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Spazzkid – Singles (2010​-​2012)

spazzkid - Singles (2010​-​2012)

 – Tracklist –
 01. Candy Flavored Lips
 02. Touch
 03. Get Me Outta Here
 04. (I Go) Barefoot (Demo)
 05. Baby Come Back (Player Cover)



 - 01. Candy Flavored Lips


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 Release Date : 2012.11.21
 Label : BuwanBuwan Collective

 Keywords : Ambient, ChillWave, Electronica, Hip-Hop, Pop, Vocal.


 Related Links :
  ≫ Spazzkid.com
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フィリピンのElectronic musicを紹介する、ミュージック・コレクティヴ/プラットフォーム、BuwanBuwan Collectiveより。フィリピン出身、アメリカ在住のミュージシャン、SpazzkidことMark Reditoの作品がリリースされています。これまでにBuwanBuwanを通じてもリリースがありますし、そのほかにもbandcamp上で複数のリリースが行われています。

タイトルどおり、2010から2012年に作られたトラックたちが収められているようです。もともとSoundCloudで公開されていたトラックも含まれているので、熱心に追いかけていた人には目新しさはないかもしれませんが、こうしてコンパイルしてもらえると入手しやすくなりますので、その点ありがたいことは確かです。

ChillWave/Hip-Hopのスタイルを軸にした、PopなElectronic musicが彼の持ち味。M-1や2では女性ヴォーカルをフィーチャーして、かなりPop musicに接近したウタモノを聴かせてくれます。アトモスフィリック、ドリーミィな空間の中を浮遊するレイヤー状のヴォーカルが午睡を誘うM-1、Mariah Careyの‘Touch My Body’を再解釈したというPopなM-2(途中で一瞬だけ、原曲が挿入される)を通過したあとに、ひときわAmbientなM-3がやってきます。温かみのある厚い層の中を泳ぐ電子音、鍵盤の音色、ゆったりとしたビート。休日の午後のひととき、とでもいうような、とてもピースフルな時間が流れます。

ちょっとだけダークでルーズなデモ・トラック、M-4のあとは、PlayerのCoverでラストを飾ります。この‘Baby Come Back’、Electronicかつテンポアップした背景の中に、懐古的なフィーリングが落とし込まれている、味のあるカヴァーです。彼は他にもSoundCloudでMemoryhouseの‘Lately’に対する大胆なリミックスも公開しているので、気になる方はそちらもどうぞ。

YouTubeで観れる、日本のCMにおける着物姿の女優陣を並べた、チル・ウェイヴィー/レトロフューチャーなビデオ、‘Kokeshi Doll’も面白いです。今作には収録されていませんが、下に動画をはりつけておきます。ご堪能ください。“I LOVE JAPAN”の文字で締めくくられる部分もそうですが、どこか日本への愛着を感じさせるミュージシャンです。新作が出たら是非聴きたいですね。


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Spazzkid – Kokeshi Doll



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