であるIDMforums Netlabel。気づけば10年選手ですね! コンスタントなリリースという点では中だるみもあったような気もしますが、ネットレーベルとして10年というのは長寿といっても良いと思います。IG88とはかこのレーベル経由で知ったように記憶しています。

Radiophileはアイルランドのトラックメイカー。2018年に同じレーベルからObscurityをリリースしています。あまりウェブ上での動きは活発ではないようで、ほとんど足跡は残っていませんが、その隠密な雰囲気も好きですよ私は。トラックだけ投げつけてササッと身を隠す感じね。なのでどういったバックボーンがあるのかとか、詳しいことは分からないのですが、ひとつ言えることは過去作よりこの最新作が良いということです。

何が良いってメロディが強くなってる点。MelodicなIDM/Electronica好きとしては、ここは推しポイントです。M-1‘Serrated’やM-2‘LoveXanax’のシンセな音色とゆるやかな流れは荘厳な気配もありつつ、ちょっと感傷的な旋律はビューティフルで、なんだか御大mosaikを彷彿させるじゃあありませんか。鼓膜と心を震わせる。でもコテコテにメロディに寄っているわけではなくて、どのトラックでも絶対一回道を外れるというか、あえてミニマルな展開を拒否しているような節がある。メロディ一発で突き進んでもいいのになあと思ったりもするんですが、一回途中で脳みそに電極ブッサして違う反応を引き起こそうとしているような、甘美な夢の中、視界の端に薄暗い一角をあえて作り出そうとしているような、挑戦的な姿勢が感じられます。そういう意味でサイケデリックなテイストもありますね。最終的に元の道、元の視界に戻すのかと思いきや、そうでもなくて、M-4‘359°’などはノイジーな響きでフェイドアウトしていく(360°に1°足りないってどういうニュアンスなんだろう。完成されていない何かというイメージ)。その辺りがユニークな音作りに思います。

メロディ全開にしたトラックも聴いてみたい、そんな気になるトラックメイカーさんです。


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 Credit :

Composed by: Radiophile
Cover art by: nostromer (ft. stills from Radiophile)

(CC) by – nc – sa 3.0



PLAYLIST : 2019.09




 You must have been dreaming.





headstreams – Clarity

 headstreams - Clarity Cover

 – Tracklist –
 01. self
 02. clarity
 03. moments
 04. mirrors
 05. all



 - Clarity (Full Stream)


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 Release Date : 2019.09.15
 Label : Not On Label(headstreams records)

 Keywords : Acoustic, Alternative, Ambient, Chill, Emo, Sad.


 Related Links :
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宴の席で、図らずも、去りゆくあなたのメッセージを目にする。

何も言わずにいなくなりそうだったあなたの、その意外にも律儀なメッセージは、少なからず胸を揺さぶる。

アルコールの入った頭で、電車の中。

均等に揺れる吊り革を、眺めながら、あなたとの少ない思い出を回顧する。

おそらくもう二度と会えないのだろうなと、何となく思う。

アルコールは感情を増幅させる力があるようで、私は素直に、寂しさを感じる。

万が一にも、またどこかで会えたなら。そのときは、どうかあなたの得意な、100%の笑顔で。

天邪鬼な私は、本当はうれしいくせに、呆れたふりをして、笑うだろう。

「急にいなくなりやがって」と小突くだろう。

でも、きっとそんな機会は、ない。きっと。

・・・・・・。

―そんな、物思いの、最中に、聴いていた。いや、聴こえてきた。

引き寄せるように、耳に、入ってきた。

寂しさの中に滲む少しの清々しさは、別れの気配。

“Clarity”というタイトルに、Jimmy Eat Worldを思い出す人もいるかもしれない。

実際、聴き心地に、共通する部分が、感じられる(少なくとも私は)。

でもそれよりも、初めに思ったのは、OCEANLANEだった(≫ “Everlasting Scene”)。寂しさと、清々しさの同居。

きっと寝て起きたら、何考えてたんだろオレって思うんだろう。

でも、深夜の電車に揺られながら、色々思ったことは、本当。

寂しいね。こんなとこで書いても届かないだろうけれど、“ありがとう”。元気でいてくれ。

こんなパターンもあるさ。

※headstreams、およびその周辺については、みなさん各自で調べてくれ! 



PLAYLIST : 2019.08




 The Summer Came Back To Me.





VHS ნ ი ღ ბ ე ბ ი – ვ ა რ დ ი

 VHS ნ ი ღ ბ ე ბ ი - ვ ა რ დ ი Cover

 – Tracklist –
 01. ლ უ რ ჯ ი
 02. მ შ ვ ი დ ო ბ ა
 03. ც ი ვ ი
 04. ტ ყ ე
 05. ი ს ე ვ მ ა რ ტ ო
 06. ა ხ ა ლ ი ს ა უ კ უ ნ ე
 07. ე ლ ე მ ე ნ ტ ი
 08. ღ რ უ ბ ლ ე ბ ი
 09. მ შ ვ ი დ ო ბ ი თ ( ს ა მ უ დ ა მ ო დ ? )



 - 06. ა ხ ა ლ ი ს ა უ კ უ ნ ე


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 Release Date : 2019.07.26
 Label : Hallworth Collective

 Keywords : Ambient, Dream, NatureWave, Rose, the end of summer, VaporWave.


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効率的、効果的なエアコンの使い方も分からないし、外へ出れば暑いし、電車に乗れば寒いし、また外に出れば暑いし、その寒暖差を繰り返し体験するうちに、体に変調をきたすし、夜は寝苦しいし、エアコンを使えど、扇風機を使えど、結局のところ何度か目を覚ますし、鼻は詰まってくるし、つまりは夏なんだけど、夏の好きなところは前にどこかにも書いたように洗濯物が早く乾くことくらいな私は、夏は嫌いだとハッキリ言える。精神のたるみ、集中力の霧散、ゆえの無産。これらを招くような気がして、要は心地よくない。

雲が多い日が続いて、陽が隠れることが多くなって、少し(少しだ)涼しくなって、一瞬だけ夏の終わりを錯覚する。その瞬間。とても心がアガる。要は心地よい。その一瞬の心地よさが、ここに、今作には封じ込められているように、そう感じた次第。

豊潤な、深みのある、ふくよかな、音空間。その空間には夏の記憶が封じ込められている。遠くで聴こえる鳥の声、虫の声が、ヴァーチャルな記憶を助長する。いもしなかった、過ごしもしなかった、イマジナリ―な夏の記憶はドリーミィ以外の何物でもなく、仮初の夏の終わりの喜びと相まって、より一層に心地よい。

アーティスト名も作品名も、トラックタイトルも、なんのこっちゃよく分からない。機械翻訳という文明の利器に頼ったところで、やっぱり、さっぱり分からない。文字による表現を意図的に排除、回避しているようにも取れる。そうであるならば、こっちの聴きたいように聴いてやろうという(いや聴かせていただきます、です)、そんな思いを引き延ばしていくと、夏の終わりに行き着いた。

不思議なことに、水の音は聞こえないのに、私の頭に最初に浮かんだのは、水滴が水面に落ちて波紋が広がる様子だった。ミルクのような霧が立ち込める渓谷で、さまざまな自然音が周囲には飛び交っていて、けれど私は結局どこにもいないという。決して観測されることのない、傍観者。誰の目にも止まらないという安心感。このウェットな膨張感、夢心地(より具体的にいえば環境音に施されたエフェクト)は、一瞬、Brian EnoとHarold Buddの共作たちと交錯した。

―そうして夏は遠ざかるそぶりを見せる。私は嬉しさと同時に、寂しさを感じる(何かが離れていくときはいつもちょっと寂しい気がする)。でも、また夏は来るんですよ。そして私の目は覚める。

水も滴る、なんて的確とは思えない表現が真っ先に頭に降ってきた。あるいは“熟れる”というワード(たとえばAVIONの作品につかったような)。花に対して熟れるという表現が使われるべきなのかは分からないけれど、そういう意味で薔薇(ばら)がイメージに使われているのかしらん、とか思ったりもしましたが、関係ないかな。一瞬、サイケデリックなスペース・アンビエントに片足突っ込みかけるような気もしますが、非常に包容力のある空間で、気持ち良いですね(風呂に似合いそう)。ところどころで滲む一抹の寂しさが、個人的には惹きになってます。