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タグアーカイブ: Sad

PLAYLIST : 2017.06

daki – see you ep

 daki - see you ep Cover

 – Tracklist –
 01. a list of things that will be missed
 02. adore u
 03. someone to talk to
 04. see u
 05. everything flows (w/ slappy)



 - 01. a list of things that will be missed


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 :: Limited Edition Cassette is SOLD OUT. ::

 Release Date : 2016.5.20
 Label : nemuri winter

 Keywords : Beats, Chill, Cloud Rap, Sad, Scenery, Sentimental.


 Related Links :
  ≫ daki on SoundCloud / on bandcamp


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sleepy beat collective、nemuri winterより。ファウンダーであるdakiの作品です。すごく好きな、好みの作品であるのに、今まで気づかなかったのが、悔しく思われます。

時の流れと共に、いわゆる音楽ジャンルに当てはめられる言葉って変遷していくと思うんですが―要するに違う言葉で同じ中身を表している―、ここに当てはめられるのは、私としてはCloud Rapなんです。もうトレンドの言葉ではないかもしれないけれど。nemuri winterのメンバーには沢山のトラックメイカーが名前を連ねているけれど(気になる人はSoundCloudをチェックしてくださいね)、私が知っているのはochaとNATIVEくらい。そこに名前は入っていないけれど、御大memory cardsや、olli、最近紹介した中だと、tatsumiなどが、ここにあるCloud Rapとは近しいサウンドを作っているかと思います。Acoustic/Beatsで、Scenery、抒情性を持った、サッドミュージック。

コレクティヴ名に“winter”というワードが入っているだけあって、冬に似合うサウンドだと思います(リリース時期は違いますが)。確かに淡い叙情性がありますが、すごく落ち着くんです。静かな部屋の中から、窓の外の雪景色を眺めているような。孤独な安心感。空は決して雲に覆われているわけではなくて、雪は止み、暖かな日が差している。けれど空気は凛と澄んでいて。音のない、景色。

ここから自分語りが始まってしまいますが―自分自身のことを好きっていう人も嫌いっていう人も、結局それだけ自分のことに関心持っているって意味では、ある種のナルシシズムだと私は思ってるんですが、そういう私も自分のことはとても好きとはいえなくて(別に死にたいわけではない)、思春期まっただ中には“透明になりたい”、“生まれ変われるなら道端の石ころに”だなんて阿呆な願望を持っていました。その延長線上なんでしょう、今の私がもっとも愛する時間は自分自身を感じなくて済む時間なのです。自分を意識しなくて済む時間といいますか。自意識過剰の裏返しではありますが、人目がある場所が基本的に好きではなくて、だから出かけるのも好きではなくて、“書を捨てよ町へ出よう”なんてもっての他で、文化的な何かに触れるために外出するなんて苦痛の方が大きいくらい―私が自分をなにがしかの文化の中に身を置いている、その一員であると思えないのは、そのことも関係しているのでしょう。その結果として、私の中では、孤独というものと安心感が切っても切れない関係性になってしまっているのです。これを断ち切るのは、なかなかに難しい、と認識している。

ここには、その孤独と安心感があるのです。さびしいけれど安心するという、ある種の矛盾。他人の存在なく。景色はただそこにあり。誰もいない景色の中で、私の意識はそこにあってそこにはないように、解けていくのです―あまり掘り下げるとグルグルし始めるので、このくらいにしましょう・・・。

サンプルとビートいうシンプルな構成ながら非常に引き込まれるのは、やはりサンプルの妙なのでしょうか。おそらくアニメなどからの引用もあると思うのですが、私は明るくないので言及できませんが、他作品では“クロノトリガー”や古川本舗(古川P)の楽曲もサンプルとして使用しているようです。同コレクティヴから“the early stuff”という作品がリリースされていますが、こちらも非常に良くてですね、ちょっと泣きそうになってしまうくらいの抒情的な空間があって。古川本舗の“girlfriend feat. 山崎ゆかり(from 空気公団)”にビートを合わせた “shall we continue?”ですとか、オリジナルのメロディや歌詞、山崎さんの声の魅力ありきかもしれませんが、胸に迫るものがあります。(私が明らかにできる)サンプルにしている楽曲たちを鑑みても、メロディと共に、空間性、風景的な部分が重視されているように思われます。その辺の作りも、私が感じる今作の魅力につながっているのでしょう。

孤独な冬には、誰かと安心感を共有できる未来を夢みながら、せめて今作を聴きましょう―



 - mirai (from “the early stuff”)



PLAYLIST : 2016.11



月ごとにやるつもりもないしきっとできもしないので、不定期ということになるのでしょうが、久しぶりのPLAYLISTは、2016年の11月に聴いた中で、ということで括ってあります(つまり公開時期には構っていません)。

なんとはなしに哀愁が漂っていますね。トラックたちはいつ消えるか分からないので、あまり細々したことは記しませんが、メモのようなもので―

crisopaは、かつてはネットリリースを行うIDM/Electronicaのトラックメイカーとしては、私の中で燦然と輝いておったのですが、n5MDからリリースを行うようになってからは、どうも私の琴線に触れなくなってしまいました(でもアルバムはいずれも購入しています)。ここにあるトラックはそのかつてのcrisopaを彷彿させます。少し前にもうひとつトラックを公開していますが、こちらの方が好きです。

Laura Beatriz Rosenkranzは素性は謎ですが、量産トラックメイカーで、現時点で57トラックを公開(まだ増えるでしょう)。すべてのトラックを聴いたわけではないのですが、根底にノスタルジアがあるように感じられて、とてもツボです。ちょっと調べると2015年にhowl for beautyというウクライナのレーベルから、“Lunamotions”というカセットテープを出しているようですが、おそらく現在は販売していない様子(レーベルは最近だと日本のバンドBoys Ageのテープも出してるようで、しっかり生きているので、欲しい人は聞いてみるのもよいのかもしれません)。ちなみに収録トラックはLaura Beatriz RosenkranzのSoundCloudで聴けます。この量産スタイルはThis Deep Wellを思い出しますが、しっかりフォロワーに名前がありました―というかそこ経由で知ったのだったかな、忘れてしまった。

Kei TorikiさんのトラックはBreakcoreとPost-Rock/Shoegazeの合成獣。とても新鮮で、一粒で何度もおいしい感じが一発で好きになりました。というかOthermanRecordsから“Childhood Memories E.P.”がフリーでリリースされているので、手に入れるしかないでしょう。

Final HealはAmun Dragoon経由で知ったのですが、やはり謎です。サンプリングをEditしているのか分かりませんが、Classical、Orchestralなシンセミュージック―それはVGMにも通じる―といった按配で、なるほどAmun Dragoonの近作と重なる部分が感じられます。今のところトラックはフリーでダウンロード可なので、気になる方は是非。

tofubeatsは・・・ってこんなところで書くこと何もないんだろうけれど、FunkやSoulなどのブラック・ミュージックに血が騒がない私にとって、彼のサウンドはストライクにはなり得ないんですが、でもこういうトラックを聴くたびに、やっぱり優れたポップメイカーなんだなあと改めて思います。どなたかがこのトラックに五十嵐隆(syrup16g)に通じるものを感じるとおっしゃっていたような気がしますが、それも何となく分かります。

weiansue 蘇偉安はザ・インディー・ポップでニッコリですね。好きな方はホント堪らないと思います。リリースしないんでしょうか。ひときわ再生回数の多い‘海洋綠’もいいですね。手垢にまみれた表現ですが、甘酸っぱい!

Popcornkid!は最初入れてなかったんですが、滑り込みで入ってきました。“HUMAN SOUL”に収録。タイトルトラックのウタモノ“Human Soul Feat. Hills”もすごくイイんだけど、敢えてこっち。SynthWave。

ではまた。次の機会に。

※each tracks are faded away in time (maybe).

tatsumi – conceptuals | spring

 tatsumi - conceptuals | spring Cover

 – Tracklist –
 01. around this time next year, you’ll be smiling again
 02. things could be different (w/ nochs)
 03. hyperjuice | city lights ft. evo+ (tatsumi remix)
 04. this sad song plays in my head when i lose in smash bros
 05. the forecast says rain until i see you again



 - 02. things could be different (w/ nochs)


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 Release Date : 2016.07.02
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Cloud Rap, Electronic, Melodic, Nostalgia, Sad.


 Related Links :
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アメリカから現れたと思しき新星、tatsumi。そのまま読むとタツミと読めますが、どのように発音するのがよいのでしょう。現状、この名前がどこに由来しているのかは定かではありませんが、日本人にはどこかしら親しみが持てるのではないでしょうか。ジャケットに使われているラフスケッチのような淡い人物画もよいですね。やさしく、温かみのあるタッチは、そのまま今作に収められている音楽にも通じます。SoundCloudで公開中のトラックにもすべて同じタッチのイラストが付されていますが、これについては何も言及されていない、気がしますが、誰が描いたものなのでしょうか。とても好きです。

サウンドは、これは、何か一言でいいあらわす言葉があるんでしょうか。私の言葉でいうならば、Cloud Rap寄りのSad musicという、よく分からない一言になってしまいます。おそらくサンプルを使用しているであろうトラックもありますし―トラックごとの説明を読むと、そのことに触れられている個所もある。M-1におけるChester Tanなど―、リズムは必ずしもHip-Hopではないけれど、随所で用いられている。中で流れるメロディは非常に抒情的で、私には特に悲しみの感情を持っているように、表しているように感じられるのです。今直面している悲しみに対して思い悩むというよりも、懐古的な悲しみ。現在といくぶん距離のあるその悲しみは当然ノスタルジックで、また距離があるからこそ、そこには余裕というか安心感もあって、そのバランス感覚が私には非常に好ましい。memory cardsを彷彿させる瞬間もあって、そのこともtatsumiに対する関心を高めているのは間違いない(影響は受けているのだろうか?)。Ambientな包容力ある空間、音作りがまた、リスナーを外界から隔離し、物思いに耽らせる。

年齢を重ねると、明らかに感性が衰えてきていると感じる瞬間があるのですが、みなさんはいかがでしょうか。感動しないというか、何に対しても感じ方が昔と違うというか。違うというと語弊がありまして、感じ方が弱くなったというのが私の場合、よりふさわしい気がします。まあ他に気を取られていることが増えてきたということなのかも、しれませんが。以前何に対しての投稿か忘れましたが、“原風景に出会うために音楽を聴いている節がある”という趣旨のことを書いた気がします。でも、最近はそれをあまり意識しなくなっていたんです。出会えなくなっていた。原風景に。それがどうでしょう、このtatsumiの‘and we would roam around clock town’をSoundCloudで聴いて、久しぶりに、自分の中にまだそれが感じられることに気付いたのです。素敵なことです(って自分でいうのも何だかな、ですが)。

暖かい春の日。草木が揺れる緑の丘。追いかけてくる過去も、憂うべき未来もない。ただ、懐かしい風が吹く瞬間が、永遠に続くような―



 - and we would roam around clock town


ちなみにM-3は日本のHyperJuicefazerock & hara)の‘City Lights feat. EVO+, Jinmenusagi’のRemix。憂いのあるメロディ部分を抽出して、オリジナルの持つSadな部分を上手いこと強調しているように思います。夜感がすごい。オリジナルはこちら―



 - HyperJuice – City Lights feat. EVO+, Jinmenusagi




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(CC) by – nc – nd 3.0



N∆†IVE – findings​.​.​.

 N∆†IVE - findings​.​.​.

 – Tracklist –
 01. g o o d b y e
 02. f o u n d y o u
 03. l o n g d r i v e s
 04. f o r g o t t e n



 - 01. g o o d b y e


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 Release Date : 2015.11.23
 Label : Not On Label

 Keywords : Acoustic, DreamWave, Electronica, Sad.


 Related Links :
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アメリカはテキサス州アーリントンのトラックメイカー、N∆†IVEの作品です。Moe Collectiveakiba ✧ gangの一員でもありますが、特にどちらからのリリースという形にはなっていないようです。

SoundCloudでも多くのトラックが公開されていますが、今作はそこからのコンパイルとなっています。普段はBeats/Trap系のトラックが多いようですが、この作品はきちんとカラーが統一されていて、Acoustic寄りのトラックでまとめられています。実演奏なのかサンプルを使っているのか分かりませんが、アコースティックなギターや鍵盤の音色、それから映画でしょうかドラマでしょうか(アニメも入っているでしょう)、これもハッキリしませんが、引用した台詞を組み合わせて、私好みのSadな空間を作り上げています。

すぐに思ったのはフィンランドのOlliなんかに近いサウンドだなあということ。アコースティックでちょっとくぐもったような音作りとか、ものすごくメロディに富んでいるという分けではなくて、全体の佇まい―空間で魅了してくるところとか、あとはアニメのセリフの引用もそうですね。多少なりとも影響を受けてるのかな―まあナードな調子のTrapとかCloud Rapから派生していると考えれば、そんなに珍しいスタイルではないのかもしれませんが。

最近歌を聴いていると、ちょっと強すぎるなあって思うことがあって、何かすごい強い調子で話しかけられてるみたいな気持ちになっちゃうときって、ないですか。“うるさいなあ、ちょっと放っといてくれよ”みたいな。だったら聴かなきゃいいんですけどね。そういうときにどこにたどり着くかっていうと、歌のないインストゥルメンタル、それもサウンドトラックとか、そういう脇役的な音楽の方(決して劣っているという意味ではないですよ当然)。年食って食が細くなるみたいな、そういうニュアンスかもしれませんが、最近そう感じる機会が多くなりつつあります。レイドバックっていう言い方もできるのかなあ、自分の中ではちょっと違うけど。そういうときに、こういうSadな空間を演出する作品というのは、すごくハマるんです。前から好きですけれども。こういうのもっと出てきてほしいなあ(探せよオイっていう)。

冬の凛とした空気と日光の暖かさのコントラストっていうか(真冬に炬燵でアイスを食うのとは断じて違う)、決して100%の安心ではない何か。行方の知れないあの人を思うような、雲をつかむような切なさ。それも思い出という清々しさ。

いっぱいトラック公開してくれてるけど、いくつか気になったものだけ貼らせてください。別にSadだけじゃないぞっていう―



 - a s u k a



 - m o n o c h r o m e • 6 6 6 ⁺✧.(˃̶ ॣ⌣ ॣ˂̶∗̀)ɞ⁾



MIXTAPE : またいつか


またいつか



そのウソは本当

listen on 8tracks
8tracks will no longer stream from their servers to listeners outside the US and Canada.
learn more…



– Tracklist –

 01. Aokigahara Online – Rain
 from “Rain” (2015)

 02. Harmful Logic X Sayuw – Angel
 from “Angel” (2015)

 03. Terio – pil sung
 from “Pil Sung (Instrumental)” (2013)

 04. Swimful Buterfly – Voyage
 from “归梦 (Return to a Dream)” (2014)

 05. |tokyo_ghost| – i  like  u,  i  love  u
 from “HD  Fantasies  Vol.  1” (2015)

 06. doujinshi – カイリ1
 from “古いコンパイル 2” (2014)

 07. SublimeCloud – Sunset By The Sea [Mid Sum Mer]
 from “Sunset By The Sea [Mid Sum Mer]” (2015)

 08. DREAM GIRL – memory cards ~ All the Things You Saw In Me (DREAM GIRL Baby Edit)
 from “COLD WINTERS” (2014)

 09. α·Pav – 夏~伝説~
 from “春夏秋冬・続” (2012)


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定期的とか周期的とかいうわけでもないんですが、ときおりHDの中身を聴き返す行為をしています。していますというか、“そうしてみるか”という意志もなく、ふと気付いたらHDの中にある音楽を改めて聴いているということが私はたびたびあって、いまその真っただ中にいるわけです。そうやって聴いていると“ああこれやっぱいいな”とか“あれコレはこんなに良かったっけ”とかいうことが、まあよくある話ですが、私にも起こるわけで、そうすると何だかムクムクと心の中にまとまりを作ってくるものがあって、それは風景なり感情なりなのですが、それがまとまりかかってくると、私はどうやらMIXTAPEを作りたくなるようなのですね。こういうネット上でできる仕組みがなかったときはカセットテープにやってましたね(CD-Rではあんまりやらなかったな)。前に他のとこでも書きましたが、その頃はNINのトレント・レズナーが作った“LOST HIGHWAY”のサウンドトラックに感化されていたこともあって、ラジオのノイズとか、映画のサウンドトラックに入ってるセリフだけとか数秒単位で入れたりしてました。まあ何が言いたいかっていうと、いまそのMIXTAPEに結びつく心の中のまとまりがいくつか感じられておるということです。なので、しばらくはMIXTAPEを乱発(人様のトラックを使っておいて乱発という何だかネガティヴにも取れる言葉を使うのもナンですが)することかと思います。年明けくらいまでは、ポンポンとあといくつか出てくる予定ですので、暇で死にそうな人は耳を傾けてみるのも悪くないかと思いますよ。ええ。

今回はDREAM GIRLの‘memory cards ~ All the Things You Saw In Me (DREAM GIRL Baby Edit)’から広がっていった感じです(前はDREAM GIRLのbandcampあったんだけど、今は手に入らないのかな?)。もうちょっと付け足せるものがあるようにも思うんですが、頭の中でピンとくるものが出てこなかったので、これにて発信。最近はまたサッドミュージックがマイブームなのでこんな傾向が続く、かもしれないです。



Sailor Ghost – A Step Closer Away from the Sea

 Sailor Ghost - A Step Closer Away from the Sea

 – Tracklist –
 01. Thank You, That’s All I Ever Wanted
 02. I’m Sorry this Wasn’t Enough
 03. But My Insecurities & Inadequacies Still Haunt Me
 04. Now Every Night You Go to Sleep Alone, Searching
 05. M Y R A C L E 美しさ



 - 05. M Y R A C L E 美しさ


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 Release Date : 2015.05.26
 Label : Not On Label

 Keywords : Ambient, Chipsound, Cloud Rap, Electronica, Melodic, Sad, TrillWave.


 Related Links :
  ≫ Sailor Ghost on bandcamp
  ≫ i’m upset on SoundCloud / on bandcamp


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アメリカはフロリダ州、セントピーターズバーグのトラックメイカー、Sailor Ghostの作品です。これが最新作ではありませんし、すでにこの名義での活動は終了している様子です。現在は i’m upsetの名前でSoundCloudやbandcampも持っていますし、そちらでリリースも行っています。そちらも決して悪くないんですが、ちょっと音作りがストレートになりすぎている気がして、どちらか選べと言われたら、私はコチラの方が全然好きなのですね。

ひとつ前に書いたricrdoもSad musicですが、このSailor Ghostもそう。少なからず共振する部分はあると思います。キラキラ、モコモコとした電子音の奔流と、Hip-Hop/Trap経由のビート。いわゆるCloud RapやTrillWaveとは異なるのかなあとも思うのですが、でも聴いているとこのBleepyでシンセな調子とチキチキとしたビートは、おそらくその方面から影響を受けているだろうと推測します。

2015年9月リリースの“House on the Rocks”が、Sailor Ghost名義の最後の作品になるかと思いますが、その時点でi’m upsetにつながるものが現れているように感じます。ピアノを主軸にした音作りや、ミニマル感の強さ、音のシャープネスなどが、ところどころ感じ取れます。だからi’m upsetは直線的なイメージなのだと思います。Sailor Ghost名義の作品のよいところは、展開がドラマチックなところなのです。短いフレーズを反復する気持ちよさというのもモチロンありますが、感情性を持った大きな波というのはそれでは演出しにくい。Sailor Ghostは、Chipsound(かどうかハッキリしないけど)やシンセ、ストリングス、雅な楽器音、台詞のサンプリングなどを用いて、メロディなりエディットなり音の重ね方なりで、随所でドラマを作り出すのです。

とかいっておいて、いっとう好きなのは、けっこうな強さでミニマルな‘M Y R A C L E 美しさ’なんですが、別にいいですよね? 雪がシンシンと降り積もるように、淡々と降りてくる電子音の粒、その狭間で鳴り渡るピアノ。memory cardsもそうですけれど、こういうキラキラしてて、それでいて悲しい音楽、大好きです。そこに心を解き放つたび、泣きそうになります。人生はきっと手に入れるものより失くすモノの方が多いんじゃないか。だから失くしたものに気を取られることが多いんじゃないか(いや暇なだけだろとか言わないでくださいネ)。

この作品が一番キラキラしてるように思えて好きなんですが、他の作品もおしなべて素敵なので、少しでも気にかかった人はbandcampへゴーですよ。SoundCloudでは一部VaporWaveなトラックも披露しています。



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