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タグアーカイブ: Night

MIXTAPE : AT THE BOTTOM OF NIGHT




– Tracklist –

 [00:00] 01. Elijah_Skateboard – athos
 from “everything else” (2016)

 [02:05] 02. Lost Integrity – Lulluby No. 4
 from “Interchange EP” [BPR005] (2011) / [ mirror
 :: (CC) by – nc – sa 3.0 ::

 [05:27] 03. 蜃気楼MIRAGE – 蝋燭
 from “fiction

 [06:41] 04. Yokai – kiosk
 from “Lost Waters” (2014)

 [11:02] 05. Pehoz. – Gasm [ S/O to Kaytranada ]
 from “ORA [EP]” (2015)

 [15:07] 06. Computer Gandalf – clark/wilson 1
 from “Synthetic Lapses” (2016)

 [19:02] 07. SPACE MAGIC スペース マジック – TECHNOLOGICAL SINGULARITY
 from “Cyberculture Logistics” (2015)

 [21:42] 08. eeL – ダーク pt.2
 from “bored” (2016)

 [22:38] 09. ネオンchestnut” – (not)coldspace
 from ““​(​2016​)​”” (2016)

 [25:52] 10. Mokhov – Purity
 from “Purity EP” [CAT-008] (2011)
 :: (CC) by – nc – sa 3.0 ::

 inspired : https://goo.gl/7jDK0c



Martin Hoogeboom / Ed van den Brekel / Victor Yibril / Sten Erland Hermundstad / Theo Calis – Nacht [Petroglyph317]

 Martin Hoogeboom / Ed van den Brekel / Victor Yibril / Sten Erland Hermundstad / Theo Calis - Nacht [Petroglyph317]

 – Tracklist –
 01. Nacht 01
 02. Nacht 02
 03. Nacht 03
 04. Nacht 04
 05. Nacht 05



 - 02. Nacht 02


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 Release Page Download Free!

 Release Date : 2015.03.11
 Label : Petroglyph Music

 Keywords : Ambient, Improvisation, Night, Soundscape.


 Related Links :
  ≫ Natura Moderna
  ≫ Martin Hoogeboom on SoundCloud / on bandcamp / on Twitter

  ≫ Sten Erland Hermundstad on SoundCloud / on Twitter
  ≫ Victor Yibril on Facebook / on SoundCloud / on bandcamp / on Tumblr
  ≫ Ed van den Brekel on SoundCloud



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夜というのは恐れの対象であるのと同時に、人間の生活にとって必要な時間でもあります。その中でこそ営まれる活動というものが少なからずあるわけです。そういったことも関係あるでしょうか、私などは、夜に対して、ポジティヴなイメージも少なくありません。太陽が空に出ているか否かが、昼との違いと言ってしまえばそれまでですが、たったそれだけのことなのに、夜というのは、ずいぶんといろいろなところで重要な要素としてあつかわれています。神話や魔法・魔術といった神秘的な領域や、絵画や写真、映画といった芸術の領域でもそうです。夜というのは大きな要素、テーマとして扱われます。それほどまでに、夜(あるいはそこに付随する闇)というものがもつ大きな力は、古来から人間を惹きつけてきたようです。もちろん音楽の分野でも古今東西、夜をテーマにした作品というのは、それはそれは多くあるでしょう。

前置きが長くなりましたが、ノルウェーのネットレーベル、Petroglyph Musicからリリースされたこの作品も、ズバリ夜をテーマにしています(“Nacht”はドイツ語で“夜”を意味するようです)。厳密にいえば、ジャケットイメージに使用されているこの絵(“They would find answers in the night”)にインスパイアされているようですが、ここにある夜の力が大きな役割を果たしていることは間違いないでしょう。Martin Hoogeboomを筆頭に、総勢五名による合作ですが、見事に夜を音像化したサウンドスケープが広がっています。

低音のピアノを底に忍ばせて、森の中を連想させる効果音を配したオブスキュアなM-1からはじまり、絶妙なエフェクトとアトモスフィアで夜の息吹(それは森の音、というべきかもしれない)を感じさせるM-2。と、ここまででもう、十分に夜を感じさせます。匂いたつ闇、とでもいうような。濃厚な気配がたまりません。

さびしげなピアノと管楽器のような音色、そしてここでもサウンドエフェクトで、夜の森を独り歩くような、さびしげなイメージを立ち上げるM-3、深遠、ミスティックなレイヤーに吸い込まれそうな中、アブストラクトなエフェクトのチラつきが催眠的に響くM-4。ラストはもっとも音楽的なトラックですが、獣の声や虫の声を遠くに聴かせながら、ピアノとトランペットがメロディを鳴らすという、なんとも抒情的なものになっています。作品全体でみると、Dark Ambientな向きもありますが、このトラックがあることで、かなりバランスが調整されているように感じます。冗長なところもなく、Ambient/Soundscapeとして、非常に聴きやすい作品だと思います。

是非とも密閉型ヘッドフォンで、部屋の電気を消して、音の出る家電の類も全部スイッチオフで、味わってほしい作品です。孤独に対する許容。夜の中で解放される安心感。高められる集中力。やがて訪れる存在の希薄。夜の帳が下りると共に、身体の感覚が消えていく。

核になっているのはMartin Hoogeboomのようですが、彼は同レーベルや、他のレーベルからも、複数の作品をリリースしています。アブストラクト/エクスペリメンタルなタッチではありますが、気になる方はチェックしてみてください。下にいくつか―

 ≫ “Where Do We Go From Here?
 ≫ “Colony
 ≫ “Movement


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Credit :

“Nacht”
Written and performed by
Sten Erland Hermundstad : piano
Theo Calis : sounds, sound design, additional mixing, mastering
Victor Yibril : sounds, electronics
Ed van den Brekel : trumpet
Martin Hoogeboom : objects, sounds, assemblage, concept

Artwork by Amanda Blake (www.amandablakeart.com/) : “They would find answers in the night“.

Many thanks to Sten Erland, Victor, Theo, Ed and Amanda for their enthusiasm and creative generosity. I’m also greatly indebted to these amazing sound recordist through
Freesound.org (www.freesound.org/): eksaa, IanMallyon (ianoboe), tomble93, metzik, ecfike, inchadney, klankbeeld. Special thanks to Theo Calis for his unfailing commitment and help, to Rune and Øystein for creating and maintaining Petroglyph Music as platform for new and independent music.

(CC) by – nc – nd 3.0



Nightports – Nightports Acoustic

 Nightports - Nightports Acoustic

 – Tracklist –
 01. Skywide (acoustic)
 02. Empty Squares (acoustic)
 03. Nowhere In Between (acoustic)
 04. Clok (acoustic)


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 :: limited edition CD is also available. ::


 Release Date : 2013.10.07
 Label : Not On Label [on bancamp

 Keywords : Acoustic, Night, Song, Vocal.


 Related Links :
  ≫ Nightports
  ≫ Nightports on Facebook / on SoundCloud / on bandcamp
     on Vimeo / on Twitter


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イングランドはリーズの3人組ユニット、Nightports(Emily Lynn, Adam Martin, and Mark Slater)。彼らのアコースティック作品、その名もズバリ“Nightports Acoustic”が、bandcampを通じて実質フリーという形でリリースされています(リミテッドCDの購入も可能です)。Mercedes-BenzのMixed Tape(#53)にも今作の1曲目が収録されているので、ご存じの方も多いやもしれません。

何も知らずに聴くとですね、ちょっと翳りのある、湿った調子のウタモノ、という印象なんですが、タイトルに“アコースティック”とついているのを忘れてはいけません。そう、この作品の各トラックは、アコースティックにアレンジされているんですね。じゃあ、もともとはどんなものだったの?って疑問が出てくるというか、聴きたくなると思うんです。これらはきちん公開されていて、今作収録曲のオリジナルは、Skywide EPや、Ports EPに収録されています。しかもフリーで入手が可能になっている(そんな太っ腹でいいんですか)。

それらオリジナルを聴くと、がぜん今作の面白み、深みも増すというもので、なぜかといえば、もともとのトラックはフラジャイルなElectronicaサウンドなんですね。Ambientな広い空間や、Dubstep/2stepを経由した暗いリズム、細かなGlitchなどの電子的エフェクトを生かした、Electronicなバックトラック。そこにEmilyの歌声が乗っかっていて、いや実際のところ歌は中心におかれているので、ウタモノという点では変わりはないんですが、音作りの面で今作とは非常に異なっていて、面白い(Trip-Hopの要素が薄く感じるのは、リズムの在り方のせいか)。是非ともオリジナルと聴き比べをしてほしい。

アコースティックなアレンジになって、より際立つのが、やはり歌の力。冒頭の‘Skywide (acoustic)’の、この夜感といったらどうですか。ピアノとギターの爪弾きにのる、フワリとした、けれど確かな重みをもった歌声は、湿った夜霧のようだ。たちどころに広がる、夜の気配。ゾクリとしながらも、どこか安心してしまう、その包容力。ピアノとギターと歌だけで、これだけ聴かせられるってのは、相当に歌の力が強くないとできないでしょう。

今作のこの夜感は大好きです。秋の夜長の読書に似合いそうだ。しかし幾度も聴いていると、歌の力が身に染みてくるのか、オリジナルを聴いても歌にばかり注意が向いてしまうという、副作用が出てきてしまった。そう考えると、オリジナルはPOP過ぎるのかなあという考えも出てくる。もっともっとバックトラックに比重を置いてもよいんじゃないかと思いましたが、それは個人的な希望。彼らとしてはきっと歌を聴かせたいんでしょう。そんなわけで、今作には未収録ですが、“Pots EP”から、‘Twelve People’を―



 - Twelve People


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All tracks written and performed by Emily Lynn (vocals), Adam Martin (guitar) and Mark Slater (piano). Recorded January 13th and 14th 2013 by Shaun Trotter.