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MEISHI SMILE – Blank Ocean [shh019]

 MEISHI SMILE - Blank Ocean [shh019]

 – Tracklist –
 01. Blank Ocean





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 Release Date :
 Label : Secret Songs

 Keywords : Dream, Electronic, J-Pop, Post-Pop, Shoegaze.


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ホントにこの人はハズさない人だなあ、というのが第一の感想です。実際どちらから声をかけたのか分かりませんが、MEISHI SMILEのシングルがRyan Hemsworth(ライアン・ヘムズワース)の運営するポップレーベル、Secret Songsからリリースされると知ったとき、そう思いました。レーベルのコンピレーション“shh#ffb6c1”は大きな反響を呼びましたし、広いフィールドで活躍、注目されているRyan Hemsworthと関わることで、MEISHI SMILEに対する注目度もがぜん上がることでしょう。実際たとえばSoundCloudで見ただけでも、これまでのどのトラックよりも、この“Blank Ocean”に対するリアクションは大きいように思います(公開4日ほどで再生回数は2万回を突破しているし、Likeも800を超えている)。

トラックの方はどこか雅な旋律が印象的なイントロからはじまる、安定のDigital Shoegaze/Popになっています。この雅ってところでは、ZOOM LENSのコンピレーション“Untitled”に収録されていた‘Seoul’や、Orchid Tapesからのコンピレーション“Boring Ecstasy”収録の‘Sincerity’に通じる聴取感もあります(ベクトルは違うように思いますが)。聴いて一発目で変化を感じたのが、冒頭で使われているBreakbeatです。少なくとも音源では、これまでほとんどこういったブレイクって使ってなかったような気がするんですが、いきなり頭でカッコよくかましてきたのが新鮮でした。初期のころから比べるとビートの作り方にだいぶ変化が感じられて、この辺りはライヴ活動からのフィードバックもあるのかもしれませんね。これまでのどのトラックよりもアッパーという言葉が似合う、勢いのあるトラックになっていると思います。

あとはウタモノに寄せてきてる気配が、前作の“STARS”あたりから漂ってきてます。“SYNTHETIC GIRL”あたりではまだヴォーカルもしっかり“ヴォーカル”として聴こえていますが、“LUST”のころは確かに声だってのは分かるし、歌詞もついてるんだけど、歌詞を聴かせるためのヴォーカルとしてはほとんど機能してませんでした(それをいったらメチャPopなウタモノ‘Pond’があるじゃないかって声もありましょうが、あれは私の中では、MEISHI SMILEというよりは彼のヴォーカル・プロジェクトだと捉えてます)。

それが“STARS”あたりから歌を歌として聴かせる方向に来てる、気がします。もっと突っ込むと、たぶん“STARS”と、今作“Blank Ocean”はミックスをどちらもRob Duffy(Cyclops Rock)が行っていると思うんですが、彼の音作りが歌を聴かせるスタイルなのかもしれません。個人的にはMEISHI SMILEはポップ・メイカー、メロディ・メイカーだと思うので、歌を入れるんであれば、ドンドン前に出してほしいですね。まだ足りないくらいだと思ってます。確かにあんまり前に出しちゃうとMEISHI SMILEっぽくないのかもしれないけど(と感じるということは、それほどに彼のサウンドスタイルが確立されてきているということかもしれません)。

ということで、ビートの作り方や歌の聴かせ方に変化が感じられるようになった今作、わずかワントラックですが、MEISHI SMILEのネクストステージを期待させるのに十分すぎる傑作シングルです。ファンはマスト(当たり前)。あと関係ないけど、このタイトルってFrank Oceanを意識してるんでしょうか? 考えすぎか。



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