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タグアーカイブ: Pop

Various Artists – PlayGround [#001]

 Various Artists - PlayGround [#001]

 – Tracklist –
 01. 10 – Candy Shop
 02. polu – Chewing Gum
 03. WyvernP – Bouncing Ball
 04. Levi Polis – Toy WarZ
 05. Alisweet – Feeling

 - 02. polu – Chewing Gum


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 Release Date : 2017.12.19
 Label : Palette

 Keywords : Compilation, Dance, EDM, Electronic, Glitch-Hop, Pop.


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韓国のトラックメイカー、ARForestとLevi Polisが中心になった新興レーベルPaletteより。第一弾コンピレーション“PlayGround”がリリースされています。初っ端ということで大量のトラックを詰め込んでくる手もあったとは思うんですが、内容は5トラックということで、厳選されているイメージです。

個人的にはまた(何度目だろう)姿を消したと思っていたpoluが再び姿を見せているのがうれしいところですが(でもSoundCloudにはこの1トラックしか残されていない!)、頭から聴いていきましょう。

10の‘Candy Shop’はタイトルは甘いんですが、中身はぜんぜん違いますね。抒情的なメロディに細かなブレイク、ダイナミックなドラムを加えて、とてもドラマチックな仕上がりになっています。シリアスな予感めいたイントロや、ほんのりVGMな雰囲気があるところも好きです。

poluの‘Chewing Gum’はBleepyなシンセやブレイクが挟まってはいますが、コロコロした電子音や編集したヴォーカルなどをまぶしたglitterなポップチューンで、相変わらずの手腕。4ru名義の頃に見せていたストレートにエモいトラック作りを封印しているような気もしますが、またいつか見せてほしいものです。いずれにせよ、頼むから消えないでほしい…。

WyvernPの‘Bouncing Ball’はいかにもGlitch-Hopなタイトルじゃあないですか。実際一番ブリブリしてると思います。でもド頭から突っ走るわけではなくて、出だしのjazzyなピアノからベースが入り、徐々にDance/EDMへ流れ、またふいにちょっぴりjazzな軽やかピアノを入れてくるあたりが、面白くて、カッコいい。ちゃんとメロディも生きててポップにまとまってるし上手いなあって思います。

Levi Polisの‘Toy WarZ’はメロディとリズムが素直に結びついたストレートな聴き心地。メロディもさることながら、遊びでChipsoundを織り交ぜる辺りでやはりPop指向を感じます。ラストのAlisweetによる‘Feeling’はChipstyleに寄せた作風で、小奇麗にまとまっている印象です。騒々しいんだけれどもPopでCuteでキラキラしているという、今作のカラーをもっとも簡潔に表しているトラックかもしれません。

この界隈(どの界隈だよというツッコミは受け付けませんヨ)で予想されるサウンドを大きく裏切ることはありませんが、逆に言えば安定のクオリティが確保されている作品です。そしてまだ先かとは思いますが、ピアノを主体にした別のコンピレーション“Memory of Childhood”が予定されているようなので、そちらも期待して待ちましょう。



Galaxy Swim Team – New Crown [GST​-​18]

 Galaxy Swim Team - New Crown [GST​-​18]

 – Tracklist –
 01. Post Boy – New Crown
 02. chalkboards – Guanajuato
 03. Jackson Scovel – Change of Pace
 04. Natbird – We Will Heal
 05. Noah Hafford – Honey
 06. hellstar.plus & Ivy Hollivana – Now I Know
 07. GWIZ – Crossroads
 08. Inniqleia – Spectral Resonance
 09. skybox – Lavender Skies (Feat. Business Pastel)
 10. DBOYD – Come Away With Me
 11. Lighten Up! – Young at Heart
 12. bansheebeat – Bombos



 - 05. Noah Hafford – Honey



 - 10. DBOYD – Come Away With Me


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 Release Date : 2017.11.14
 Label : Galaxy Swim Team

 Keywords : Ambient, Chiptune, Compilation, Indie, Pop, Vocal.


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カリフォルニアのレーベル、Galaxy Swim Teamからのコンピレーションです。勝手にChiptuneレーベルな認識を持っていましたが、聴いているとそれは狭い認識だったとわかります。

冒頭のタイトルトラック‘New Crown’からしてヴォーカルの入ったShoegazeだ(と私は思っている)。ゆるやかなメロディと力の抜けたヴォーカルが浮遊するギターポップでもある。‘Guanajuato’は夕暮れのまどろみと薄れゆくぬくもり(それは日没を意味する)が漂うAmbientトラック。chalkboardsは同レーベルからも“h​.​a​.​k​.​a​.​s.”をリリースしていますが、そちらも和やかな、ゆるくてフワリとしたポップ作品になっているので、このトラックが気になる方にはオススメです。

Jackson Scovelの‘Change of Pace’はAlternative~Post-Rock、そしてUSインディな雰囲気のあるバンドサウンドになってますが、ひとりでやってんのかな?と思ったら、jackson scovel = astroskeletonだった。あちらではポップで切ないChiptuneを鳴らしているのに、名義が変わるとぜんぜん違うサウンドになりますね。驚いた。jackson scovel名義の“quieting”なんかは楽器音を活かしつつも、割とastroskeletonに近しい部分もあって、中間的なイメージです。

Natbirdの‘We Will Heal’はピアノがたなびくミニマルな小品。物憂げな空気もありながら淡々としており、この雰囲気大好きです。心にちょっと引っ掛かりがありながらも家事を淡々とこなしている風景。それってHealですよね(きっと)。続くNoah Haffordの‘Honey’の突出感。急にメロディと感情があふれ出してきて耳を奪われる。名前を見ずに聴いていたら“誰だコレ!?”って興奮し、チェックして納得。ChillWave経由で描かれるサンセットなシーンはリスナーを手を止めること間違いなし。改めて優れたメロディメイカーだと実感しました。

リズムを利かせたエレガントなヴォーカルトラック‘Now I Know’から後半に。シアトリカルなVGMの雰囲気もある‘Crossroads’やサイバー/ダークなザラついた空気も持った‘Spectral Resonance’辺りで、徐々にChiptuneへのムードを高めつつ、次のskybox(元shoujo kissですネ)による‘Lavender Skies’、続くDBOYDによる‘Come Away With Me’で、ドライブ感満点のChipsoundが披露され、その空気が解放されます。特に後者は往年のカプコンのサウンドチームALPH LYLA(アルフ・ライラ)を彷彿させてアツいです。

ファンファーレのようなイントロから幕開けするどこかファニーなエモーショナルヴォーカルトラック‘Young at Heart’。そしてトリのbansheebeatはこの界隈では名前は通っておるでしょう(同レーベルからの“Techo☆Deluxe”も素敵です)。珍しく?せわしない、アグレッシヴなリズムが印象的です。タイトルの‘Bombos’ってのは民族音楽で使われる大太鼓らしいですが、その辺りも意識されているのでしょうか。休むことなく最後まで突っ走り続ける音像と重く響くドラムスは、大海原を戦いに向けて進んでいるような、雄大さと緊張感が漂います。

ちなみに今作に合わせて(今作を聴きながらプレイしてほしいとのことで)、ウォーキングゲームがリリースされています。気になる方は下記リンクからどうぞ。


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galaxyswimteam.itch.io/new-crown

(CC)by – nc – sa 3.0



polu – waffle

 polu - waffle

 – Tracklist –
 01. Fortissimo (feat. KuTiNA)
 02. waffle
 03. Fortissimo (feat. KuTiNA) (instrumental)
 04. Fortissimo (feat. KuTiNA) (Famires Remix)
 05. Fortissimo (feat. KuTiNA) (stepic Remix)



 - 01. Fortissimo (feat. KuTiNA)


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 Release Date : 2017.06.04
 Label : Synthikate

 Keywords : Electronic, House, Pop, Remix, SynthWave, Vocal.


 Related Links :
  ≫ polu on SoundCloud / on Twitter


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シンクロニシティというヤツを皆さんは信じるだろうか。この界隈において私にままあるのが、“あのアーティスト何やってるのかなあ”と思いめぐらせたときに、そのアーティストの新譜に出くわすという事象である。これがなかなかの頻度で起こる。タネを明かせばおそらくはどこかで何がしかの情報を目にしており、それが脳内のいずこかにインプットされ、しかし私はそれを忘れ(あるいは気づかずに)、そのインプットが引き金となって、先の思い巡りに至っているだけなのかもしれない。が、そうではない可能性もある。第六感。セブンセンシズ。いやそれは違う。なんてな。

少し前に私が思いめぐらせていたのは、“はて4ruは今何やってるのかなあ”ということである。“そういえば名前変えてたよなあ”、というところまではたどり着けたのだが、そこから先に進まず。ついぞ彼の近況にたどりつくことはできなかった。4ruというのは韓国のトラックメイカーで、オフィシャルなリリースはほとんどなかった。私の知る限りでは、今作と同じ韓国のコレクティヴであるSynthikateからの“MileFeuille”にRemixで参加したのと、“Coloridium”のコンピレーションに‘Melon Cream Soda’を提供しただけ、ではないでしょうか。いつもWIP = Work In Progressな短いトラック(あるいは断片)をSoundCloudに挙げては熱心なファンを喜ばせ、そしてすぐに消すということを頻繁に行っていました。エモーショナル(emoって言っていいのかなあ)でメロディに富んだサウンドは、カラフルなメイクを施され、いつもPopで、アップロードの度に私も耳を傾けていました。

でも変名後の彼にたどり着けなかった私は意気消沈。もういなくなってしまったのかと半ば諦めもありました。が。ふとSoundCloudで流れてきたこのリリース。あれ、これ、もしかして、4ruの新しい名前じゃなかった?なんて思ってたら、polu = 4ruの文字を見つけ、ああまたもやシンクロニシティ(ちょっと意味違うかもな)と、ビックリうれしい驚きと、相成りました。

そして今作、‘Fortissimo’とそのインスト、そしてRemixが2つ、プラスタイトルトラックということで、実質的にはシングルのようなイメージですね。韓国のヴォーカリスト/ヴォイスアクターであるKuTiNAを迎えた‘Fortissimo’は2分ちょっとの短いトラックなんですが、変わらずPopでニンマリです。この手のElectronic/Popなトラックにありがちなウィスパーな儚げヴォーカルではなく、スキャットじみた冒頭からその歌声は力強くリスナーを刺激する(私の中ではこういうヴォーカルの方がPop musicのイメージに近い)。言葉は韓国語なのかな、ちょっと意味は分からないんですけれど、その摩訶不思議な聴き心地も愛おしく感じる始末。ヴォーカル抜きのインストも収録されているけれど、声という感情表現の手段が抜かれたことで新たな聴き心地が獲得され、しかし主たるメロディが消えたことによる物足りなさはないのだから、恐れ入る。

Remixも聴きごたえあり。Famiresで誰だろうと思ったら、omoshiroebiさんの新しい名前だった。よりシンセサイズで、EDMライクなアタックの強さもあり、ギターかな?エモいフレーズも挿入されていて、すごくエキサイティング。オリジナルとは違う魅力で良Remixです。対するstepicのRemixが対照的で、スローダウンしたエコーイックでファンタジックな音像から始まり、アコギやピアノもまぶしつつ、やがて訪れるダイナミックな展開とオリエンタルなメロディでカタルシス。これまた良Remixです。こうして聴くとそう、‘Fortissimo’は、そのインスト、そのRemixたちと、みな違った聴き心地があって、一粒で4度楽しめるのです。

その上、タイトルトラック‘waffle’も収録されている。物憂げな雨の効果音とマッチする、丸いサウンドのイントロ。やがてさまざまなサウンドとメロディ、フレーズが交錯し、カラフルな世界が描かれ、その最中にもキュートなヴォイスやエディットヴォイスで巧みなブレイクを差し挟み、また物憂げな雨のシーンに返っていくという、雨の日に羽ばたく想像の翼を音像化したような、素敵なトラック。

常にその才能をうかがわせるトラックたち、間違いなく優れたトラックメイカーだと思っていますので、名前も変わったことだし、ここからはコンスタントにリリースしてほしい! ちなみにこのカバーイラストもpolu本人が描いているみたいですよ。



PLAYLIST : 2017.03

Fla.mingo – Fantasy [BIZC135]

 Fla.mingo - Fantasy [BIZC135] Cover

 – Tracklist –
 01. Fantasy
 02. Everything Felt So Right
 03. 浮く
 04. Die
 05. Depression Drive
 06. Aliens
 07. Heartache2
 08. Soft Lion
 09. Lovely グロー
 10. Fantasy II



 - 01. Fantasy



 - 07. Heartache2


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 Release Date : 2017.01.13
 Label : Business Casual

 Keywords : ChillWave, FutureFunk, NuDisco, Pop, SynthWave, VaporWave.


 Related Links :
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なんだよChillWaveじゃんか、とか、NuDisco/FrenchHouseじゃんか、って言われればそうかもしれないけど! せっかく天下のBusiness Casualからお出ましになっているのだから、別の目線があってもいいではないですか。ねえ。

私は作り手ではないので偉そうなことは言えないし言ってはいけないと思っているのですが、けっこう前からFutureFunkってもう頭打ちじゃないのかなあって思ってたりする口なのですが、なぜかといえば形式がド定型なイメージがあって、歌謡曲 meets Discoっていうか、そうするとメロディは原曲のものだし、リズムはたとえばIDMみたいな複雑なものにもなり得ないし、そこにユニークな要素が入る余地が残されているのだろうか(いえもちろん楽しいことには違いないのですが!)と、ちょっと前から思っているのです。そういう思いと同時に、じゃあでもそのうち飽和状態になったシーンの中から、あるいは遠く離れたところからでも、涼しい顔してFutureFunkを超えたFutureFunkっていうか、Post-FutureFunkっていうか、FutureFunk経由のユニークなサウンドってやつが出てくるのではあるまいか、それはキャベツ畑の端っこになぜか突如出現したトマトのような異彩を放ち・・・ってまあ無意味な比喩はやめるとして、別段それを私が探しまくっているというわけではなくて、ふとした拍子に出会うんじゃないかなあって、心のほんの隅っこで淡い淡い期待をしてたりしたんですよ。

Fla.mingoっていうと、この界隈だとFlamingosisもいたりするので、間違われることも多いと思うんだけど、何を隠そう私もとらえ間違っていたので、今作をきっかけに聴き直しました過去作品。リリースにおいては遡るほどにBeats/Hip-Hopの色が強くなっていて、逆に言えば近作になるほどそれは薄れているように感じられます。前作も同レーベルからの“U Melt Me”なので、レーベルのカラーに合わせてこのサウンドになっているのかもしれませんが、とにかく煌びやかでPopな方向に舵が切られている。ChillWavyな意匠の中にあるエコーイックな部分や音のゆらぎ、VHS感などの細かいエディットは、穿った見方をすればVaporWaveの残り香とも取れる。その上での、ディスコテックなリズムや、(歌謡曲ではないにしても)メロディを生かしたままヴォーカルラインを挿入して、ウタモノとしての機能も持たせたトラック作りは、だからこそFutureFunkのアプローチに思える。しかしここにあるサウンドは見事に、FutureFunkのド定型を回避している。

全体的にロマンチックな響きがあるのも好きなところで、前に何についての投稿か忘れてしまったけれど(Mirror Kissesだったかな?)、自分の頭の中でChillWave/SynthWaveとPrefab Sproutがなぜか繋がるときがあるって書いた気がするけれど、今作のM-5とかM-7とかで久しぶりにそれを、改めて感じました。シンセとドラムとヴォーカルのエモーショナルな感じなんだろうな、きっとそうだ。

というわけで始めの文章に戻るわけですが、なんだよChillWaveじゃんか、とか、NuDisco/FrenchHouseじゃんか、って言われればそうかもしれないけど! 私は今作、ユニークな作品だと思っています(ラストが寂寥感溢れるAmbient/Droneなのもイイ)。さすがはBusiness Casual、未来形を出してきたなと。でもFla.mingo、SoundCloudとか思ったよりフォロワー少なくて、ちょっとビックリです。

方向は違うかもしれませんが、SERVICE AREAの“Computer Entertainment System”ってやっぱりユニークだったな、面白かったなって、改めて思いました。当時は特にここで書くことできなかったけれど。



PLAYLIST : 2016.11



月ごとにやるつもりもないしきっとできもしないので、不定期ということになるのでしょうが、久しぶりのPLAYLISTは、2016年の11月に聴いた中で、ということで括ってあります(つまり公開時期には構っていません)。

なんとはなしに哀愁が漂っていますね。トラックたちはいつ消えるか分からないので、あまり細々したことは記しませんが、メモのようなもので―

crisopaは、かつてはネットリリースを行うIDM/Electronicaのトラックメイカーとしては、私の中で燦然と輝いておったのですが、n5MDからリリースを行うようになってからは、どうも私の琴線に触れなくなってしまいました(でもアルバムはいずれも購入しています)。ここにあるトラックはそのかつてのcrisopaを彷彿させます。少し前にもうひとつトラックを公開していますが、こちらの方が好きです。

Laura Beatriz Rosenkranzは素性は謎ですが、量産トラックメイカーで、現時点で57トラックを公開(まだ増えるでしょう)。すべてのトラックを聴いたわけではないのですが、根底にノスタルジアがあるように感じられて、とてもツボです。ちょっと調べると2015年にhowl for beautyというウクライナのレーベルから、“Lunamotions”というカセットテープを出しているようですが、おそらく現在は販売していない様子(レーベルは最近だと日本のバンドBoys Ageのテープも出してるようで、しっかり生きているので、欲しい人は聞いてみるのもよいのかもしれません)。ちなみに収録トラックはLaura Beatriz RosenkranzのSoundCloudで聴けます。この量産スタイルはThis Deep Wellを思い出しますが、しっかりフォロワーに名前がありました―というかそこ経由で知ったのだったかな、忘れてしまった。

Kei TorikiさんのトラックはBreakcoreとPost-Rock/Shoegazeの合成獣。とても新鮮で、一粒で何度もおいしい感じが一発で好きになりました。というかOthermanRecordsから“Childhood Memories E.P.”がフリーでリリースされているので、手に入れるしかないでしょう。

Final HealはAmun Dragoon経由で知ったのですが、やはり謎です。サンプリングをEditしているのか分かりませんが、Classical、Orchestralなシンセミュージック―それはVGMにも通じる―といった按配で、なるほどAmun Dragoonの近作と重なる部分が感じられます。今のところトラックはフリーでダウンロード可なので、気になる方は是非。

tofubeatsは・・・ってこんなところで書くこと何もないんだろうけれど、FunkやSoulなどのブラック・ミュージックに血が騒がない私にとって、彼のサウンドはストライクにはなり得ないんですが、でもこういうトラックを聴くたびに、やっぱり優れたポップメイカーなんだなあと改めて思います。どなたかがこのトラックに五十嵐隆(syrup16g)に通じるものを感じるとおっしゃっていたような気がしますが、それも何となく分かります。

weiansue 蘇偉安はザ・インディー・ポップでニッコリですね。好きな方はホント堪らないと思います。リリースしないんでしょうか。ひときわ再生回数の多い‘海洋綠’もいいですね。手垢にまみれた表現ですが、甘酸っぱい!

Popcornkid!は最初入れてなかったんですが、滑り込みで入ってきました。“HUMAN SOUL”に収録。タイトルトラックのウタモノ“Human Soul Feat. Hills”もすごくイイんだけど、敢えてこっち。SynthWave。

ではまた。次の機会に。

※each tracks are faded away in time (maybe).

lexis shii – Four Heart Romance

 lexis shii - Four Heart Romance Cover

 – Tracklist –
 01. Four Heart Romance (The Passage of Each Day)
 02. Four Heart Romance (Noah Hafford Remix)



 - 01. Four Heart Romance (The Passage of Each Day)


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 Release Date : 2016.08.01
 Label : Not On Label

 Keywords : Electronic, Pop, Vocaloid.


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まさかlexis shii(いつの間にか☆が取れていますね)が戻ってくる、というかリリースをするとは思わなかった! PURE AESTHETEから“It’s Only Goodbye ~ No, Longer”をリリースしたのが2014年、それからリリースらしいリリースはまったくなかったし(今でもSoundCloudには公開されているトラックはほとんどない)、音楽的な動きもHi-Hi-WhoopeeにMIXを提供したことくらいしか記憶にありませんでした。この界隈、じゃなくても、何も告げずにフェイドアウトしてしまうクリエイターってのは多くいますから(事情はさまざまでしょうが)、lexis shiiもさすがにこれはもう戻ってこないかなあと、残念に思っていたところ(ネット上で2年の沈黙ってけっこうですもんね)。“It’s Only Goodbye ~ No, Longer”が好きだった私は、たとえ単発であろうと、このリリースはすごくうれしいです。

lexis shiiといえばPopなメロディとVocaloidによる歌唱が特徴。というとありがちに思えるかもしれませんが、個人的にはバックトラックの混沌具合がこのlexis shiiのユニークな部分だと思っています。前作の時にも何でこのバックトラックにこのメロディ乗っけってるんだってすごく不思議に思ったことを、今でも聴くたびに思い出します。リズム面ではTrapっぽい雰囲気もあったりして、その上をさまざまなシンセフレーズが行き交い、しかもメロディは直球でPopっていう、このマジカルなバランス。一歩バランスを崩すと甘くなりすぎたり、逆にPopから外れてしまいそうなところを踏みとどまっている。

そんなlexis shiiが作ってきた今作はタイトルトラックとそのリミックスという、2トラックしか含まれていませんが、lexis shiiの真骨頂が示された快作といっていいでしょう。再生時間をみると分かりますが、タイトルトラックはなんと8分超えの長尺。ElectronicなビートにPopなメロディ、Vocaloidの歌唱と、確かにlexis shiiの特徴が変わらずにありますが、しかしこれはずいぶんとストレートな印象・・・洗練されたのか、それとも・・・と思っていると、明らかにこのトラックは前半と後半に分けられていて―もっと細かく言えば4つのパートになるのかもしれない―終盤に入って、伸びやかなヴォーカルと合わせるように、ビートは激しく、シンセは唸り始め、ここ一番のエモーショナルクライマックスが訪れて、安心のlexis shii節が堪能できるというわけです。歌詞も私はすんなり頭に入ってくるわけではありませんが、悩みに憂う背中をそっと押すようなものになっているようです。ちょっとさびしそうで悲しげで、でもそれらをやさしく照らすような光が感じられるというフィーリングは、私の中でやはり“Pop”に一致します。

そしてNoah Haffordが手がけたリミックスはビートをよりストレートに、煌びやかな電子音や、心躍るシンセフレーズを加味して、オリジナルよりさらにPopに接近させたトラックになっています。たとえばFuture BassとかBass musicに依ったスタイルになっていないのは、私としては好感触です。Noah Haffordはこのほかにも自身のbandcampなどでもPopなElectronic musicを公開しているので、気になる方は是非聴いてみてください。せっかくなので、以下に1曲(メチャメチャよい!イントロでもう胸が騒ぐ)―





今作でlexis shiiのトラックメイカーとしての健在ぶりがアピールされたわけですが、スパンは空いても良いですから、これからもときおり私たちの耳と心を刺激してほしいですね。是非とも。


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Credit :

Cover Art by: htr3ia.wix.com/memori // twitter.com/hinomemo

thx for the remix Noah!
soundcloud.com/noahhafford // twitter.com/NoahHafford



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