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タグアーカイブ: Remix

polu – waffle

 polu - waffle

 – Tracklist –
 01. Fortissimo (feat. KuTiNA)
 02. waffle
 03. Fortissimo (feat. KuTiNA) (instrumental)
 04. Fortissimo (feat. KuTiNA) (Famires Remix)
 05. Fortissimo (feat. KuTiNA) (stepic Remix)



 - 01. Fortissimo (feat. KuTiNA)


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 Release Date : 2017.06.04
 Label : Synthikate

 Keywords : Electronic, House, Pop, Remix, SynthWave, Vocal.


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シンクロニシティというヤツを皆さんは信じるだろうか。この界隈において私にままあるのが、“あのアーティスト何やってるのかなあ”と思いめぐらせたときに、そのアーティストの新譜に出くわすという事象である。これがなかなかの頻度で起こる。タネを明かせばおそらくはどこかで何がしかの情報を目にしており、それが脳内のいずこかにインプットされ、しかし私はそれを忘れ(あるいは気づかずに)、そのインプットが引き金となって、先の思い巡りに至っているだけなのかもしれない。が、そうではない可能性もある。第六感。セブンセンシズ。いやそれは違う。なんてな。

少し前に私が思いめぐらせていたのは、“はて4ruは今何やってるのかなあ”ということである。“そういえば名前変えてたよなあ”、というところまではたどり着けたのだが、そこから先に進まず。ついぞ彼の近況にたどりつくことはできなかった。4ruというのは韓国のトラックメイカーで、オフィシャルなリリースはほとんどなかった。私の知る限りでは、今作と同じ韓国のコレクティヴであるSynthikateからの“MileFeuille”にRemixで参加したのと、“Coloridium”のコンピレーションに‘Melon Cream Soda’を提供しただけ、ではないでしょうか。いつもWIP = Work In Progressな短いトラック(あるいは断片)をSoundCloudに挙げては熱心なファンを喜ばせ、そしてすぐに消すということを頻繁に行っていました。エモーショナル(emoって言っていいのかなあ)でメロディに富んだサウンドは、カラフルなメイクを施され、いつもPopで、アップロードの度に私も耳を傾けていました。

でも変名後の彼にたどり着けなかった私は意気消沈。もういなくなってしまったのかと半ば諦めもありました。が。ふとSoundCloudで流れてきたこのリリース。あれ、これ、もしかして、4ruの新しい名前じゃなかった?なんて思ってたら、polu = 4ruの文字を見つけ、ああまたもやシンクロニシティ(ちょっと意味違うかもな)と、ビックリうれしい驚きと、相成りました。

そして今作、‘Fortissimo’とそのインスト、そしてRemixが2つ、プラスタイトルトラックということで、実質的にはシングルのようなイメージですね。韓国のヴォーカリスト/ヴォイスアクターであるKuTiNAを迎えた‘Fortissimo’は2分ちょっとの短いトラックなんですが、変わらずPopでニンマリです。この手のElectronic/Popなトラックにありがちなウィスパーな儚げヴォーカルではなく、スキャットじみた冒頭からその歌声は力強くリスナーを刺激する(私の中ではこういうヴォーカルの方がPop musicのイメージに近い)。言葉は韓国語なのかな、ちょっと意味は分からないんですけれど、その摩訶不思議な聴き心地も愛おしく感じる始末。ヴォーカル抜きのインストも収録されているけれど、声という感情表現の手段が抜かれたことで新たな聴き心地が獲得され、しかし主たるメロディが消えたことによる物足りなさはないのだから、恐れ入る。

Remixも聴きごたえあり。Famiresで誰だろうと思ったら、omoshiroebiさんの新しい名前だった。よりシンセサイズで、EDMライクなアタックの強さもあり、ギターかな?エモいフレーズも挿入されていて、すごくエキサイティング。オリジナルとは違う魅力で良Remixです。対するstepicのRemixが対照的で、スローダウンしたエコーイックでファンタジックな音像から始まり、アコギやピアノもまぶしつつ、やがて訪れるダイナミックな展開とオリエンタルなメロディでカタルシス。これまた良Remixです。こうして聴くとそう、‘Fortissimo’は、そのインスト、そのRemixたちと、みな違った聴き心地があって、一粒で4度楽しめるのです。

その上、タイトルトラック‘waffle’も収録されている。物憂げな雨の効果音とマッチする、丸いサウンドのイントロ。やがてさまざまなサウンドとメロディ、フレーズが交錯し、カラフルな世界が描かれ、その最中にもキュートなヴォイスやエディットヴォイスで巧みなブレイクを差し挟み、また物憂げな雨のシーンに返っていくという、雨の日に羽ばたく想像の翼を音像化したような、素敵なトラック。

常にその才能をうかがわせるトラックたち、間違いなく優れたトラックメイカーだと思っていますので、名前も変わったことだし、ここからはコンスタントにリリースしてほしい! ちなみにこのカバーイラストもpolu本人が描いているみたいですよ。



lulu + Mikeneko Homeless – This Christmas Lovely Day [MARU-148]

 lulu + Mikeneko Homeless - This Christmas Lovely Day [MARU-148]

 – Tracklist –
 01. This Christmas Lovely Day
 02. Kisses
 03. Watermelon
 04. ここ Koko
 05. This Christmas Lovely Day (Hercelot remix)
 06. This Christmas Lovely Day (Yunomi remix)
 07. Kisses (DZZ remix)
 08. Watermelon(MAVIS BACON remix)



 - 03. Watermelon


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 Release Date : 2015.11.26
 Label : Maltine Records

 Keywords : Hip-Hop, Love, Pop, Remix, Vocal.


 Related Links :
  ≫ (lu_ul)
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  ≫ 三毛猫ホームレス on SoundCloud /


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やっぱりMaltine Recordsは本当にすごいなあと思います。スイマセンMaltine Bookは入手して安心したのかまだ読んでないんですが、そこんとこを見ても私がMaltine Recordsというレーベルにガンガン関心(と書くとガンガンガン速っぽい)を持っているわけではないことは窺い知れるわけですが、でもやっぱりリリースを聴くだにつけ、すごいなあと思うのは、持ってくるものに常にPopが付きまとっているということです。足元にはクラブミュージックがあるんでしょうが(だから私が絶対的にハマることがないのだと思います)、その根っこから生まれ伸びた枝葉―リリースたち―は全方位拡散型といってもよいくらいのポップネスを持っていて、つまり私のようにクラブミュージックに関心のない人間のアンテナをも反応させるだけの圧倒的な力強さをもっていて、だからこそMaltine Recordsはここまで巨大な存在になったのでしょう。そう思います。

そう、lulu(敬称略)についても知ったのはMaltine Records側からではなかった気がするのですが、どうだったでしょう、SoundCloudで誰かがリポストしたトラックで知ったような記憶。andymoriやフジファブリックのカヴァーも披露していたりして、そこには初期衝動や抒情性があって、そして何より歌―声の力といってもいい―があったのです。

私は音楽における歌声っていうのはどうしようもない部分があると思っていて、多少は作ることはできるのかもしれませんが、根本的にはその人の歌声って変えられないものだと思っていて、嫌な言い方ですが好かれる声とそうでない声があるだろうし、それは経済に結びつければ、売れる声と売れない声という言い方もできるでしょう。たとえばスピッツのヴォーカルがマサムネさんじゃなかったり、ミスチルのヴォーカルが桜井さんじゃなかったりしたら、何かが違っていたと思います。何が言いたいかっていうと、このluluのヴォーカルがとにかくよいということです。なんといえば的確なのでしょう。M-1‘This Christmas Lovely Day’なんて決して憂鬱な内容ではないのですが、悲しみ、切実さ、願いがにじみ出ているのです。どなたかが宇多田ヒカルの歌声に“愁い”(“憂い”かもしれない)という言葉を使っていたような気がしますが、それをこのluluの歌声にも当てはめたい。Popなメロディラインや歌唱力もモチロン重要な要素ですが、私はこの声、歌声が何より、luluのトラックの最大の魅力。正直メジャー級だと思いますし、もっと広いフィールドでも活躍できると思います。

しかも歌声やメロディだけでなく、歌詞がまた、ヤバい。人間関係、主に恋愛における心の機微を、情景描写も交え、平易な言葉で、クリアに描いてみせる。ストレートにイメージを喚起する飾らない言葉たちは、多くの人の心に染み入るでしょう。この普遍性たるや。ヴォーカルを中心に据えた音作りもすごく合ってる(それをいったらこのPopへの接近を加速させるサウンドコーティングはやはり三毛猫ホームレスの手腕なのでしょうか)。一番好きなのは意外かもしれませんが‘Watermelon’です。伸びやかなヴォーカル、低空飛行からサビへの飛翔がすごく耳に心地よい。その裏で歌詞は切ないっていう。夏の終わりと恋の行方、そしてスイカ。Popだ!

後半4曲はRemixですが、これがまたPopで、ホントいっさいハズさない(歌をほとんど壊していないのは流石。抒情性も含めたオリジナルの強さが生かされています)。傑作という言葉を贈りたいデス。すばらしい。クラブミュージックにもアクセスしつつの女性ヴォーカルなポップスという点では、泉まくらDAOKOなどと共振する部分があると思いますし、そのお二方のファンという人は今作もマストだと思います。間違いない。あ、あとnetaudioの界隈でいうとlove.waveも近しいところにいると思います(私は言葉わかりませんけど)。


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Note :

Artist :
lulu
三毛猫ホームレス
Remix :
Track5 : Hercelot
Track6 : Yunomi
Track7 : DZZ
Track8 : MAVIS BACON
Photo:
Shintaro Yamanaka
Model:
Yuna / Hercelot
Style : POPS
Cat# : MARU-148
Released:2015/11/26
Format : MP3 320kbps




Stepic – MilleFeuille [SKR-001]

 Stepic - MileFeuille [SKR-001]

 – Tracklist –
 01. Mille Feuille ft. AYA (Origlnal Mix)
 02. Mille Feuille ft. AYA (Omoshiroebi Remix)
 03. Mille Feuille ft. AYA (4ru Remix)
 04. Mille Feuille ft. AYA (Plutian Remix)



 - 01. Mille Feuille ft. AYA (Origlnal Mix)



 - 04. Mille Feuille ft. AYA (Plutian Remix)


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 Release Date : 2015.08.15
 Label : Synthikate

 Keywords : Electornic, Pop, Remix, SynthWave, Trance, Vocal.


 Related Links :
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韓国のコレクティヴ、Synthikateより。Pure AestheteのメンバーでもあるStepicの作品がフリーでリリースされました。

タイトルトラックに加えて、そのRemixを3トラック、ということで体裁はシングルのような感じですが、Remixがバラエティに富んでいて、実に聴き応えのある、心躍る作品に仕上がっています。リミキサーとして迎えられているのは、これからの活躍が期待される、注目のトラックメイカーたち。まずはわれらが日本からは、初音ミクをフィーチャーしたFuture Bass‘hatsuneflight’も記憶に新しい、omoshiroebiが参加。また、まだ公開トラックは少ないながら、一発目の‘Aran’で私の心をさらった大注目の4ru。そして松任谷由実‘春よ、来い’のトランスヴァージョンがスマッシュヒットのトランス・ミュージック・プロデューサー、Plutian。

ジャケットイメージの体裁を見て、なんとなくFuture Bassかな?って予想する人もいるかもしれませんが、違うと思います。決してジャンルには引っ張られない、ストレートで爽快なElectornic Pop/SynthWaveがタイトルトラックだと思います。Shoegazingでトランシーな分厚いシンセの裏、インディギターバンドのような蒼いギターをスパイスにして、イノセントなピアノやストリングスを惜しげもなくぶつけ、その中を可愛らしいヴォーカルが突き抜ける―悲しみをまき散らしながら疾走する光線のような、PopでSadな、つまり私好みの!ベリーナイスなトラックがここにあるのです。Future Bassというよりも、ニコニコ経由のJ-pop的なフレイバー。

この疾走の後にくるのが(っても実際トラックナンバーは付されていないので、再生の順番はみなさんの自由ですが)、omoshiroebiのHip-HopでファンキーなRemixで、景色がガラリと変わるこの気持ちよさ。リズムやシンセのブレイクとかもそうだけれど、トラック全体で緩急の付け方がすごく巧み。こういう溜めて爆発でカタルシス的な構成ってやっぱりJ-Pop的だと思うわけで、まあオリジナルがそうだってのもあるのだろうけれど、この聴かせる感じがすごくスキです(SoundCloudで聴ける‘flossdrop’とか超展開でシビれた)。

4ruはまだ輪郭が見えていないというか、SoundCloudにトラック上げてもすぐに消してしまったりするので、まだ作る音の全体像がつかめていないのですが、このRemixでは弾んだリズムと分断したシンセを巧みに組み合わせて、そこに微妙にピッチ変化させたヴォーカルを被せてくるという、バウンシーなHouse、Hip-Hop/2stepの合成獣のような耳触り。意外にChillにまとめるかと思いきや、後半では若干のEDMっぽさもかましてくるという、ニクい演出。ギター全開の‘Aran’もそうだけれど、多分Emoいトラックが得意なんじゃないかなあと思います。早くオリジナルトラックを沢山聴きたいですね。

そしてラストのPlutianは期待を裏切らないトランス一直線のRemix。でも確かにトランスなんだけど、どのトラックよりもRushでSadで輝いていて、ヘッドフォンで大音量で聴いていると光の渦に吸い込まれて気が遠くなりそうです。気づいたらなんでか泣きそうになっててビックリする。そう多分歌詞は韓国語なのかなあ、だから私には何言ってるか分からないんだけど、その声と発声によって作られるSadなフィーリングを、このPlutianが作り上げた眩いサウンドスケープが何倍にも増大させているのでしょう。8分以上をひたすら4つ打ちで走り抜けるリズムも、私の感情がとどまることを許してくれない。気持ち良いのに悲しくてたまらない。映像面での技術と才能があったら、絶対MV作ってるわ。頭の中のイメージを音に付してやりたいという猛烈な欲求に駆られます。

ということでタイトルトラックに続くRemixも実に個性があって、聴き応えありまくりです。ダウンロード必至。すごくクオリティ高いと思うんですが、再生回数がイマイチなのは何なんだろう。あとbandcampもあるのに何でそっちでリリースをせずに、Tumblrからのオンラインストレージへのリンクという、ちょっとハズれた形なのかな。分かりにくい人もいると思うんですよね。もったいない!!


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Cover by Sirico ( @ seo77000 )



Paradice: Revisited by Friends & Lovers [ZLEP​-​16]

 Paradice: Revisited by Friends & Lovers [ZLEP​-​16]

 – Tracklist –
 01. You (poro poro Remix)
 02. Drowned Fish (White Bikini Remix)
 03. Because of my eyes (mus.hiba snow Remix)
 04. You (Uio Loi Remix)
 05. Quietly (la pumpkin Remix)
 06. Drowned Fish (Alper Remix)
 07. You (Kosmo Kat Remix)
 08. Because of my eyes (Jesse Ruins Remix)
 09. Quietly (yotsuba lifestyle Remix)



 - 05. Quietly (la pumpkin Remix)


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 Download or Purchase “Paradice” Here:
 zoomlens.bandcamp.com/album/paradice-zl-21


 Release Date : 2014.12.16
 Label : ZOOM LENS

 Keywords : Ambient, Electronic, Post-Pop, Remix, Shoegaze, Vocal, Synthesizer.


 Related Links :
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2014年中ごろにZOOM LENSよりドロップされたLLLLのアルバム“Paradice”。それまでのLLLLのサウンドにあった、硬質で冷たく、幻想的でありつつサイバーなイメージを保ちつつ、より煌びやかな、そしてPopな方面に舵を切った、新感覚のElectronic/Shoegazeになっていて、“優れた作品”というのもおこがましいほど、すばらしい作品でした。そんな“Paradice”が、2014年も終わりに差し掛かったころ、再びリスナーの前に姿を現したわけですが、今作はRemix集になっていて、リミキサー陣がまた豪華です。

ZOOM LENS界隈ではおなじみのmus.hibaやKOSMO KAT、Uio Loiやla pumpkinをはじめ、Omni E​.​P.も記憶に新しいWhite Bikini、poro poroやAlper、yotsuba lifestyleといったニューフェイス、そして世界で活動する日本のインディバンド(デュオ)Jesse Ruinsが参加しているという、新旧織り交ぜつつ、バラエティ豊かな顔ぶれが並びます(mus.hibaやKOSMO KATを“旧”にくくるのも憚られますが)。このリミキサーの選択に対する審美眼というのは誰の力が発揮されているのでしょうか。ZOOM LENSのオーナーのひとりであるMEISHI SMILEも少なからず関係しているのでしょうが、このレーベルのリリースは毎度毎度、自分たちのレーベルのカラーを外さず、それでいて新しさや楽しさを求めることを忘れず、新鮮なサウンドとその作り手を我々に教えてくれます。そのアンテナの敏感さ、探究心の強さには常に恐れ入り、また感心します。すばらしいレーベルだと思います。

オリジナルではラストに入っていた“You”から始まるというのも、面白い構造ですが、このM-1はトランシーなシンセとフラットなビートを効かせたアッパーなノリが印象的。オリジナルとはガラリと変わったシャイニーな景色が面白いんですが、オリジナルからもってきたウィスパー気味のヴォーカルが挿入されていて、このおかげでちょっと相対性理論ぽくも聴こえて、LLLLの中にそれを見出すとは、個人的には新たな発見でした。M-3の“Because of my eyes (mus.hiba snow Remix)”もよいです。冒頭で作られる、ドリーミィなAmbient空間。まさにmus.hibaの真骨頂。オリジナルのコズミックな空気をトラックの出だしで霧散させ、そこから冷たく幻想的な雪景色を描きにかかる、その構成もお見事です。

一回目のクライマックスが、アルバム半ばの‘Quietly (la pumpkin Remix)’。オリジナルの中でもフェイバリットだったこのトラックが、表情を変えつつも、しかし依然としてクライマックス足り得るのは、オリジナルの力強さと、リミキサーの手腕によるものでしょう。la pumpkinらしい、ピアノが静かにゆっくりと降り積もる(それはまるで雪のように)出だしから、オリジナルでもひときわの抒情性を醸していたストリングスを全面的にフィーチャーしながら、その中でヴォーカルを響かせる、Post-Cassicalとも呼べるElectronicaに仕上がっています。その冷たく悲しい景色は、ハッと息をのむほどに美しい。

KOSMO KATによる‘You (Kosmo Kat Remix)’もさすがの仕上がりで、得意のグリッターなHouse/SynthWaveサウンドがさく裂しています。オリジナルなコズミックな空気とも共振しつつ、陽性の方向にエネルギーを向けているのは、いかにもKOSMO KATらしく感じます。続く‘Because of my eyes (Jesse Ruins Remix)’は、感触的にはもっとも“電子音楽”っぽい。細断されたヴォーカルラインと、冷徹なビートにストレンジな電子音の共演は、Acidな響きも放っていて、リスナーを感情性のない、乾いた電子の海に放り込みます。作中でも異彩を放っていて、捉えようによっては、もっともリミックスらしいリミックスかもしれません。

ラストはyotsuba lifestyleによる、またしても‘Quietly’のリミックスで、前曲との対比もあり、私を安心の海へといざないます。オリジナルのメロディを大事に使いながら、バックをよりPopに、親しみやすい意匠に近づけたトラックで、作品の締めにはとても似合います。ちょっと楽しくて、ちょっと悲しくて、そしてどこか清々しいっていうトラックで、こんなトラックを聴いてしまったら、yotsuba lifestyleに対する注目度も上がるというものです。

2014年5月に催された、ZOOM LENSの日本初のショーケース、その名も“PARADICE”で、初めてLLLLの姿とプレイを目にしましたが(といってもネットを通じてですが ≫ watch here)、そのときは、とにかくミステリアスなオーラと、あらゆるサウンドを飲み込んだハイブリッドな音像で、グロテスクともいえる圧倒的なイメージを残しました。しかしここ―今作で積極的に抽出されているメロディたちは、いかにLLLLのサウンドがPopなのかを、我々に改めて教えてくれています。そうPopだからこそ、“Paradice”はZOOM LENSからリリースされたのだろうし、また今作もPopなリミックスになっているのだと思います。機会があればもっとパンチの利いたリミックスも聴いてみたい気がしますが、このあふれ出るポップネスは歓迎せざるを得ません。まだの方はオリジナルもあわせて是非。


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PHOTOGRAPHY:

Tetsushi Tsuruki »
www.flickr.com/photos/zuru1024/
zuru1024.tumblr.com



PLAYLIST : CHRONO TRIGGER recollections







art : First Time in Zeal by Steph-Laberis


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そういえばSoundCloudってプレイリスト作れたなあ、って思い至ったのが、つい最近ことでした。だったらブログも移転したことだし、これまでやってなかった形で、netaudioを紹介するのもよいですよね、ってことで、わりと時間をかけて作らせていただきました。“クロノ・トリガー”のサウンドトラックに対する、リミックスやアレンジをコンパイルしたプレイリストになります。A-sideB-sideに分かれていますが、前者はElectronic、後者はAcousticなサウンドに重きを置いたつもりです。

同じようなプレイリスト作ってらっしゃる方はたくさんいますし、それらとトラックが重複しているものもあるんですが、自分なりにこだわって作ることに意味があると思ってるので、気にしないことにします。なるべくゲームの流れに沿う形でトラックを並べるという点と、冗長なものにはしないという点に、特に注意を払ったつもりです。あとは原曲が同じものを過度に並べることも避けました。探したことある方はご存知でしょうが、“時の回廊(corridors of time)”のリミックスやアレンジってすごいたくさんあるんです。もうホントに、選んでるとそればっかりに並べそうになってしまって、選曲に悩みました。

まあ悩んだとかいっても、結局人様が作ったトラックで成り立っているプレイリストなわけで、シェアしてくださっている作り手の皆様には本当に感謝いたします。そして何より、メインコンポーザーとして原曲を作られた光田康典さんには最大級の感謝と敬意を(注:このプレイリストにあるトラックは違いますが、“クロノ・トリガー”の楽曲は、一部は植松伸夫さんが作曲・編曲、松枝賀子さん作曲です)。1995年の発表からおよそ20年を経た今でも、こうやって世界中で愛されるゲームミュージックというのは、そうそうないのではないかと思います。

“クロノ・トリガー”は私にとってもマスターピースのひとつでして、生涯でプレイしたビデオゲームでベストテンを選んだら、間違いなくランク入りする作品です。3枚組のオリジナル・サウンドトラックも、CDラックのすぐ手に取れるところに置いてあります(なぜかPCに取り込んではいません)。アレンジ集の“THE BLINK OF TIME”もよく聴きました。ゲーム本編も含め、おそらくは私の原体験のひとつでしょう。心の中でとても大きな存在感を放っていて、エバーグリーンという言葉を使うときには、いつもこの作品を思い出します。

プレイリストはストリームオンリーですが、ダウンロード可能なトラックも多くあるので、気になったものは、お手元に置いて楽しむのもよいかと思います。作り手の方がトラックを削除すれば、当然このプレイリストからもトラックは消えますので、ご注意ください。

では、ちょっと長いかもしれませんが、お楽しみいただけると幸いです。


※当ブログ的に関連する作品としては、MITSUDAや、Chrono Tiedが挙げられるでしょうか。あとはリリースされたばかりの、JD Hardingによる、その名もChrono Triggerもありますし、ちょっと前ならthe bit whisperer によるWhispers Of Timeなども。また、アレンジ・プロジェクトChrono Symphonicもあります。探せばまだまだ沢山ありますので、みなさんも是非、自分好みのリミックス/アレンジ作品を探してみてはどうでしょうか。



TOKIYA SAKBA x Houxo Que x MEISHI SMILE – STAR [SKLxMARU-001]

 TOKIYA SAKBA x Houxo Que x MEISHI SMILE – STAR [SKLxMARU-001]

 – Tracklist –
 01. STAR
 02. STAR (Carpainter Remix)
 03. STAR (Miii Remix)
 04. STAR (Hercelot Remix)
 05. STAR (Gigandect Remix)
 06. STAR (KOSMO KAT Remix)
 07. STAR (Sxy Remix)



 - 01. STAR


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 Release Page :
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 Release Date : 2014.10
 Label : sKILLupper / Maltine Records

 Keywords : Anime, Electronic, Impasto, J-Pop, Remix, Shoegaze.


 Related Links :
  ≫ TOKIYA SAKBA
  ≫ TOKIYA SAKBA on Twitter

  ≫ Houxo Que on Flickr / on Twitter

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TOKIYA SAKBA主宰のイラストレーベルsKILLupper(スキルアッパー)と、日本のネットレーベルMaltine Records。sKILLuppeはかねてから“μ-ZINE(ミュウ-ジン)”という形式のリリースを行っていて、今回はそれに則った形でMaltine Recordsとの共同リリースが行われました。μ-ZINEについてはsKILLupperのサイトに説明があります(引用失礼いたします)―“sKILLupperでリリースされる一連の作品群は、一次創作イラスト「メインビジュアル」と、そこから派生した二次創作イラスト 「イメージリミックス」、さらに、イラストに時間軸を与える音楽「カバートラック」。これらが三位一体となった新しいイラスト体験を提供します。 「音楽をイメージしたカバーアート」があるように、「絵をイメージしたカバートラック」という真逆のアプローチ、それがμ-ZINE(ミュウ-ジン)です。 異なる見方による再解釈と、絵から生まれた音楽、この2つでイラストの味わいをより深めます。”。

そして今回のリリースもこのμ-ZINEの形式に沿っているわけですが、まずメインビジュアルを手がけたのが、sKILLupper主催のTOKIYA SAKBA、イメージリミックスがHouxo Que(ホウコォキュウ)、そしてカバートラックがMEISHI SMILE! さらに今作はタイトルトラック“STAR”の他に、リミックスを6トラック収録。リミキサー陣もまた見逃せない布陣になっています。みなさん日本のトラックメイカーで、名前を見ても私でさえ“おお”と思う方々が並んでいます。GigandectとKOSMO KATは、アルバム“LUST”に引き続きの参加ですね。


タイトルトラックはずいぶん前にデモが公開されていたと思うんですが、基本的な構造は変えずにサウンドをブラッシュアップ、多層感が増したことによって、よりShoegazeのイメージが強くなっているように感じます。MEISHI SMILE自身はこのトラックについて―“This is the first song as Meishi where I used my real voice.”と述べていて、その分やはり特別な思いがあるのでしょう、“I feel like this is my favorite song that I’ve made which has been officially released so far.”とも書いています(≫ https://www.facebook.com/meishismile/posts/851402111560966)。


ダンサブルなビートにPOPなメロディ、そしてサッドなフィーリング。Shoegazeな陶酔感と共に加速するラッシュ感。気持ちよいのに悲しくなるという(まあエモいっていう言い方もあるんですが)、その聴き心地も相変わらずで、すでにMEISHI SMILE節とでもいえそうなものが、確立されてきた気配。近未来的風景なのに懐かしい、みたいな。行ったことない街で急に感じる望郷感、みたいな。特にこのトラックは、イントロにちょっとメルヘンチックとも取れる音(遊園地のゲームミュージックみたいな)が使われていて、よりノスタルジックな受け取り方もできます。要するにまあ、たまんねーなってことです。

初っぱなのCarpainterさんのリミックスがまたカッコいい。ブリブリしたシンセに2step/Dubstepなリズム。オリジナルとはまた違った形のスムースな流れ。アウトロが哀愁あって好きです。Miiiのリミックスは、Glitch/Breakbeatを交えた、カオスでIndustrialなバックの上にオーケストラルな意匠も凝らしたメロディを流す、美しい廃墟感。壊れゆく美しさは、MEISHI SMILEのサウンドにあるハートブレイクなイメージにも通じます。

個人的にヤラれたのが次のHercelot Remixです。上で述べたメルヘンチックなフィーリングにフォーカスを当てたような、驚愕のトイ感覚満載のリミックス。スゴすぎてちょっと笑ってしまいました。他人の曲いじってたら知らないうちに自分の曲になってた、みたいな。種々さまざまな音色でメロディを彩って、そのイメージはファニーなものに様変わり。メカニカルなイメージは、はるか彼方へ退いて、終わらないおとぎの国が目の前に。ここまでビックリしたのはPIGがカヴァーしたNine Inch Nailsの‘Head Like A Hole’を聴いたとき以来です(まさかの超ダークなJazzyなカヴァーで、ひっくり返りました)。

Gigandect Remixは安定したChiptuneアレンジ。ミニマルなゲームに似合いそうな、牧歌性が漂います。オリジナルのラッシュな勢いにブレーキをかけたシンプルなサウンドで、メロディが浮き上がっていて、いかにMEISHI SMILEがメロディメイカーかを、改めて認識することができます。続くKOSMO KAT Remixは、オリジナルの流れを踏襲しつつ、得意のグリッターなシンセサウンドにハウスなビート、その後ろにShoegazingな哀愁を流しつつ、ヴォーカルを聴かせる作りになっています。もっともオリジナルに近い聴き心地をもつリミックスかと思いますが、聴き比べるとオリジナルのエモーションに気づかされますね―MEISHI SMILEのもつPunkなスピリットを如実に感じます。

ラストのsxy Remixは10分に迫る圧巻のポップ・ノイズ(変な表現だ)。エディットされたオリジナルの断片がひたすらにリピートされる中で、リスナー(というか私)の頭に浮かぶのは、なぜか宇宙のイメージだった。放り出された広大な宇宙空間での浮遊。幾千幾億の輝く星たちに囲まれながらも、そこにあるのは孤独。いつまでも、いつまでも、浮遊しながら、輝きは消えず、孤独も消えず。作品のラストにこれが収められていることに、意味を感じてしまいます。リミックスという形ではありますが、MEISHI SMILEの世界観が見事に表現(あるいは補完)されているように思います。


TOKIYA SAKBAによるメインイメージもサウンドにハマっています(今回の場合もイメージからサウンドが作られたんでしょうか?)。上にあるイメージは小さくて分かりにくいですが、よく見ると胸元にスッと切ったような血の跡があるんです。風に吹かれるさびしげな少女と胸元の傷。絶妙にサッドです。そしてイメージリミックスも、蛍光塗料とブラックライトでリミックスされたイメージは、光と闇の二面性を持っていて、これもそのまま、MEISHI SMILEのサウンドが持つ二面性にリンクします。もともとノイズ・ミュージックを作っていた彼が今はこんなにPOPなサウンドを作っているという、その部分にも私は強く惹かれているわけですが、時折みせる過去の片鱗は、彼が過去を捨てているわけではなくて、今もそれは二面的に存在していることをうかがわせます。そんなMEISHI SMILEのサウンドと、これらイラスト群の組み具合は、まさに三位一体というべきで、すばらしい作品です。ビバスキルアッパー。ビバマルチネ。


余談ですが、繰り返し聴く中で、この“STAR”はバンドサウンドでも映えるんじゃないかって思いました。そう考えたら、MEISHI SMILEがバンドに曲提供とかしたらどうなるだろう、スゴそうだなあって、ひとり興奮しました。でも“起こりえないこと”ってわけでもないから、勝手にワクワクと期待しておきます。日本のバンドとかにねえ、ないかなあ。絶対いいと思うんだけどなあ。

※ちなみに10/11のリリースパーティは見れませんでした!



Asphoria – Syabidap [Hujan031]

 Asphoria - Syabidap [Hujan031]

 – Tracklist –
 01. Syabidap (Original Mix)
 02. Syabidap (Floopers Boy Remix)
 03. Syabidap (Various Flames Remix)
 04. Syabidap (Maspey Remix)
 05. Syabidap (Ms. Luluby Remix)



 - 01. Syabidap (Original Mix)


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 Release Page :
  ≫ [ main ] / [ mirror ] Download Free!

 Release Date : 2014.04.24
 Label : Hujan! Rekords

 Keywords : Alternative, Electronic, Emo, Indie, Pop, Rock, Remix.


 Related Links :
  ≫ Asphoria’s Blogsite
  ≫ Asphoria on Last.fm / on Facebook / on SoundCloud / on bandcamp / on Vimeo / on Twitter


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インドネシアはボゴール基盤のネットレーベル、Hujan! Rekordsより。Asphoriaの新作がフリーで公開されています。以前に紹介したときは3人組でしたが、2012年に4人組へ、現在のメンバーは、Maulana Rau (vocals, bass, acoustic guitar)、Fauzan “Fanfan” Alfansuri (vocals, guitars, samples)、Aria Andriyadi (keyboards, piano, guitars)、Irfan Rau (drums, guitar)。ドラマーが増えた形ですが、このIrfanは、ヴォーカルをつとめるMaulanaの兄弟のようです。

Note About Life(2011)や、Eschatology(2012)といった傑作をリリースしてきた彼らですが、今回のシングルもまたすばらしい。タイトルを見るとわかるように、M-2~5はタイトルトラックのリミックス! いいですねー。個人的にはこういう、バンドの作品に収められるリミックスというやつが大好きなので(なぜならそこには少なからずバンドサウンドとは違う部分で、バンドの音楽的意向が反映されるだろうからです。バンドの外にリミックスをゆだねたとしても)、興味津々で聴かせていただきました。

まず、M-2の‘Floopers Boy Remix’。これは一番今様な感じがします。4つ打ちのハウスなリズムにトランシーなシンセを絡めたエレクトロ・ポップな仕上がり。シンプルなトランス調にはなっていなくて、ドリーミィなシンセも重ねて使うことで、ChillWave~DreamWaveのような聴き心地もあり。さらにそこに、オリジナルにある焦燥的な歌唱やハイトーンのコーラスをエディットしてリピートさせることで、もともとのエモーショナルな部分も維持されていて、これは好リミックスかと思います。

次の‘Various Flames Remix’も冒頭のカッツリしたドラミングが意表を突きます。面白い出だし。そこに絡むのはやっぱりオリジナルのコーラスだったりトランシーなシンセだったりで、M-2のあとだと、残念かな、ちょっとインパクトに欠けてしまうのが事実。冒頭や中盤のあのドラムで引っ張ってもよかったのかもしれません(偉そう)。続く‘Maspey Remix’は、オリジナルからのキーボードやギターを取り入れつつも、アッパーなトランスになっていて、これでM-2~4までいずれもトランスが絡んだリミックスということになります。なぜなんでしょうコレは。やっぱりオリジナルの高音コーラス部分が特徴的だし、そこをリミックスに生かすことを考えれば、こういう形になる、ということなんでしょうか。別にミスマッチとかいうことじゃないんですが、ここまで傾向が重なるのも、ちょっと不思議ですね。

M-5のリミキサーだけネット・スペースを所有していないようで、調べても何も出てこない(と思う)んですが、リミックス自体もミステリアスです。オリジナルから抜き出したコーラス部分だけを変調させて、チャイルディッシュな響きにした上で、およそ1分半、それを延々流すという。遊び心、あるいは挑戦的な姿勢が見え隠れする、オモシロリミックスです。こういうオリジナルをぶっ壊したものがもっとあると、作品全体の印象も変わったかもしれません(でもバランスが崩れてしまいますね。主役が‘Syabidap’でなくてはいけませんから)。

さて、オリジナルの‘Syabidap’は、Asphoria節がさく裂の、エモーショナルでPOPなインディー・ロック。鍵盤を生かしたドラマチックな出だしからハートをわしづかみ。切ないメロディにEmoを経由した蒼い歌唱(焦燥的で何かを願うようでロマンチックでもある)。キーボードを使ったさりげない空間作り。その中で上り詰めるギターはPost-Rock的で、リスナーの心を高みに導いていく。さわやかな風のように吹き抜けるそのサウンドイメージは、重さとは切り離されていて(ギターにも過剰なディストーションは聞き取れない)、彼らの主眼がメロディ、歌を聴かせること、そしてPOPであること―そこにあることが分かります。いいなあ。好きだなあ。好きです。と、こんな思春期みたいな言葉を書かせてしまうのが、彼らの曲の力なんでしょう。ね。

ちなみにダウンロードするとついてくるpdfファイルには、印刷用のCDスリーブ、レーベル面も含まれています。音源をCDに焼いて、印刷したレーベル面を貼り、スリーブに入れるのもオツです。プレゼントによいかもしれませんね! インディー・ポップ/ロックファンに是非。


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INFO :

“Syabidap”
Written by Asphoria
Musics by Asphoria
Recorded & Mixed by Riandi Priantoro
Mastered by Fauzan Alfansuri
Artwork by Fauzan Alfansuri
Liner Notes by Rheza Ardiansyah



Syabidap Remixed by :

Floopers Boy
Rizky Anjasmara
Serang, Indonesia
Twitter : @anjazz_asmara
soundcloud.com/floopersboy

Various Flames
Fauzan Alfansuri
Bogor, Indonesia
soundcloud.com/variousflames

Maspey
Joan Fransisco Satriano
Bogor, Indonesia
@mas_peyang
soundcloud.com/peyangfl

Ms. Luluby
Lúlía Mínervudóttir
Reykjavík, Iceland
lulu@projekt.is



(CC) by - nc - sa 4.0



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