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タグアーカイブ: Ambient

Omega Sapien – New Intelligence [TKX-400]

 Omega Sapien - New Intelligence [TKX-400]  Cover

 – Tracklist –
 01. Drifts
 02. Evolution
 03. Stalker
 04. Above All Others
 05. Proud Dystopia
 06. Ruins (ft. Sangam)



 - 02. Evolution


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 Release Date : 2017.10.26
 Label : TKX

 Keywords : Ambient, Creature, Cyberpunk, Dark, Haunting, Space-age.


 Related Links :
  ≫ Omega Sapien on SoundCloud / on Twitter


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東京為替がリブランディング(商標変更とはよくいったもんだ)後のTKXよりリリースされた記念すべきカタログ番号400番。

醜く、まがまがしく、それでいて厳かで神々しい空間。Hauntingで思わせぶりな、つまり雰囲気たっぷりのDark Ambient/Drone作品。そのさまはまるでクトゥルフ神話(いや前にも書いたように私はファンではないけれども)。

サウンドトラック的な佇まいで全編行くのかと思いきや、Techno~Hard Vaporなアプローチも見せる中盤~後半部に意表を突かれる。シンセチックなレイヤー(ジョン・カーペンターみたいだ)や、マシーナリーなビートから漂いくる、Space-age、サイバネティクスのヴィジョン。そこにある性急さが不安を駆りたてる。宇宙時代に太古の遺跡に眠るアンノウンな存在から逃げまどう未来人はあまりにも無力で。シネマティックでIndustrialな‘Proud Dystopia’で、なすすべない圧倒的存在の気配を感じさせて(決して姿は見せないのだ。それが恐怖をあおる)、ラストの‘Ruins’では抒情的なフレーズで以て、破壊後の悲哀を漂わせる。

何ら新しいことってのはないのかもしれないけれど、ここにある、ここで見せるイメージが私はとても好きです。初聴きで思い出したビデオゲームがあって、それがセガ・サターンや、PlayStationなどの(あの頃の)次世代ゲーム機用のソフト、“Creature Shock”なのです(懐かしいなオイ)。確か中古で買ったけど難易度激高で結局かなり序盤で挫折した記憶がありますネ・・・。同じような設定だと“ENEMY ZERO”も思いつくんだけど、そっちじゃあないんですよね。

で、どんなゲームかって気になるでしょう? 以下に貼りますよ。この絶妙なノスタルジアと(私にとって謎なまま終わっているが故の)アンノウンなところが、今作と共振するんだろうな。そしてその辺りが、やはりVaporWaveの何たるかと通底しているようにも思う。その絶妙なさじ加減、バランス感覚はさすがのTKXというべきか。ジャケットデザインもグッド。



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 Note :

Artwork by @baojiaxiang www.instagram.com/baojiaxiang/

“Thick limbs, disproportionately small thorax, hairs sprout out of the skin like weeds in a desert. That repulsive odor.
Keeping us chained, leaching, a parasite. Sucking the life blood out of us, blinded by their own instinct. That same blindness, their achilles heel.
They destroyed themselves like they destroyed us, it was only a matter of time until the next rose from their ashes. The new intelligence nestled in their ruins.”



SANDRINE DEUMIER AND PHILIPPE LAMY – TÉLÉMAQUE [DWS184]

 SANDRINE DEUMIER AND PHILIPPE LAMY - TÉLÉMAQUE [DWS184] Cover

 – Tracklist –
 01. TÉLÉMAQUE


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 Release Date : 2017
 Label : deepwhitesound

 Keywords : Ambient, Noise, Obstruction, Poetry, Spoken Word, Sound Art.


 Related Links :
  ≫ Sandrine Deumier
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  ≫ Philippe Lamy
  ≫ Philippe Lamy on Facebook / on SoundCloud


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2005年から続くエクスペリメンタル系netlabel、deepwhitesoundより。勝手にフランスのレーベルかと思ってましたが、アメリカのレーベルなんですかね。まあどこでもよろしいですけれどもネ。

アートワークが気になって聴いていたわけですが、レーベル側の説明はまあ足りないですよ。何がなんやら分からなくないですか。それもミステリアスでよいといえばよいんですが。ということで色々と付け足していきますと、まずはリリースページに書かれている文章は、今作で挿入されているSpoken Wordの一節です。ダウンロードしてもこれしか付せられていません。すべてを知りたい場合はSandrine Deumierのウェブサイト内で公開されていますので、そちらをご一読ください(≫ text “télémaque” ※下部“next”をクリックすれば次ページが読めます)。

しかして今作の成り立ちですが、もともとは2015年に製作されていた作品のようです。バックトラックといいますか背景となる音像を製作したのは、フランスのアーティストでもあるPhilippe Lamy。そして語りを担当しているのが同じくフランスの作家/ビデオアーティスト/パフォーマーであるSandrine Deumier。さらに詳しく見ると今作にはどうやら前身となる作品があるようで、それが“GogatsuByo”(五月病!)。これは今作から語りを抜いた映像作品です。つまりこの“GogatsuByo”に言葉を挿入したのが今回の“TÉLÉMAQUE”になるわけですが、これも映像作品として公開はされています。レーベル側からは特に示されていませんが、Sandrine DeumierのVimeoで見ることができます。

ということで、トラックだけでなく映像も含めての感想です―

無菌的な部屋の中で白い簡素な衣装に身を包んだ女性。頭も白いモノで覆われており、顔だけが露出している。あえてなのかそうでないのか、映像の作りは決して研ぎ澄まされてはいない。最低限の立体感のみが確保されていて、動きも不自然だし、スローだし、表情もなく、動きや表情から感情をうかがい知ることはできない。それが全編にある不気味さを助長してることは間違いない。

“GogatsuByo”に付されたテキストと合わせて考えるに、おそらくはインターネット活動(受動的であれ能動的であれ)に関わることによる自我の変容について、ここでは描かれているように思います。作品内にあるそれぞれの動きや、他者との接触が何を意味しているのか、それが単純にリアルライフを示しているとは思わないんですが、じゃあ何なのかと問われると、考えあぐねてしまう。最後の方に出てくるもう一人の自分(のような存在)が、なぜローラースケート(のようなもの)を装着しているのかも分からない。流れる時間の違いを表しているのか? いや分からない。孤独から始まりまた孤独に戻るという流れがあるような気もするが・・・果たして・・・。

意味のある言葉が羅列はされているのだが、そこに文脈を見いだせない。でもそれでも良いのかもしれない。何ならそこには音楽の一つの機能である異常への誘いがあるのだから・・・。フランス語のまろやかな発音、左右のパン、後ろに流れるソフトなノイズ・・・、精神的閉塞感の中にある不思議な安心感。それは幻か。

結局のところ、自由に聴き、自由に見るのが良いと思います(丸投げ)。タイトルの“TÉLÉMAQUE”はギリシャ神話の登場人物テーレマコスに由来しているのだろうか。だとしたらその意味は―


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(CC) by – nc – nd 4.0


Galaxy Swim Team – New Crown [GST​-​18]

 Galaxy Swim Team - New Crown [GST​-​18]

 – Tracklist –
 01. Post Boy – New Crown
 02. chalkboards – Guanajuato
 03. Jackson Scovel – Change of Pace
 04. Natbird – We Will Heal
 05. Noah Hafford – Honey
 06. hellstar.plus & Ivy Hollivana – Now I Know
 07. GWIZ – Crossroads
 08. Inniqleia – Spectral Resonance
 09. skybox – Lavender Skies (Feat. Business Pastel)
 10. DBOYD – Come Away With Me
 11. Lighten Up! – Young at Heart
 12. bansheebeat – Bombos



 - 05. Noah Hafford – Honey



 - 10. DBOYD – Come Away With Me


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 Release Date : 2017.11.14
 Label : Galaxy Swim Team

 Keywords : Ambient, Chiptune, Compilation, Indie, Pop, Vocal.


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カリフォルニアのレーベル、Galaxy Swim Teamからのコンピレーションです。勝手にChiptuneレーベルな認識を持っていましたが、聴いているとそれは狭い認識だったとわかります。

冒頭のタイトルトラック‘New Crown’からしてヴォーカルの入ったShoegazeだ(と私は思っている)。ゆるやかなメロディと力の抜けたヴォーカルが浮遊するギターポップでもある。‘Guanajuato’は夕暮れのまどろみと薄れゆくぬくもり(それは日没を意味する)が漂うAmbientトラック。chalkboardsは同レーベルからも“h​.​a​.​k​.​a​.​s.”をリリースしていますが、そちらも和やかな、ゆるくてフワリとしたポップ作品になっているので、このトラックが気になる方にはオススメです。

Jackson Scovelの‘Change of Pace’はAlternative~Post-Rock、そしてUSインディな雰囲気のあるバンドサウンドになってますが、ひとりでやってんのかな?と思ったら、jackson scovel = astroskeletonだった。あちらではポップで切ないChiptuneを鳴らしているのに、名義が変わるとぜんぜん違うサウンドになりますね。驚いた。jackson scovel名義の“quieting”なんかは楽器音を活かしつつも、割とastroskeletonに近しい部分もあって、中間的なイメージです。

Natbirdの‘We Will Heal’はピアノがたなびくミニマルな小品。物憂げな空気もありながら淡々としており、この雰囲気大好きです。心にちょっと引っ掛かりがありながらも家事を淡々とこなしている風景。それってHealですよね(きっと)。続くNoah Haffordの‘Honey’の突出感。急にメロディと感情があふれ出してきて耳を奪われる。名前を見ずに聴いていたら“誰だコレ!?”って興奮し、チェックして納得。ChillWave経由で描かれるサンセットなシーンはリスナーを手を止めること間違いなし。改めて優れたメロディメイカーだと実感しました。

リズムを利かせたエレガントなヴォーカルトラック‘Now I Know’から後半に。シアトリカルなVGMの雰囲気もある‘Crossroads’やサイバー/ダークなザラついた空気も持った‘Spectral Resonance’辺りで、徐々にChiptuneへのムードを高めつつ、次のskybox(元shoujo kissですネ)による‘Lavender Skies’、続くDBOYDによる‘Come Away With Me’で、ドライブ感満点のChipsoundが披露され、その空気が解放されます。特に後者は往年のカプコンのサウンドチームALPH LYLA(アルフ・ライラ)を彷彿させてアツいです。

ファンファーレのようなイントロから幕開けするどこかファニーなエモーショナルヴォーカルトラック‘Young at Heart’。そしてトリのbansheebeatはこの界隈では名前は通っておるでしょう(同レーベルからの“Techo☆Deluxe”も素敵です)。珍しく?せわしない、アグレッシヴなリズムが印象的です。タイトルの‘Bombos’ってのは民族音楽で使われる大太鼓らしいですが、その辺りも意識されているのでしょうか。休むことなく最後まで突っ走り続ける音像と重く響くドラムスは、大海原を戦いに向けて進んでいるような、雄大さと緊張感が漂います。

ちなみに今作に合わせて(今作を聴きながらプレイしてほしいとのことで)、ウォーキングゲームがリリースされています。気になる方は下記リンクからどうぞ。


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DOWNLOAD OUR ACCOMPANYING GAME FOR FREE
galaxyswimteam.itch.io/new-crown

(CC)by – nc – sa 3.0



mLaD3n° – UNKNOWN ISLAND [012]

 mLaD3n° - UNKNOWN ISLAND

 – Tracklist –
 01. #_Q
 02. !ERR
 03. (G
 04. )()()()()
 05. “¤{{ DD
 06. SS=W
 07. E#!.-



 - 02. !ERR


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 Release Date : 2017.02.20
 Label : TV FEH

 Keywords : Ambient, Deep, Future City, Underwater, VaporWave.


 Related Links :
  ≫ mLaD3n° on bandcamp


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小さいころ、自分が雨の日を好きだったのは、それが外に出なくてよい口実になっていたから、かもしれない。“雨降ってるし”、という言い分。“お腹が痛い”とか“熱がある”とかと同じ理屈なんだろう。そうやって自分だけの空間、時間に逃げ込むことで、安心を手に入れていたのだろう。当然、大人になればそんな理屈は通りにくくなるし、それと合わせるように私は雨の日が嫌いになってきた。

今の私がたびたび逃げ込むのは深海、海中のイメージだ。その人知の及ばない神秘的なイメージに惹かれている人は多くいるだろう。そのある種の異世界は現実から自分を切り離し、身を沈めるのに打ってつけではある。しかし実際深海まで潜れるわけもないし、よしんば潜ったところで怖すぎるので(ワガママだ)、私が好むのはあくまでイメージに留まっている。

そう、水族館もその異世界感に近しいものを醸しているけれど、しかし周りに第三者がいるという時点で、少なからず現実は残ってしまう。・・・そういえば、自分の身の回りに水族館の年間パスを持っている人がチラホラといて驚いたことがあるが、案外その事実に潜んでいるのは、現実とは異なる世界を欲する心なのかもしれない。なんて。

深海や水中のイメージといえば、それをコンセプトにしたビデオゲームも存在する。“アクアノートの休日”…は、プレイしてないな。PSの“DEPTH”はよくやった。



最近だと“ABZÛ”が記憶に新しい。スリリングな側面もあるけれど、プレイヤーがデッドすることはないし、総じてリラクシンだ。独特のグラフィックも美しく、魅力的。



あとは“SOMA”もある。深海探索SFホラーアドベンチャーであるけれど、ストーリーは自己の在り方を問うような、悩ましいものになっている。ラストに待つ希望と絶望のコントラストに何を感じるかは人それぞれでしょう。これは恐怖も孕んではいるが、神秘的な世界観がもつ没入感は極めて強い。



と、遠回りをしていますが、音楽の存在を忘れてはいけません。水族館やビデオゲームも結構ですが、深海や水中のイメージをもった音楽も古今東西たくさんあるでしょう。いつも挙げるのは深海Dark Ambientの傑作、Nubiferousの“Behind The Megalithic Walls”ですが、ベクトルは異なりながらもこの“UNKNOWN ISLAND”もかなりの深海、水中感でもって、私を包み込んできます。没入。Discogsなんかでみると、アーティスト名がUNKNOWN ISLANDとなっていますし、レーベル側ではレーベル名のTHE FEHとなっているんですが、mLaD3n°のbandcampからもリリースされているので、ここではmLaD3n°名義にしております。

“UNKNOWN ISLAND”というよりは、個人的には海中に建設されたドームの中にある未来都市といったイメージです。ドームの天井に映されるのは架空の空。絶対的に地上とは何かが違っていて。そこにある悲しみやミステリーの気配。深海の閉塞感と同居する、奇妙な安心感。いいですね。頭の中に広がる世界。没入。M-2とか水中での目覚めみたいな、不思議なサウンド。音の揺らぎは水中を、鳥のさえずりが朝の訪れを、告げる。幻想的です。作中では長尺のM-6もよい水中感。鼓動と同期するようなリズムと、スローな音の波と、わずかな電子感。深海でパワースーツ着て機械端末いじってる光景。少し危険、みたいな。

mLaD3n°はTV FEHを基盤にして多くの名義を使って作品をリリースしている様子なので、気になった方はぜひ他の作品もチェックしてみてください。同名義の“(専用イダ)”も好きです。


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 Note :

SECRETS INSIDE THE CITY
UNKOWN ISLAND
RESORT



teams. – VGM 1

 teams. - VGM 1

 – Tracklist –
 01. cave (seiken densetsu 2)
 02. avalanche (final fantasy 7)
 03. pk starstorm (earthbound)
 04. sorry, but it looks like I won’t make it back (chrono cross)



 - 02. avalanche (final fantasy 7)


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 Release Date : 2017.10.07
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Dream, Electronica, Fantasy, VGM.


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ビートメーカー、teams.の新しい作品は、VGM(Video Game Music)。teams.っていうから、グループとかコレクティヴだと勘違いしていましたが、個人活動ということでよろしいでしょうか(間違っていたらスミマセン)。

これまでにもアンビエンス漂うHip-Hop/Beats作品を多くリリースしてきていますが、今作はビートがございません。自身が最も好んでプレイしてきたビデオゲーム―時代的には一昔どころではなく前になるけれどしかし不朽の名作である“聖剣伝説2”、“ファイナル・ファンタジー7”、“MOTHER2(英題はearthbound)”、そして“クロノ・クロス”、これらの音楽を作ってみた、というのが今作、今シリーズのコンセプトのようです。作ってみた、と書いたのは、オリジナルをアレンジとかリミックスしたわけではなくて、自身でゲームの特定のシーンをイメージして作ってみた様子だからです。というのも私は“聖剣伝説2”と“クロノ・クロス”のオリジナル・サウンドトラックは所持していますが、おそらくこのteams.の作品に入ってるトラックはそこには見てとれないからです。

でも完全オリジナルってなると、サンプリングありきのHip-Hopの手法からは外れるし、それはteams.っぽくないような気もするので、もしかしたらサンプル使用とか、極端なアレンジとかいう可能性もありますが、少なくとも私には分からない。オリジナルを使っているにしても、コレは、とピンとくる素材は使われていないように思います。

まあ、それはさておき、非常にAmbientに傾いた作風です。これまでも包容力あるサウンドを多く作ってきていますが、先にも書いたようにココにはビートがない。夢の中にきらめく星明り、あるいは電子の瞬きか。ドリーミィなサウンドスケープの中にある電子的冷たさが、ビデオゲームの空気を醸している。聴き方によってはShogaze/Noise的な側面も見いだせるかもしれません。

各トラックには題材になったと思しきゲーム名が付されているけれど、どれも特別にゲームのシーンを思い出させるような作りにはなっていなくて、説明がなければおそらくそれぞれのゲームに関連付けられることはないだろうと思います。なので件のゲームをプレイしていない人が楽しめないということは全くなくて、純粋にAmbientとして魅力を持った作品になっています。逆にプレイしてきた人は、思い出のシーンに当てはめてみるのも楽しいかもしれません。トラックタイトルもその助けになるでしょう。

今作はシリーズの第一作ということで、続編も控えているようなので、期待しましょう。お気に召した方は、過去作の“visual novel.”も近しいサウンドかと思いますので、ぜひ。


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 Note :

when i started making music I started off making video game music, bgm etc. This is the start of a small series of video game music I do. This one consist of my favourites like final fantasy 7, chrono cross, earthbound and seiken densetsu 2. There are more soundtracks of these games I did. Just got to get around finishing them. Series 2 will be up soon.


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ちなみに、ということで、せっかくなんで、私の好きな、“聖剣伝説2”と“クロノ・クロス”からのトラックをいくつか以下に―


時のみる夢(from “クロノ・クロス オリジナル・サウンドトラック”)
とはいってもコレは本編では使われていないはず。






海月海(from “クロノ・クロス オリジナル・サウンドトラック”)






時の草原(from “クロノ・クロス オリジナル・サウンドトラック”)






天使の怖れ(from “聖剣伝説2 オリジナル・サウンドトラック”)






ねがい(from “聖剣伝説2 オリジナル・サウンドトラック”)




VIRTUAL PVNDA – Tokyo Love Story

 VIRTUAL PVNDA - Tokyo  Love  Story

 – Tracklist –
 01. Perfect In Paradise
 02. Morning Glow
 03. Wake Up With You



 - 02. Morning Glow


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 Release Date : 2017.09.29
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Electronica, IDM, Nostalgia, VaporWave.


 Related Links :
  ≫ VIRTUAL PVNDA on bandcamp


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VIRTUAL PVNDAの作品は、いつも不思議なChill感を与えてくれる。懐かしさの中にある爽やかさとでもいうか。

予定のない休み、その前日は夜更かしをしがちだ。私の場合。PCを漫然といじりながら(なにもインターネットとは限らない)、そのまま、眠りに落ちていくことも珍しくない。布団には入る、ようにしている。寒くなってくると、風邪をひいたりしたら、あとあと、差し支えるだろうから。そうすると、たいていは昼ごろに目が覚める。別に勿体ないとは思わない。なぜって前日に夜更かしをしているからだ。そこで時間を手に入れたのだから、勿体ないなどという言葉が出てくるはずがない。しかしそういう話になると、休日の過ごし方に口を出してくる者がいたりするが、それはしゃらくさいというものだ。休日なのだから自由に過ごして何が悪いのだろう。

昼に起きた私は食事をとり、バスタブに湯を張る。そして浸かる。正午はとっくに過ぎている。別に人がいつ風呂に入ろうが自由だが、私の場合ふだんは夜に入るので、これはちょっと特別だ。スペシャルな時間だ。予定もないしタスクもない状態というのが私は大好きで、それだけでウキウキしてくる。そんなウキウキでのんびり風呂に入る。上がり心地は爽やかだ。心地よさだけが体を支配している。

思い返せば、学生時代は、夜と朝に入浴していることもしばしばだった。今思えばその行為は、特別な爽やかさを求めると同時に、現実逃避的な側面もあったのかもしれない。朝、湯に浸かりながら、ツルンとしたバスタブで背中を滑らせるようにして、頭を沈め、くぐもった音の中で目を開き、ぼやけた世界を視界に収める(別に“パーフェクトブルー”に感化されていたわけではない。そのころはまだ視ていない)。そこで一瞬、世界と自分とのつながり具合が正常ではなくなったように、ねじれたように感じられて、日常がシャットアウトされ、自分の感覚が別世界にコネクトされるような気がして、その瞬間が好きだった。俗っぽく言えば学生時代が暗黒時代だった私は(もちろんそれは自分のせいなのだけれど)、別に人生やり直したいなどとは微塵も思っていないが、もしやり直すことを強制されたら、きっとそこ―学生時代を選ぶだろう。そこが今につながっていると思っているからだし、すなわち今に納得していないからだろう。妄想。

そんなノスタルジックな仄暗い思い出と、そこから派生する心地よさというヤツが、VIRTUAL PVNDAのサウンドにはある。相変わらずどのあたりがVaporWaveなのかよく分からないけれど、その懐かしく、心地よく、ちょっと暗い、というヤツが、VaporWaveの何たるかと共振しているような、気はする。

それにしても“Tokyo Love Story”ってワードの強さ、すごいな。時代を超えてる。読んだ時のリズムも良いし、そこに内包されるイメージの多様さよ。もちろんオリジナルの“東京ラブストーリー”あってのことだとは思うけれど、ロマンチックで、何ならサイバーパンクの香りさえしそうなくらい。そして見事にVaporWave的でもある。


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Volca FM + Novation Circuit + PO-12 + PO-20 + PO-14



Hotwax – Communicator

 Hotwax - Communicator

 – Tracklist –
 01. Aerotropolis
 02. Visionary ft. Navigateur
 03. Between the Rivers
 04. Titania
 05. Isopod
 06. Overpass
 07. Cyclical
 08. Rockaway ft. Steffaloo
 09. Gunlock Ave
 10. Skygrid
 11. Celestial
 12. Eternal



 - 01. Aerotropolis


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 Release Date : 2017.06.30
 Label : 2060 Records

 Keywords : Ambient, Chill, Downtempo, Dream, IDM, Trip-Hop.


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アメリカの2060 RecordsからリリースされているのがHotwaxの“Communicator”。今作が初作ではなくて、これまでにも自身のbandcampから複数作品をリリースしていますし、またVacant Magicから“Dawn Emerges”、“Crystalline EP”のリリースがあったりしますし、SoundCloudでも多数のトラックを公開しています。

一発聴いて思ったのは、レーベルメイトでもあるLost Integrityのサウンド(最近動きがないですねえ…)。ということはさかのぼればBoards of Canadaも見えてくるということですが。白く濁ったアンビエンスと、ミドルテンポの安定したリズム、丸く柔らかいシンセのメロディ。作りとしては簡素だと思うんですが、でもそこに現れるドリームなスケープは確かに両耳を通じてリスナーを包み込んでくるし、また心地よいものなのです。エフェクトやサウンドの組み合わせの妙なのでしょうか。

サウンドは見事に統一されていて、まさに夢の中の散歩といった調子なのですが、‘Visionary’‘Rockaway’のようなヴォーカルトラック(これがまたいい)だったり、ラッシュ感のある‘Titania’を織り込むことで、その道程には絶妙に緩急がついている。先に出した“Crystalline EP”、それから自身でリリースしている“Captivate EP”などを聴くと、見せる景色は似通っているが、その耳触りは似て非なるものになっている。まずシンセのアタックが強いし攻撃的な印象もあるし、メロディも控えめで、SynthWaveというのは言い過ぎかもしれないが、ところどころ80sなサウンドを感じさせる部分もあったりする。作品によって、というよりは、自身のスタイルを模索している過程がそのまま作品に現れているような気もします。もちろんここでフィニッシュというわけではないでしょうが、確かに今までの中では完成度はもっとも高いと思います。しかし見る限りでは2011年の“Open Eyes EP”ですでにスタイルはほぼ出来上がっているので(特にWashed Out’sの‘Echoes’をサンプルにした‘Escape’がよいですね)、らせん状に上に上っている感じでしょうか。



 - ‘Escape’ (from “Open Eyes EP”)


さて、今作、全編一本調子(気味)なのはプラスに考えればそれだけひとつの夢にたゆたうことができるということ。十分Ambient的ですが、個人的にはもっとAmbientに傾いても好きですね。気に入った方は是非ほかの作品、トラックも聴いてみてくださいね。


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Guitar on “Visionary” by Nate Wagner.
Vocals on “Visionary” by Navigateur.
Vocals on “Rockaway” by Steffaloo.
Mastered by Drew Porras.



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