ABRAcaDABRA

Netaudio explorer

タグアーカイブ: Pop

polu – waffle

 polu - waffle

 – Tracklist –
 01. Fortissimo (feat. KuTiNA)
 02. waffle
 03. Fortissimo (feat. KuTiNA) (instrumental)
 04. Fortissimo (feat. KuTiNA) (Famires Remix)
 05. Fortissimo (feat. KuTiNA) (stepic Remix)



 - 01. Fortissimo (feat. KuTiNA)


+ + +


 Release Page Download Free! / pay what you wish.

 Release Date : 2017.06.04
 Label : Synthikate

 Keywords : Electronic, House, Pop, Remix, SynthWave, Vocal.


 Related Links :
  ≫ polu on SoundCloud / on Twitter


+ + + + + +


シンクロニシティというヤツを皆さんは信じるだろうか。この界隈において私にままあるのが、“あのアーティスト何やってるのかなあ”と思いめぐらせたときに、そのアーティストの新譜に出くわすという事象である。これがなかなかの頻度で起こる。タネを明かせばおそらくはどこかで何がしかの情報を目にしており、それが脳内のいずこかにインプットされ、しかし私はそれを忘れ(あるいは気づかずに)、そのインプットが引き金となって、先の思い巡りに至っているだけなのかもしれない。が、そうではない可能性もある。第六感。セブンセンシズ。いやそれは違う。なんてな。

少し前に私が思いめぐらせていたのは、“はて4ruは今何やってるのかなあ”ということである。“そういえば名前変えてたよなあ”、というところまではたどり着けたのだが、そこから先に進まず。ついぞ彼の近況にたどりつくことはできなかった。4ruというのは韓国のトラックメイカーで、オフィシャルなリリースはほとんどなかった。私の知る限りでは、今作と同じ韓国のコレクティヴであるSynthikateからの“MileFeuille”にRemixで参加したのと、“Coloridium”のコンピレーションに‘Melon Cream Soda’を提供しただけ、ではないでしょうか。いつもWIP = Work In Progressな短いトラック(あるいは断片)をSoundCloudに挙げては熱心なファンを喜ばせ、そしてすぐに消すということを頻繁に行っていました。エモーショナル(emoって言っていいのかなあ)でメロディに富んだサウンドは、カラフルなメイクを施され、いつもPopで、アップロードの度に私も耳を傾けていました。

でも変名後の彼にたどり着けなかった私は意気消沈。もういなくなってしまったのかと半ば諦めもありました。が。ふとSoundCloudで流れてきたこのリリース。あれ、これ、もしかして、4ruの新しい名前じゃなかった?なんて思ってたら、polu = 4ruの文字を見つけ、ああまたもやシンクロニシティ(ちょっと意味違うかもな)と、ビックリうれしい驚きと、相成りました。

そして今作、‘Fortissimo’とそのインスト、そしてRemixが2つ、プラスタイトルトラックということで、実質的にはシングルのようなイメージですね。韓国のヴォーカリスト/ヴォイスアクターであるKuTiNAを迎えた‘Fortissimo’は2分ちょっとの短いトラックなんですが、変わらずPopでニンマリです。この手のElectronic/Popなトラックにありがちなウィスパーな儚げヴォーカルではなく、スキャットじみた冒頭からその歌声は力強くリスナーを刺激する(私の中ではこういうヴォーカルの方がPop musicのイメージに近い)。言葉は韓国語なのかな、ちょっと意味は分からないんですけれど、その摩訶不思議な聴き心地も愛おしく感じる始末。ヴォーカル抜きのインストも収録されているけれど、声という感情表現の手段が抜かれたことで新たな聴き心地が獲得され、しかし主たるメロディが消えたことによる物足りなさはないのだから、恐れ入る。

Remixも聴きごたえあり。Famiresで誰だろうと思ったら、omoshiroebiさんの新しい名前だった。よりシンセサイズで、EDMライクなアタックの強さもあり、ギターかな?エモいフレーズも挿入されていて、すごくエキサイティング。オリジナルとは違う魅力で良Remixです。対するstepicのRemixが対照的で、スローダウンしたエコーイックでファンタジックな音像から始まり、アコギやピアノもまぶしつつ、やがて訪れるダイナミックな展開とオリエンタルなメロディでカタルシス。これまた良Remixです。こうして聴くとそう、‘Fortissimo’は、そのインスト、そのRemixたちと、みな違った聴き心地があって、一粒で4度楽しめるのです。

その上、タイトルトラック‘waffle’も収録されている。物憂げな雨の効果音とマッチする、丸いサウンドのイントロ。やがてさまざまなサウンドとメロディ、フレーズが交錯し、カラフルな世界が描かれ、その最中にもキュートなヴォイスやエディットヴォイスで巧みなブレイクを差し挟み、また物憂げな雨のシーンに返っていくという、雨の日に羽ばたく想像の翼を音像化したような、素敵なトラック。

常にその才能をうかがわせるトラックたち、間違いなく優れたトラックメイカーだと思っていますので、名前も変わったことだし、ここからはコンスタントにリリースしてほしい! ちなみにこのカバーイラストもpolu本人が描いているみたいですよ。



PLAYLIST : 2017.03

Fla.mingo – Fantasy [BIZC135]

 Fla.mingo - Fantasy [BIZC135] Cover

 – Tracklist –
 01. Fantasy
 02. Everything Felt So Right
 03. 浮く
 04. Die
 05. Depression Drive
 06. Aliens
 07. Heartache2
 08. Soft Lion
 09. Lovely グロー
 10. Fantasy II



 - 01. Fantasy



 - 07. Heartache2


+ + +


 Release Page Download Free! / pay what you wish.
 :: Limited Edition Cassette is available. ::

 Release Date : 2017.01.13
 Label : Business Casual

 Keywords : ChillWave, FutureFunk, NuDisco, Pop, SynthWave, VaporWave.


 Related Links :
  ≫ Fla.mingo on Facebook / on SoundCloud / on bandcamp / on Twitter


+ + + + + +


なんだよChillWaveじゃんか、とか、NuDisco/FrenchHouseじゃんか、って言われればそうかもしれないけど! せっかく天下のBusiness Casualからお出ましになっているのだから、別の目線があってもいいではないですか。ねえ。

私は作り手ではないので偉そうなことは言えないし言ってはいけないと思っているのですが、けっこう前からFutureFunkってもう頭打ちじゃないのかなあって思ってたりする口なのですが、なぜかといえば形式がド定型なイメージがあって、歌謡曲 meets Discoっていうか、そうするとメロディは原曲のものだし、リズムはたとえばIDMみたいな複雑なものにもなり得ないし、そこにユニークな要素が入る余地が残されているのだろうか(いえもちろん楽しいことには違いないのですが!)と、ちょっと前から思っているのです。そういう思いと同時に、じゃあでもそのうち飽和状態になったシーンの中から、あるいは遠く離れたところからでも、涼しい顔してFutureFunkを超えたFutureFunkっていうか、Post-FutureFunkっていうか、FutureFunk経由のユニークなサウンドってやつが出てくるのではあるまいか、それはキャベツ畑の端っこになぜか突如出現したトマトのような異彩を放ち・・・ってまあ無意味な比喩はやめるとして、別段それを私が探しまくっているというわけではなくて、ふとした拍子に出会うんじゃないかなあって、心のほんの隅っこで淡い淡い期待をしてたりしたんですよ。

Fla.mingoっていうと、この界隈だとFlamingosisもいたりするので、間違われることも多いと思うんだけど、何を隠そう私もとらえ間違っていたので、今作をきっかけに聴き直しました過去作品。リリースにおいては遡るほどにBeats/Hip-Hopの色が強くなっていて、逆に言えば近作になるほどそれは薄れているように感じられます。前作も同レーベルからの“U Melt Me”なので、レーベルのカラーに合わせてこのサウンドになっているのかもしれませんが、とにかく煌びやかでPopな方向に舵が切られている。ChillWavyな意匠の中にあるエコーイックな部分や音のゆらぎ、VHS感などの細かいエディットは、穿った見方をすればVaporWaveの残り香とも取れる。その上での、ディスコテックなリズムや、(歌謡曲ではないにしても)メロディを生かしたままヴォーカルラインを挿入して、ウタモノとしての機能も持たせたトラック作りは、だからこそFutureFunkのアプローチに思える。しかしここにあるサウンドは見事に、FutureFunkのド定型を回避している。

全体的にロマンチックな響きがあるのも好きなところで、前に何についての投稿か忘れてしまったけれど(Mirror Kissesだったかな?)、自分の頭の中でChillWave/SynthWaveとPrefab Sproutがなぜか繋がるときがあるって書いた気がするけれど、今作のM-5とかM-7とかで久しぶりにそれを、改めて感じました。シンセとドラムとヴォーカルのエモーショナルな感じなんだろうな、きっとそうだ。

というわけで始めの文章に戻るわけですが、なんだよChillWaveじゃんか、とか、NuDisco/FrenchHouseじゃんか、って言われればそうかもしれないけど! 私は今作、ユニークな作品だと思っています(ラストが寂寥感溢れるAmbient/Droneなのもイイ)。さすがはBusiness Casual、未来形を出してきたなと。でもFla.mingo、SoundCloudとか思ったよりフォロワー少なくて、ちょっとビックリです。

方向は違うかもしれませんが、SERVICE AREAの“Computer Entertainment System”ってやっぱりユニークだったな、面白かったなって、改めて思いました。当時は特にここで書くことできなかったけれど。



PLAYLIST : 2016.11



月ごとにやるつもりもないしきっとできもしないので、不定期ということになるのでしょうが、久しぶりのPLAYLISTは、2016年の11月に聴いた中で、ということで括ってあります(つまり公開時期には構っていません)。

なんとはなしに哀愁が漂っていますね。トラックたちはいつ消えるか分からないので、あまり細々したことは記しませんが、メモのようなもので―

crisopaは、かつてはネットリリースを行うIDM/Electronicaのトラックメイカーとしては、私の中で燦然と輝いておったのですが、n5MDからリリースを行うようになってからは、どうも私の琴線に触れなくなってしまいました(でもアルバムはいずれも購入しています)。ここにあるトラックはそのかつてのcrisopaを彷彿させます。少し前にもうひとつトラックを公開していますが、こちらの方が好きです。

Laura Beatriz Rosenkranzは素性は謎ですが、量産トラックメイカーで、現時点で57トラックを公開(まだ増えるでしょう)。すべてのトラックを聴いたわけではないのですが、根底にノスタルジアがあるように感じられて、とてもツボです。ちょっと調べると2015年にhowl for beautyというウクライナのレーベルから、“Lunamotions”というカセットテープを出しているようですが、おそらく現在は販売していない様子(レーベルは最近だと日本のバンドBoys Ageのテープも出してるようで、しっかり生きているので、欲しい人は聞いてみるのもよいのかもしれません)。ちなみに収録トラックはLaura Beatriz RosenkranzのSoundCloudで聴けます。この量産スタイルはThis Deep Wellを思い出しますが、しっかりフォロワーに名前がありました―というかそこ経由で知ったのだったかな、忘れてしまった。

Kei TorikiさんのトラックはBreakcoreとPost-Rock/Shoegazeの合成獣。とても新鮮で、一粒で何度もおいしい感じが一発で好きになりました。というかOthermanRecordsから“Childhood Memories E.P.”がフリーでリリースされているので、手に入れるしかないでしょう。

Final HealはAmun Dragoon経由で知ったのですが、やはり謎です。サンプリングをEditしているのか分かりませんが、Classical、Orchestralなシンセミュージック―それはVGMにも通じる―といった按配で、なるほどAmun Dragoonの近作と重なる部分が感じられます。今のところトラックはフリーでダウンロード可なので、気になる方は是非。

tofubeatsは・・・ってこんなところで書くこと何もないんだろうけれど、FunkやSoulなどのブラック・ミュージックに血が騒がない私にとって、彼のサウンドはストライクにはなり得ないんですが、でもこういうトラックを聴くたびに、やっぱり優れたポップメイカーなんだなあと改めて思います。どなたかがこのトラックに五十嵐隆(syrup16g)に通じるものを感じるとおっしゃっていたような気がしますが、それも何となく分かります。

weiansue 蘇偉安はザ・インディー・ポップでニッコリですね。好きな方はホント堪らないと思います。リリースしないんでしょうか。ひときわ再生回数の多い‘海洋綠’もいいですね。手垢にまみれた表現ですが、甘酸っぱい!

Popcornkid!は最初入れてなかったんですが、滑り込みで入ってきました。“HUMAN SOUL”に収録。タイトルトラックのウタモノ“Human Soul Feat. Hills”もすごくイイんだけど、敢えてこっち。SynthWave。

ではまた。次の機会に。

※each tracks are faded away in time (maybe).

lexis shii – Four Heart Romance

 lexis shii - Four Heart Romance Cover

 – Tracklist –
 01. Four Heart Romance (The Passage of Each Day)
 02. Four Heart Romance (Noah Hafford Remix)



 - 01. Four Heart Romance (The Passage of Each Day)


+ + +


 Release Page Download Free! (* = pay what you wish.) :
  ≫ [ main* ] / [ MEGA

 Release Date : 2016.08.01
 Label : Not On Label

 Keywords : Electronic, Pop, Vocaloid.


 Related Links :
  ≫ lexis shii on Facebook / on SoundCloud / on Twitter


+ + + + + +


まさかlexis shii(いつの間にか☆が取れていますね)が戻ってくる、というかリリースをするとは思わなかった! PURE AESTHETEから“It’s Only Goodbye ~ No, Longer”をリリースしたのが2014年、それからリリースらしいリリースはまったくなかったし(今でもSoundCloudには公開されているトラックはほとんどない)、音楽的な動きもHi-Hi-WhoopeeにMIXを提供したことくらいしか記憶にありませんでした。この界隈、じゃなくても、何も告げずにフェイドアウトしてしまうクリエイターってのは多くいますから(事情はさまざまでしょうが)、lexis shiiもさすがにこれはもう戻ってこないかなあと、残念に思っていたところ(ネット上で2年の沈黙ってけっこうですもんね)。“It’s Only Goodbye ~ No, Longer”が好きだった私は、たとえ単発であろうと、このリリースはすごくうれしいです。

lexis shiiといえばPopなメロディとVocaloidによる歌唱が特徴。というとありがちに思えるかもしれませんが、個人的にはバックトラックの混沌具合がこのlexis shiiのユニークな部分だと思っています。前作の時にも何でこのバックトラックにこのメロディ乗っけってるんだってすごく不思議に思ったことを、今でも聴くたびに思い出します。リズム面ではTrapっぽい雰囲気もあったりして、その上をさまざまなシンセフレーズが行き交い、しかもメロディは直球でPopっていう、このマジカルなバランス。一歩バランスを崩すと甘くなりすぎたり、逆にPopから外れてしまいそうなところを踏みとどまっている。

そんなlexis shiiが作ってきた今作はタイトルトラックとそのリミックスという、2トラックしか含まれていませんが、lexis shiiの真骨頂が示された快作といっていいでしょう。再生時間をみると分かりますが、タイトルトラックはなんと8分超えの長尺。ElectronicなビートにPopなメロディ、Vocaloidの歌唱と、確かにlexis shiiの特徴が変わらずにありますが、しかしこれはずいぶんとストレートな印象・・・洗練されたのか、それとも・・・と思っていると、明らかにこのトラックは前半と後半に分けられていて―もっと細かく言えば4つのパートになるのかもしれない―終盤に入って、伸びやかなヴォーカルと合わせるように、ビートは激しく、シンセは唸り始め、ここ一番のエモーショナルクライマックスが訪れて、安心のlexis shii節が堪能できるというわけです。歌詞も私はすんなり頭に入ってくるわけではありませんが、悩みに憂う背中をそっと押すようなものになっているようです。ちょっとさびしそうで悲しげで、でもそれらをやさしく照らすような光が感じられるというフィーリングは、私の中でやはり“Pop”に一致します。

そしてNoah Haffordが手がけたリミックスはビートをよりストレートに、煌びやかな電子音や、心躍るシンセフレーズを加味して、オリジナルよりさらにPopに接近させたトラックになっています。たとえばFuture BassとかBass musicに依ったスタイルになっていないのは、私としては好感触です。Noah Haffordはこのほかにも自身のbandcampなどでもPopなElectronic musicを公開しているので、気になる方は是非聴いてみてください。せっかくなので、以下に1曲(メチャメチャよい!イントロでもう胸が騒ぐ)―





今作でlexis shiiのトラックメイカーとしての健在ぶりがアピールされたわけですが、スパンは空いても良いですから、これからもときおり私たちの耳と心を刺激してほしいですね。是非とも。


+ + +


Credit :

Cover Art by: htr3ia.wix.com/memori // twitter.com/hinomemo

thx for the remix Noah!
soundcloud.com/noahhafford // twitter.com/NoahHafford



Twinkle Park / Larksburg – Twinkle Park / Larksburg Split [PP08]

  Twinkle Park / Larksburg - Twinkle Park / Larksburg Split [PP08]

 – Tracklist –
 01. Larksburg – Make it That Way
 02. Larksburg – Something, or Rather
 03. Larksburg – Those Sheets
 04. Twinkle Park – Space Case
 05. Twinkle Park – Your Wierd
 06. Twinkle Park – In December



 - 01. Larksburg – Make it That Way



 - 04. Twinkle Park – Space Case


+ + +


 Release Page :
  ≫ [ BUY ] / [ FREE DOWNLOAD

 Release Date : 2016.03.05
 Label : Petal Port Music

 Keywords : Alternative, Electronica, Indie, Neo Acoustic, Post-Punk, Pop.


 Related Links :
  ≫ Larksburg on Facebook / on bandcamp / on Tumblr

  ≫ Twinkle Park on Twitter


+ + + + + +


2014年から始まったインディーレーベル、Petal Port Musicより。Twinkle ParkとLarksburgのスプリット作がリリースされています。bandcampでは販売が行われていますが、レーベルのウェブサイトからはフリーでもダウンロード可能になっています。

Twinkle Park とLarksburgというアーティストによる作品なわけですが、“Larksburg is: Brett Hanley”、“Twinkle Park is: Nik Clay”という記述もありますが、もう少し詳しく読んでみると、Larksburgというのはもともとバンド形態で活動しているようで、Twinkle ParkことNikもそのメンバーである、もしくはメンバーであったようです。最新の情報を手にしていないので分かりませんが、bandcampなどでメンバー構成を見る限りLarksburgは4人組であり、Nikもメンバーに含まれています。いずれにせよ、今作に関してはLarksburgはBrett Hanleyのソロプロジェクトとなっています。

ということで中身のお話ですが、まずLarksburgに関しては、これまでに発表している音源とカラーが違う! これまでは、鋭く、そしてザラついたヘビーなギターサウンドが印象的なAlternative/Shoegazeな、どちらかというと翳りのあるものがほとんどだったのですが、そのイメージで今作のM-1など聴くと、ひっくり返りそうになります。この瑞々しいギターやバックに流れるさわやかなコーラス、メロディを前面に押し出した音作り、紛れもなくPost-Punk~(日本で言うところの)ネオ・アコースティック・サウンド! Brettのヴォーカルはこれまでと変わった気がしないにも関わらず、このちょっと調子はずれな、飾らないスタイルがまた、どう聴いてもネオアコ。キラキラしたギターの音色と結びついたそんなヴォーカルを聴いていると私が思い出すのは、学生時代のCD屋巡りであった。インターネットや店頭の注文ですませることなく、なぜかひたすらアチコチのCD屋をさすらって、めぼしいものを見つけるという行為を行っていた、夏。手段は主にチャリンコというところがまた青春というかティーンエイジドリーム。遠方まで出たときにそんなに仲良くもないクラスメイトと出会ってしまって“お前なんでこんなところに?”って顔されたことも、思い出ですね。話逸れてるわ。そんなこんなでギターポップ、ネオアコファンには非常にお勧めのM-1~3になります。

Twinkle Parkもすでに名前がキラキラしてますが、これも前半の流れを引き継いでいるといいますか、もうちょっと打ち込み感というかマシーナリーな触感が強くはなりますが、依然としてさわやかな音像。Indietronicaという言葉が似合うかなあと、個人的には思っております。M-4, 5はダンサブルなリズムを使ったトラックになっていて、電子音楽寄りですが、ラストの‘In December’はタイトルから想像されるようなドラマチックな仕上がり。ギターやオルガン、シンセなど様々な楽器をちりばめて、哀愁漂いながらもどこか長閑な風景を演出。心が休まります。

Twinkle Parkとしての音源は同レーベルから出ている“Orange”というものがあるのですが、そちらは習作の雰囲気も漂うVocaloid作品(!)なのです。なんで今作とはまた少し傾向が違います。最新の音源はどうやら上記の“Orange”にリミックスや新曲を加えた(Reworkとあるので既発の音もいじってるのかもしれません)CD、その名も“Orange+”のようです。今のところ彼のライヴで販売されているのみのようですが、ネットでも販売をするつもりのようなので、気になる方は上記Twitterをチェックしてください。今のところ他に音源が発表されている形跡がない、というか発表の場すら設けていないようですが、ここからが始まりのようですし、今作はインストゥルメンタルですが、これからは歌を入れていくつもりのようなので、きっとこれから先にリリースを行ってくれることでしょう。期待しております。個人的にはM-6のようなバンド感も備えたトラックが好きなので、ぜひそちらの方面で。

各トラックほとんど2分台という非常に短い作品であっという間に終わってしまいますが、インディー感あふれる素敵な作品だと思います。是非。


+ + +


 Credit :

Larksburg is: Brett Hanley – vocals, lyrics, guitars, bass, drum machine.
Recorded, produced, and mixed by Nik Clay at his house in November 2015.

“Thanks for listening and supporting Larksburg! I went back to a ‘solo project’ for this split, but I still consider Nik, Dylan and Cody a part of the band. Look forward to hearing them in Eye Contact, out soon on Petal Port! (Eye Contact was recorded prior to the split)”
-Brett

Twinkle Park is: Nik Clay – synths, guitars, chord organ, samples.
Recorded, produced, and mixed by Nik Clay across two homes in 2015-2016.

“This split signifies the last of a lot of Twinkle Park trends, and the beginning of a lot for me as an artist. For one, its the last time I’m going to release a fully instrumental album (my songs are, at least). From here on out I’m going to sing (more accurately: yell) on my Twinkle Park material. This was also a transition between two DAWs, from Reaper to Logic. There was a lot of change and growth over the course of these songs being written and being finished, actually, and I hope that the music reflects that growth.”
-Nik

Album art by Nik Clay

Mastered by Tim Lindsay

Brett and Nik thank: Spencer Jordan, for letting us borrow his bass, Brett’s Dad, for driving him and his equipment to Nik’s house to record, Nik’s stepmom and sister, for putting up with the constant noise from across the hall through 5 albums, Nik’s Mom, for teaching him how to use her scanner to scan the album art, Alyssa Dalangin, for listening to these demos and working mixes a thousand times, and Tim Lindsay for mastering literally everything Brett and Nik have ever worked on.



Various Artists – Coloridium

 Various Artists - Coloridium

 – Tracklist –
 01. YUMU – coLOLar
 02. 4ru – Melon Cream Soda
 03. OptiU – Colourless
 04. Serafin’ – Water Color
 05. Soochan Kim – Take A Kick
 06. ARForest – Rudia
 07. SeouK – Save us
 08. ARForest – Ink


 ≫ all tracks are streaming on SoundCloud


+ + +


 Release Page :
  ≫ [ main ] / [ Google Drive ] / [ Drop box ] / [ box ] Download Free!

 Release Date : 2016.03.10
 Label : Coloridium

 Keywords : EDM, Electronic, House, Oriental, Pop.


+ + + + + +


韓国のトラックメイカーARForestがプロデューサを務めた今作“Coloridium”は同名のサークルからリリースされたコンピレーションとなっています。おそらくですが参加しているトラックメイカーはすべて韓国の方だと思います(間違っていたらすいません)。韓国といえば以前紹介したSynthikateも韓国かと思いますが、そちらもこちらも、なぜリリースにbandcampとか使わないんですかねえ。Tumblrからダウンロードページへリンクして、そこから入手という形がとられていますが、この形はまどろっこしくないですかね。シェアもしにくいし、されにくい気がします。プラットホームになるサイトはいくつもあるのに、利用しないのはもったいなくないですか。

今回は私の注目するトラックメイカー4ruのオリジナルトラック‘Melon Cream Soda’が収録されているということで、飛びついたわけですが、案の定とてもよいトラックですこれは! いつもSoundCloudでトラックを公開してもすぐに消してしまう4ruもついに観念したのか、こうして正式なリリースをしてくれたわけで、いやあ嬉しいですね。涼しい音色のイントロからブラスが入り、女性コーラスまで聴こえてきて、あらやだとってもチルな雰囲気…とか思っていたら、Houseなリズムと電子なシンセが響きはじめ、PopなEDMといった様相に。終盤にはギターも突き抜けて、やっぱりエモーショナルなトラック作りが得意な様子。よい。

最初の‘coLOLar’はホントに作品のイントロして機能しているというか、Pianoの抒情的なメロディとオリエンタルな楽器音で、まるで壮大なドラマの幕開けのような演出。ちょっとあっさりしすぎな気もしますが、でもリスナーを引き込む役割は十分果たしてくれます。4ruのM-2を通過した後が、その流れを引き継いで、作中でもダントツで力強いEDM‘Colourless’‘Water Color’は再びPianoの音色とソフトなシンセサウンドで、爽やかなEasy Listening。

翻って‘Take A Kick’はこれまたEDMに。ブリブリビコビコしたシンセと、ドッシリしたキックの音から入りますが、途中でフッとメロディを入れてテンションを緩和しつつ、また突っ走り、次のトラックへとバトンをつなぎます。プロデューサもつとめたARForestによる‘Rudia’は、オリエンタルな雰囲気も持ちつつ、Drum ‘n’ Bassの疾走感、EDMのパワフルなグルーヴにChipsoundのメロディを鳴らし、Popに仕上げた、FutureBassのエッセンスも内蔵した一品です。‘Save us’はここにきてオーケストラル、Classicalなシネマティックサウンドがさく裂。広大な大地と空の下で悲壮感とともに立ち上がる英雄の姿が見えてきます(だから‘Save us’なのか?)。

ラストは再びARForestによる‘Ink’。雄々しいリズムとwarmlyでAmbientなシンセを使った、力強さとやさしさを兼ね備えたトラックになっています。コズミックな雰囲気もありますが、終盤にはストリングスを入れてくるなど、作品全体の節々から感じられるClassicalな部分がここにも垣間見れます。

コンピレーションとしてはかなり短いんですが、一続きのドラマチックな作品として考えると、ほどよい長さかなあと思います。実際聴いてみると、ばらつきがあるようでいて、カラーも統一されていますし(総じてシンセチックなのですな)、素敵な作品です。再生回数もっと伸びてもいいと思うなあ。気になるトラックメイカーがいた方は、上記のリンクからたどってみてください。広がりますね! で、このサークルとして次があるのかは分かりませんが、こっそりと期待しておきます。

あと今作と同時期に4ruがフリーでトラックを公開してるんですが、それも良いので興味のある方は是非―って、消しちゃったのねえ、やっぱり…。





+ + +


Coloridium 2016 Release PV



+ + +


 Credit :

-Staff

Produce : ARForest

Site : YUMU

Designer : Irelriser & Shi-U Ran

PV : Shi-U Ran

Irelriser : twitter.com/gfcv0709
Shi-U Ran : twitter.com/jhrc0714

-Comments

ARForest : 첫 앨범입니다! 잘 부탁드립니다 ㅎ
OptiU : All life begins in achromatic color, The end of all life is colourless.
SeouK : 초월체를 위하여!
Serafin’ : 주인님 욕해주세요
Soochan Kim : 코카콜라
YUMU : 압도적인 힘으로!
4ru : 엉덩이!
Shi-U Ran : 다씨는 pv를 얕보지 않겠습니다. -그래픽 노예-
Irelriser : 시우:시우



%d人のブロガーが「いいね」をつけました。